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新刊ZINE『ケルベロス・セオリーZINE』
¥600
2021年に当時愛知県立芸術大学に在籍していた3人が、各自の作品の根底にあるフェミニズムやクィア理論について、話したり深めたりする環境が周りにないという問題意識から始めた展示がきっかけで発足したアートコレクティブ「ケルベロス・セオリー」。 そのら2021年の展示に際して制作したもので、「セーファースペース」が社会運動の場から出てきたことや、その考え方などを紹介したうえで、展示に関わった人それぞれが場所について考えることというテーマで寄稿している。 付録として、内容の音声読み上げのリンク付き。 「セーファースペース」について参考文献なども交えて紹介。 フェミニズムをテーマにしたプレイリストを掲載したペーパーも付属している。
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新刊ZINE『ケルベロス・セオリー 記録集』
¥1,200
2021年に当時愛知県立芸術大学に在籍していた3人が、各自の作品の根底にあるフェミニズムやクィア理論について、話したり深めたりする環境が周りにないという問題意識から始めた展示がきっかけで発足したアートコレクティブ「ケルベロス・セオリー」。 その2021年から2021年の活動をまとめた記録集。 「セーファースペース」の考えに基づいて、読書アクセシビリティの取り組み(冊子の内容を音声で読み上げたデータを作成し、そのデータにアクセスできるための展示印刷をしたカード、各展示会場や作品を、アクセシビリティの観点から振り返るページ)を盛り込んでいる。
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新刊ZINE『B面の歌を聞け Vol.4』
¥990
太田明日香さんの本を作るレーベル「夜学舎」の雑誌。 世の中の主流がA面ならその裏側はB面。 B面スピリットを忘れず消費社会をサバイブするためのヒントを提案します。 Vol.4の特集は「ことばへの扉を開いてくれたもの」 「自分のことば」を獲得するとはどういうことか、について考えます。
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新本『詩集 女たちへ Dear Women』中村純著
¥1,100
京都市在住の詩人、中村純さんが2017年に刊行。女性をテーマにした詩集。 Kaninで閲覧用としておいていたところ、どうしても欲しいという方がいらっしゃった作品です。母から子へ、娘から母へ、女から女へなど美しい言葉で紡がれたたくさんの詩が収められています。 告白するのも恥ずかしいのですが、店主S、子を産むまでは「はー世の中どうでもいいわ。自分が死んだら終わりやし」というシニカルかつ退嬰的で厭世的な考えでした。が、子をもってみて一変。自分の子だけでなく、すべての子どもたちがおなかいっぱい食べて幸せに暮らしてほしい、そのためには世の中をよりよくしないと、と思うようになったのです。悲しいほど陳腐でクリシェ、しかしこれが偽らざる気持ち……。 そんなわけでこちらの詩集でも、最初の2篇がぐっと胸に迫ってきました。そしてもちろん、友によびかける詩も素敵です!
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新刊『韓国フェミめし 光州とヴィーガンを巡って』ハンガン・ヴィーガン
¥880
フェミニズムや福祉に関する書籍を中心とした書店、本と喫茶 サッフォーさんのZINEレーベルから『韓国フェミめし 光州とヴィーガンを巡って』が届きました! つくば在住の日韓クィアカップル「ハンガン・ヴィーガン」による、韓国料理をヴィーガンで楽しむレシピzineです。 レシピはもちろんですが、お二人のヴィーガニズムに対するエピソードや思い、そして韓国インディープレイリストなどのページもあり、店主©︎(セソニョン好き)うれしかったです!
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新刊『Call If You Need Me: feminism, sexuality, care』
¥2,200
SOLD OUT
バンド「Laura day romance」の井上花月さんと「BROTHER SUN SISTER MOON」のボーカル、惠愛由さんとで2021年から配信しているPodcast「Call If You Need Me」(https://linktr.ee/homealonediary)のZINE。 「フェミニズム」「セクシュアリティ」「ケア」というテーマを設定し、そうした内容について対話している過去回を文字でアーカイヴするような本になっています。 「私とフェミニズム」、フェミニストが一枚岩ではないこと、ジェンダーの話題を友達とどうやって話すか、男性学、「恋と愛と性はばらばらたりうるか」、新しいパートナーシップのあり方 etc... フェミニズムについて考える時に引っかかる話題が満載で、共感&新しい気づきが得られる内容です。オールカラーで装丁も素敵。(店主C)
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新刊『たたかうひっこし』 文・写真 UNI イラスト 唐澤龍彦
¥900
SOLD OUT
文芸ユニットるるるるんメンバーUNIさんによる、引越が決まってからの約半年の怒涛の記録。 引越という実際にこなさないといけない物事の間で揺れ動く感情が、大切に精密に描かれていて、うんうんと相槌を打ちながら読みました。(店主c) パートナーの転職をきっかけに 北海道へ引越すことになった「わたし」。 終わりが近づく放課後児童会の仕事。 迫りくる「るるるるん」入稿。 溢れ出る本の山。 転がる頭痛薬。 本州から北海道はこんなにも遠い。 2023年7月9日発行 サイズ:148×106mm 全106ページ
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新本『女のくせに』中平文子著 大阪工業大学知的財産学部水野研究室 編
¥800
SOLD OUT
中平文子が新聞記者時代に寄稿したものをまとめた自伝小説です。女性新聞記者として体験したエピソードや、新聞記者になるまでの紆余曲折が12章の短編に収められています。離婚し子どもを捨て、女優の道へ、そして新聞記者へと自由奔放に生きた彼女の半生をお楽しみください。 中平文子 1888年生まれ。女学校を卒業後、東京へ。お見合いの相手と結婚し、3人の子どもをもうけるが自由を求めて離婚。女優の卵を経て、当時としては珍しい女性新聞記者に転身。潜入レポで名を馳せた。 その後は数々の男性と恋愛や結婚・離婚を繰り返す。のちに武林無想庵と結婚しパリへ。痴情のもつれから元愛人に拳銃で襲撃され「世紀の妖婦」としてパリのメディアを賑わせた。 ※2024年4月〜 価格が変更されました。
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新刊『B面の歌を聞け Vol.3』 夜学舎
¥990
SOLD OUT
太田明日香さんの本を作るレーベル「夜学舎」の雑誌。 世の中の主流がA面ならその裏側はB面。 B面スピリットを忘れず消費社会をサバイブするためのヒントを提案します。 Vol.3の特集は「歩く、走る」。 この中に、店主©︎の友人でありKaninのロゴを作ってくれた茂木美月さんが寄稿しています。 彼女は以前「のがけ」ということをしていました。 誰のものでもない(はずの)土地を歩き回りながら話す 誰のものでもない(はずの)土地でお茶を飲みながら話す という活動で、店主©︎はよくそれに参加していました。 自分の足で移動し、そこに現れる景色を見て、頭に浮かんだことを話す。時には一つのテーマについて意見を出し合う。語り合う。 それがどんなエンタテインメントよりも楽しく興奮したことを覚えています。 今の自分の世界の見方や価値観はほぼこの頃に作られたと思う。 この号にはおそらくそんな創造的な‘移動‘に目覚めている人たちの、興味深い文章が詰まっています。 表紙/カラー・本文/一色刷り、32ページ、A5判
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ZINE『この街でいちばん悲しくて怒っているブラックガールのわたし』ロビン・スミス著、おかもとふみ訳
¥1,100
SOLD OUT
2021年、クラウドファンディングにより、Black Josei Pressより出版されたロビン・スミスによるコミックZINE「The saddest angriest black girl in town」を翻訳。 白人だらけの街である時期をすごしたスミスの心のうちが描かれた、エモーショナルな作品。ラフスケッチのようなドローイングの筆致と手書き文字が印象的。日本語版特典として、ロビン・スミスへのショートインタビューも掲載。 表紙:カラー+トレーシングペーパーにモノクロの二重構造 本文:40P(モノクロ) 発行:Twin Palace Press 絵と文:ロビン・スミス 翻訳:おかもとふみ
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『何かはあるけど、何も起きない。』針山著
¥800
SOLD OUT
女7人が一軒家に暮らす日々。配偶者の他界、パートナーのくも膜下出血、子連れの離婚。大事件があらかた終わった我々のところに次にやってきたのはCOVID-19だった。2020年4月1日から、2021年3月31日までの日記。 おそらく東京西部に暮らすわたし(針山さん)と、一緒に暮らす女性7人の生活を淡々と描写した日記。店主Sも同じくシングルマザーなので、ピアノや公文、歯医者さんに通う子どもたちの様子がありありと目に浮かび楽しく読みました。6年前の『暮らしの手帖』に載っていたカレーのレシピ、知りたいです! 大変なこともあるし、時には落ち込むこともあるけれど、日々はすぎゆく。なぜか読了後、『赤毛のアン』に出てきたブラウニングの「なべて世は事も無し」という一節を思い出しました。普通の生活にこそ、幸せがある気がします。 A5サイズ、176ページ
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『手癖で愛すなよ』犬飼愛生著
¥1,870
詩集『stork mark(ストークマーク)』(モノクロームプロジェクト出版 2018年)で、第21回小野十三郎賞(詩集部門)を受賞した詩人/エッセイストの犬飼愛生さんによる新詩集。 店主S、詩には畏怖の念を抱いています。高校時代に銀色夏生ブームがあり、ほんのちょっぴり乗っかってみたものの、詩を理解するには至らず……。 が、愛してやまない作家たちは、ほぼ全員が「詩」をいつくしみ詩作もしているのです。金井美恵子さんは小説と並行して現代詩の創作をされていましたし、町田 康さんも詩集を出版している。デンマークの作家、トーヴェ・ディトレウセンは詩人としてデビューしました。 そういえばデンマークの語学学校では、先生が「ジャーナリスト? あの人たちって締切に追われて書き飛ばすから、時々めちゃくちゃな文章あるよね。本当に言葉を考えて選んでいるのは詩人だよ」と言っていました。 新たな目で犬飼さんの詩集を読んでみると、内容はもちろん、言葉の響きの美しさ、楽しさ、面白さにも目を見張ります。ねこを飼いたいがテーマの詩、かわいくて楽しくて大好きです。 発売日 2023/08/25 出版社 七月堂 収録 21遍 表紙・題字 寺田マユミ
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『FROM THE HELL MAGAZINE volume.2』
¥1,200
SOLD OUT
性別二元論、家父長制、異性愛規範に支配された社会で、シスでもヘテロでもないフェミニストの作者、文乃さんがこの「地獄」に抵抗し、「ここにいる」と差別に掻き消されないよう声を発信する。というコンセプトで作られた、エッセイや生存の記録としての自撮りを主な内容としたZINEのvol.2。 テーマは「絶対に生き延びてやる」。 vol.1と合わせてどうぞ!
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『FROM THE HELL MAGAZINE volume.1』
¥800
SOLD OUT
性別二元論、家父長制、異性愛規範に支配された社会で、シスでもヘテロでもないフェミニストの作者 ayanoさんがこの「地獄」に抵抗し、「ここにいる」と差別に掻き消されないよう声を発信する。というコンセプトで作られた、エッセイや生存の記録としての自撮りを主な内容としたZINEです。
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新刊『言葉の地層』太田明日香著
¥1,980
SOLD OUT
『愛と家事』著者の太田明日香さんが、2015年から2017年までのカナダ暮らしを描いたもの。英語のしゃべれない主婦として移民し、地元の英語教室に通ったり、八百屋でアルバイトしたりするなかで、日本語教師を目指そうとするまでを描いています。 人は言葉とともに生きていきます。 その厚みは人生とともに変わりゆきます。 これから私はどんな言葉の地層を積み上げ、 どんな声を生み出すのでしょうか。 (『言葉の地層』本文173ページより) 目次 まえがき 一章 二〇一五年春 国境を越える あいさつ 宙ぶらりん 無気力 きゅうりを買う 話せない 言葉の鎧 私の声 二章 二〇一五年夏 言葉でつまづく 巡り合わせ よそ者という意識 東アジアの一員 マイノリティであること 言葉は音から 三章 二〇一五年秋〜冬 身近な世界史 多様性と居心地のよさ 読めない標識 第三の居場所 クリスマス明けの電話 四章 二〇一六年冬〜夏 霧の日 小さな一歩 春の訪れ 英語がペラペラ 呼びかける 楽しんで働く 私の居場所 五章 二〇一六夏〜秋 いくつもの言語の響きのなかで リンガフランカ(ルビ:共通語)としての英語 言葉は体験で覚えるもの 日本語学習者との出会い 日本語の外で 移民の子どもたち 名前を知って 言葉と居場所 誰かの居場所 六章 二〇一六年冬〜現在 メイクアメリカグレートアゲイン いつ帰れるんだろう 二〇一六年の大晦日 landing(ルビ:着陸) 他人ごととは思えない 言葉の地層 おわりに 参考資料 176ページ、四六判 白黒、カバーのみカラー
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新刊『るるるるんvol.4 ー付箋ー』
¥1,430
SOLD OUT
住む場所も年齢も仕事も境遇も特に共通点のない三人が、「お題」をもとに小説を書く文芸ユニットるるるるん。 vol.4のお題は「付箋」。 ひとつの言葉から発想し、三者三様の世界観をもった小説がどれもすごく面白いです。 旅行記「るるるるんは旅をする でも友達ではない」で描かれる三人の関係性に独特のシスターフッドを感じました。 唐澤龍彦さんの表紙や装丁も美しい、持っていて嬉しくなる一冊。(店主©︎) 2023年3月21日発行 四六判 全123ページ
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新刊 ZINE『ケイン樹里安にふれる』
¥1,320
昨年春にご病気で亡くなった社会学者ケイン樹里安さんにまつわるエピソードをまとめた追悼のZINE。「マジョリティとは気にせずに済む人々」などの数々の鋭い視点を残してきたケイン樹里安さん。彼のことをまだ知らない人も、このZINEを通して彼の視点や言葉にふれてほしいと企画されました。 収益はすべてご遺族に寄付されます。 全95ページ A5版