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『何かはあるけど、何も起きない。』針山著

¥800 税込

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女7人が一軒家に暮らす日々。配偶者の他界、パートナーのくも膜下出血、子連れの離婚。大事件があらかた終わった我々のところに次にやってきたのはCOVID-19だった。2020年4月1日から、2021年3月31日までの日記。

おそらく東京西部に暮らすわたし(針山さん)と、一緒に暮らす女性7人の生活を淡々と描写した日記。店主Sも同じくシングルマザーなので、ピアノや公文、歯医者さんに通う子どもたちの様子がありありと目に浮かび楽しく読みました。6年前の『暮らしの手帖』に載っていたカレーのレシピ、知りたいです!

大変なこともあるし、時には落ち込むこともあるけれど、日々はすぎゆく。なぜか読了後、『赤毛のアン』に出てきたブラウニングの「なべて世は事も無し」という一節を思い出しました。普通の生活にこそ、幸せがある気がします。

A5サイズ、176ページ

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