-
KaninのZINE『女ひとりで、生きる』
¥1,100
Kanin4冊目のZINE(新刊です)。 非正規雇用が多く、賃金も男性に比べると低い女性。「結婚しないのか」「離婚した人はかわいそう」「子どもを産まないなんて、老後はどうするんだ」という社会的プレッシャーもまだまだある中で、「女がひとりで生きていく」のは大変なことです。 それでも、ひとりで生きることを選んだのはなぜ? ひとりで生きると決めた理由、ひとりで生きていく中で感じたモヤモヤ、怒り、不安、喜び、希望などを描いたエッセイ集。
-
KaninのZINE『離婚って、ふしあわせ?』
¥1,100
Kanin初めてのZINE『離婚って、ふしあわせ?』。 離婚当事者、別々に生きていく選択をした両親を持つ人、親が再婚を決めた子、未婚の人……さまざまな背景を持つ13人が「離婚」について語ったエッセイアンソロジー。 A5版・64ページ <執筆者一覧(掲載順・敬称略)> UNI(うに) 井元あや(シスターフッド書店Kanin 店主©) ほんだな アヤ 犬飼愛生 イヌコ COOKIEHEAD バーヌ 市川桜子 うちねこ 若林理央 京極祥江(シスターフッド書店Kanin 店主S) 横田祐美子
-
KaninのZINE『私たち、氷河期世代』
¥1,100
Kanin2冊目のZINE『私たち、氷河期世代』。「氷河期世代」に属する人たち22人が語る人生の軌跡。文学フリマ京都出店にあわせて発売。 A5版・104ページ <執筆者一覧(掲載順・敬称略)> 橋本いくら 京極祥江(シスターフッド書店Kanin 店主S) tiny 葱山紫蘇子 ぽんつく オータ 桜庭紀子 大塚文 てまり ゴンタ 野田茜 板垣ちはる そよ 寺橋佳央 Maico ドタバタキャリぽん 伊勢村朱音 奏果 山内美佐 言来あさ 柳川麻衣 井元あや(シスターフッド書店Kanin 店主©)
-
KaninのZINE『シスターフッド書店Kaninができるまで』
¥1,100
シスターフッド書店Kaninの店主2人が小学校で出会ってから、ふたりで書店を開くまでにいたった経緯を語るZINE。ご要望におこたえして(?)、文学フリマ京都出店にあわせて発売! B6版 68ページ
-
新刊『育児とキャリアの共存戦略: 女性医師26名が語るジレンマ構造』
¥2,178
「仕事を頑張りたいが、家庭でも手を抜きたくない」 「育児に集中したいが、一度仕事を離れたら復帰できるか不安だ」 「仕事のために家庭や子どもが犠牲になるのは避けたい」 「仕事を休みがちになったら、職場に迷惑がかかるだろうか」… 出産後、多くの女性が仕事と家庭のトレード・オフの問題に直面します。 常勤を続ける者、離職する者、復帰を選ぶ者/選ばない者… 彼女たちの育児とキャリアに影響を与えたものは、一体何でしょうか? 本書では、「女性医師」に焦点を当て、26名の当事者にインタビューを行いました。 「女性医師」という専門的な職種ながら、彼女たちがぶつかる問題は、現代の日本で働く女性ならば誰しもに共通するものです。 ハイキャリアな「医師」という仕事を選んだ女性でさえ、時には意にそぐわずキャリアを諦めることもある。 その事実の裏にこそ、個人の「努力」だけでは埋められない構造的な問題が横たわっています。 本書では、各個人の経験や考えのみならず、家庭や職場の環境、周囲の言動、本人のキャリアモチベーションにまで言及します。 ・過去、親や先生から女性のキャリアに関するどんな言葉をかけられてきたか? ・「女性である」ということで不本意な経験にさらされた過去はあるか? ・結婚後、本人や夫にジェンダーバイアス的な発言や行動はあるか? といった、本人や周囲の「解釈」の違い、そして、 ・どのような理由で仕事を選び、どのようなキャリアパスを歩んだか? ・家庭や職場に働きかけたか?どのように行動を起こしたか? ・家庭や職場は子育てに協力的だったか? その「解釈」と実際の行動の関わりを、語りの中から取り出して分析します。 時に根性論や理想論に陥りがちな「育児とキャリア」の領域に切り込み、その構造的な問題を明らかにする。 働く女性だけでなく、働く男性や家族、部下を持つ管理職や人事にまで読んでいただきたい一冊。
-
新刊『同性婚の夜明け前:「婚姻の自由」をめぐる訴訟と争点』(澤田 省三著)
¥1,980
すべての人が結婚を選べる社会に向けて、司法は何ができるのか ついに最高裁判所に委ねられる、2019年に始まった「結婚の自由をすべての人に」訴訟。結婚できないという現実は、憲法上の人権侵害にあたるのか——「婚姻の自由」「法の下の平等」「幸福追求権」を問うとともに、世論、法曹界、政治、そして国際社会の動向を重ね合わせて描き出す、同性婚の現在地。 ●目次● 序章 LGBT理解増進法とは何か 第1章 性的マイノリティをめぐる4つの最高裁判決 第2章 同性婚問題の理解のために 第3章 パートナーシップ制度から同性婚へ 第4章 世界はどのように同性婚を認めてきたのか 第5章 日本の各界における同性婚法制化への対応 第6章 婚姻平等をめぐる憲法の争点 第7章 同性婚訴訟における地方裁判所の判決を読み解く 第8章 同性婚訴訟における高等裁判所の判決を読み解く 第9章 同性婚訴訟と司法 第10章 「憲法の変遷」から捉える婚姻の自由
-
新刊『わたしを夢に見てください』(キム・メラ著、吉良佳奈江訳)
¥2,420
SOLD OUT
女性であること、レズビアンであること、信仰と家族、植民地の記憶、そして生と性の解放—— 死後もなお恋人の夢に寄り添おうとする女性や、韓国で妊婦が見るとされる「胎夢」を描き、幻想の光をまといながら鮮やかに映し出される現代韓国の姿。 2024年「若い作家大賞」を受賞し、いま韓国で最も注目を集める新世代の作家キム・メラによる、〈夢から始まり、夢で終わる〉クィア短編集。
-
新刊『ペンと剣 増補新版』(エドワード・W・サイード デーヴィッド・バーサミアン著、中野真紀子訳)
¥2,530
パレスチナの闘う知識人・サイードの入門書を復刊! 和解と共生をあきらめない思想をわかりやすい言葉で伝える名インタビュー集 分断が進む世界への絶望に抗うために 広い視野で希望を見出すサイードの思想 西洋中心の価値観に異議を唱え、アカデミズムの枠を越えて政治に声を上げた人物像を浮かび上がらせる、サイードをこれから読む人にも最適な一冊。西洋の視点を通して表象されたアラブ・イスラム世界のステレオタイプを、西洋が支配に利用してきたことを論じ、権力と知識の関係を問い直す古典的名著『オリエンタリズム』。西洋の文化や文学が植民地支配や帝国主義と深く結びつき、権力構造に奉仕してきたことを分析する『文化と帝国主義』。自著をわかりやすい言葉で語り、パレスチナ問題に通ずる世界の構造を広い視野で捉え「和解と共生」への道を示すインタヴュー集。 「パレスチナという理念は、他者との共生、他者の尊重、パレスチナ人とイスラエル人とが互いに相手を認めるという理念である」
-
新刊『幸福の約束』(サラ・アーメッド著、井川ちとせ訳)
¥4,400
幸福は、私たちに何をもたらすものなのか 「あなたに幸せになってほしい」「あなたの幸せはわたしの幸せ」…… この幸せという言葉の裏にうごめく、いくつもの「期待」の正体とは――。 フェミニズム、クィア、反人種差別主義、社会主義や革命の歴史から、感情の政治を描写し、「幸福であること」と「不幸であること」のかたち、そしてそれらを別の仕方で見る道を照らし出す。 西洋古典哲学から情動理論までを渡り歩き、「幸福」の系譜学を提示した 各界絶賛の哲学書ベストセラー!
-
新刊『イラストで出会う 女性たちのいる美術史』(李君棠・文、垂垂・絵、多田麻美訳)
¥3,300
SOLD OUT
なぜ偉大な女性芸術家は「いなかった」のか? アルテミジア・ジェンティレスキ、マリア・ジビーラ・メーリアン、葛飾応為、ベルト・モリゾ、フリーダ・カーロ、リー・クラスナー、ルイーズ・ブルジョワ…… イラストとマンガで学ぶ、23人の語られなかった「美術の物語」。 ルネサンス、バロック、浮世絵、印象派、バウハウス、シュルレアリスム、現代美術まで── 本書は美術の歴史における重要な出来事や潮流を解説しながら、13世紀から現代にいたる23人の女性芸術家の歩みをたどり、これまでの美術史の「もう半分」とも呼べる世界を浮かび上がらせます。 「北斎の娘」とは、「マネのミューズ」とは、「ロダンの恋人」とは、「ポロック夫人」とは、誰だったのか。 男性の名前の影に隠されてきた女性たちを、ひとりの芸術家として見つめ直し、それぞれが驚くべき創造へと至った軌跡を明らかにします。 本書はまた、美術史家リンダ・ノックリンの立てた問い「なぜ偉大な女性芸術家はいなかったのか?」に対して、個々の芸術家の背景を踏まえて応答します。 女性たちを「美術の物語」から退けてきた社会の構造や制約を、フェミニズムの視点から解き明かしています。 豊富なイラストとマンガで、世代を超えて楽しめる、新しい美術史入門。 あなたの世界を広げ、知的好奇心を刺激し、ときには勇気づけてくれる一冊です。 【本書に登場するおもな女性芸術家】 カタリナ・ファン・へメッセン ソフォニスバ・アングイッソラ ラヴィニア・フォンターナ アルテミジア・ジェンティレスキ ユディト・レイステル ラッヘル・ライス マリア・ジビーラ・メーリアン アンゲリカ・カウフマン 管道昇 文俶 葛飾応為 ベルト・モリゾ メアリー・カサット カミーユ・クローデル マリアンネ・フォン・ヴェレフキン マリアンネ・ブラント レオノーラ・キャリントン フリーダ・カーロ タマラ・ド・レンピッカ リー・クラスナー ジョージア・オキーフ アイダ・オキーフ ルイーズ・ブルジョワ
-
新刊『共依存とケア』小西真理子 著
¥2,860
ケア・治療の相手のことを私たちはよくわかっているのだろうか。その愛憎、悲哀、そのつながり、しがらみ、その生きざま、ドラマを。本書に裁きや傍観はない。本書には批評と臨床がある。 ——小泉義之 家庭内トラウマや共依存問題を抱えた人をめぐる物語には“あわい”の感情と感覚がひしめいている。そこには、悲しみと喜び、苦痛と快楽、嫌悪と愛情が交じりあい、「正しさ」ではわりきれない“生”を肯定しようとする声が響いている。“応急措置”をほどこしながら生き延びる人たちの「もうひとつの声」を届ける一冊。 ——小川公代 line2.gif [目次] 序章 ふるいにかけられる声を聴く 第I部 依存の傍らで——親と子・友人・セラピスト 第1章 親をかばう子どもたち——被虐待経験者の語りを聴く 第2章 共依存と友人関係——悩みの共有先としての身近な存在 第3章 共依存の「インタビュー」——薫さんの語りを書く 第4章 共依存とカップルセラピー 第II部 共依存と物語——救いの手か、破滅への道か 第5章 私は被害者ではない——『Saving Mr. Banks』、『流浪の月』が問いかけるもの 第6章 ただ安堵したいだけ——金原ひとみの短編集『アンソーシャル ディスタンス』を読む 第7章 来たるべき破滅、魂の結合——少女たちの心のよりどころとしての嶽本野ばら作品 第8章 赦しの与え手としての他者への依存——ドラマ版『白夜行』における共生関係の内実 第III部 共依存とケア——愛と執着のはざまで 第9章 語りという暴力、聴くことの喜び——ヤングケアラーとプラケイター 第10章 共に住まう母と息子——人間関係におけるラベルと解釈を超えて 第11章 愛がたどり着く場所——「母親」から「バイスタンダー」へ 終章 規範の外の生と〈倫理〉——共依存者への評価をめぐって 補論 臨床哲学研究室と〈私〉——拝啓、鷲田清一さま あとがき/参考文献/初出一覧
-
新刊『仕事文脈vol.27』
¥1,320
特集1 売る、買う、悩む 億万長者だったらと妄想する お金なんか消えた社会を夢想する どちらでもない現在地から 買ったり、売ったり、買わなかったり 安いと助かるけどズルしたくない ほかの人のやり方も知りたい 悩み続ける「売る」と「買う」のいろいろ 消費的な消費と、投資的な消費 ヤマザキOKコンピュータ 倫理はトリミングすればいい 呉樹直己 イスラーム文化から私たちの損得勘定思考を見直す 長岡慎介 ちょっとマシなうちらの買い物 オーガニックショップから 暴力や搾取に関わらない買い物の輪づくり 赤塚瑠美さん 自分のお金が虐殺に使われたくない ボイコット商品の動画をInstagramで発信 カワナイさん アップルストア前でスタンディングデモ コンゴ戦争に無知なまま紛争鉱物を消費する私たち もずさん ヴィーガンとして「反搾取」を実践 社会に溶け込んだ構造や加害性に問いを持つ chiharuさん アンケート企画 売るとき、買うとき、これいらなくない? 何を買って、どう生きる? リアリティのある人生の設計図を考える 「みんなで生き残る」ためのインフラを 「独立出版者エキスポ」実行委員会インタビュー 特集2 ユーモア作戦 今って何が面白いんだろう? もう笑えないネタがある 笑い飛ばさないとやってられない現実がある 誰かの足を踏むかもしれない 誰かとつながるきっかけになるかも 傷つきにも、気づきにもなるから ユーモアの作戦を練る ユーモアクリエイティブ 奥田亜紀子 タイトル笑いを当事者の手に取り戻す。東海林毅監督に聞く、クィアなコメディ映画の作り方 ユーモアでレジスタンスする サミー・オベイドのスタンダップコメディ現場レポート アンケート企画 今、何見て笑ってる? 笑えなかったもの編集部座談会 ユーモアクリエイティブ momoboo ◎連載 文脈レビュー 漫画/講演/本/展覧会 文脈本屋さん TOUTEN BOOKSTORE 「聞く」という仕事 辻本力 40歳、韓国でオンマになりました 木下美絵 無職の父と、田舎の未来について。 さのかずや 虹色眼鏡 チサ 男には簡単な仕事 ニイマリコ 仕事文脈コラム ほか
-
新本『もうひとつの声で──心理学の理論とケアの倫理』(キャロル・ギリガン著、川本隆史・山辺恵理子・米典子訳)
¥3,300
フェミニズムに画期をもたらし、〈ケアの倫理〉の原点とされる名著の増補版を完訳。女性の道徳発達を低く見積もってきた、主流派心理学の男性中心主義を剔抉、「目の前の苦しみを和らげ、誰ひとり取り残されてはならない」と命じる〈ケアの倫理〉の声を聴き取る。原題 “In a Different Voice: Psychological Theory and Women’s Development”
-
新刊『人間の声で ジェンダー二元論を超えるケアの倫理』キャロル・ギリガン 著 川本隆史・山辺恵理子・米典子 訳
¥2,970
『もうひとつの声で』初版から四十余年。〈ケアの倫理〉の首唱者がたどり着いたラディカルな新境地! ケアの倫理が発しているのは、〈もうひとつの〉声にとどまらず、ジェンダー二元論や家父長制の支配に抵抗し、全ての人びとの解放を志向する〈人間の〉声にほかならない。「不逞不遜な大胆さ」を奮い起こして、この世の不正義に抗おう――そう私たちに呼びかけてくる。 著者キャロル・ギリガンは第40回京都賞2025(思想・芸術部門)受賞。
-
新刊『エトセトラ VOL.14 特集:SRHR』福田和子・高井ゆと里 特集編集
¥1,650
特集:SRHR 私のからだは、私のもの。 この社会を、誰もが「私のからだ」を生きられる場所にする。 SRHR(セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス/ライツ:性と生殖に関する健康と権利)は、自分の体、性や生殖について、誰もが十分な情報を得られ、自分の望むものを選んで決められると同時に、勝手に決めさせないという「基本的人権」のこと。 1995年に北京会議(第4回世界女性会議)で、リプロダクティブ・ヘルス/ライツが採択されてから30年。しかし世界では、いまバックラッシュが吹き荒れ、日本でも少子化対策という名のもと、戦時のような「産めよ増やせよ」政策が進められている。すべてのひとのSRHRが実現されるために、私たちはこの現状とどう向き合い、抗い、行動したらいいだろうか。これまでの国による性と生殖の管理・抑圧や、支配に抗ってきた運動の歩みを知り、道筋を探る。寄稿、年表、読者投稿など。
-
新刊『2人は翻訳している』すんみ 小山内園子 著
¥1,980
翻訳とは、ことばとは、それが生まれる世界とは。 気鋭の韓日翻訳者2人がつむぎ合う、仕事、社会、人生。母語で書いたエッセイをお互いが訳した一編を二言語で収録。 チョ・ナムジュ、チョン・セラン、カン・ファギル... 話題の韓国文学の翻訳を次々手掛ける韓日翻訳者のすんみ、小山内園子。日本でも大きな話題となったイ・ミンギョン『私たちにはことばが必要だ フェミニストは黙らない』の共訳以来、仕事仲間として友人として固い絆で結ばれている2人。翻訳のために日々行っていること、ことばを生み出す背景を、それぞれの視点から綴ります。 文学作品を翻訳しながら、私は言葉の裏側(あるいは外縁)にあるものを見つめるような気持ちになります。 ーすんみ 最近気づきました。どの時間にも共通していたのは「翻訳」かもしれないと。 ー小山内園子 【目次】 はじめに Ⅰ. 2人は翻訳している 翻訳の戦慄と陶酔 小山内園子 一つだけの答えではなく、自分だけの答えを見つけていくという話 すんみ 翻訳者を友人に持つことの醍醐味 小山内園子 私の「オンニ」史 すんみ 参考書は『ガラスの仮面』 小山内園子 日本カルチャーという居場所 すんみ ロスト・イン・トランスレーション 小山内園子 しかたないという問題について すんみ 「今でもあなたは、わたしの光」 小山内園子 青山は私に、黙って生きるようにと言った すんみ 翻訳ができる体 小山内園子 世界へ踏み出すための、新しい地図 すんみ ささやかな「物語」に耳をすませる 小山内園子 新しい風景を求めて すんみ II. 두 사람은 번역하고 있다 2人それぞれの母語で書いたエッセイを、お互いに日本語、韓国語に翻訳しています 덧니와 오서방점 승미 八重歯とオ旦那ぼくろ 訳 小山内園子 できないこと、は個性になる 小山内園子 ‘못 하는 것’도 개성 訳 승미 おわりに
-
新刊『ほんのかすかな光でも』(チェ・ウニョン著、古川綾子訳)
¥2,200
手をのばし、すれ違う、 二人に差しこむひとすじの光。 人間関係の感情の機微を卓抜した力で描くチェ・ウニョン。 〈書くこと〉を使命とする強い意志。問い直される女性への差別。 【収録作】 大学で研究者を目指す私と女性講師を描く、表題作/基地村での女性殺害問題と校内誌編集部を描く、「役割」/雇用形態の異なる二人の車中での会話を描いた、「一年」/DV問題を扱った、「返信」/「夫と妻と子ども」という「一般家族」を超えた繋がりを描く、「種まき」「伯母さんへ」「消える、消えない」 2018年から2023年までに書かれた中短編全7編。
-
新刊『ファシストは未来を支配するためにいかに過去を改竄するのか』ジェイソン・スタンリー 著 森本奈理 訳
¥2,640
SOLD OUT
「歴史の抹消」があなたの教室にも……。優越主義的なナショナリズムの露骨な主張が、歴史教育に取って代わろうとしている。トランプ、プーチン、極右独裁主義が謀る人種・移民・集団殺戮など不都合な歴史の抹消、洗脳と情報操作、学校教育への干渉を、米国の言語哲学者が糾明する。 「歴史の抹消は独裁者を助ける。なぜなら、そうすることで独裁者は歴史を単一の物語、単一の視点として偽れるからだ。だが、いかなる視点も完全に抹消することは不可能だ。独裁者による歴史の抹消は教育を通じて−-−-つまり、特定の物語を学校教育のカリキュラムから追放したり、ひょっとすると、家庭内でもその物語を語ってはならないとしたりすることによって−-−-である」。 全米ベストセラーの前作『ファシズムはどこからやってくるか』で旋風を巻き起こした政治的アクティヴィストによる、警鐘と提言の書。「ファシズムの手口を暴き」、「民主主義を守るために、何を知り、どう抗うべきか」(五野井郁夫)、簡潔かつ読みやすい記述で極右独裁主義の策動を徹底検証。米国で大きな波紋を呼んでいる、「反ファシズム」入門。
-
新刊『上野さん、主婦の私の当事者研究につきあってください』(上野千鶴子・森田さち著)
¥1,870
SOLD OUT
命がけでキレた日から、 夫の態度が変わりました フェミニズムの第一人者と主婦のリアルが正面からぶつかる前代未聞の対話 家事、育児、夫との関係、ママ友社会 ─── 誰もが通り過ぎる日常の葛藤を、フェミニズムの視点で「当事者研究」してみたら、まったく違う風景が見えてきた! 社会学者にして日本を代表するフェミニスト・上野千鶴子と、三人の子を育てる普通の主婦・森田さち。 主婦が自らの人生を振り返り「なぜ私はいつも生きづらかったのか?」と問い、社会学者がそれに応答する。 幼少の頃から抱えてきた希死念慮、家庭のなかで感じた疎外感、学生時代の妊娠中絶、そのすえに得たパートナーによるモラハラ、ワンオペ育児の困難……。 主婦も、働く女性も男性も「自分の問題だ」と気づかずにはいられない。 笑って、泣いて、そして勇気がわいてくる、新しいフェミニズム入門にして、誰もが自分の生を問い直す一冊。
-
新刊『資本主義の敵』チョン・ジア 著 橋本 智保 訳
¥2,420
「ここに資本主義の真の敵がいる。 かつて社会主義を信奉した私の両親のことではない。 資本主義の動力である欲望を否定する者たちだ。」 純文学と諧謔的コメディが交錯するなかで実存的な問いを鋭く掘り下げた傑作短篇集。 発禁作『パルチザンの娘』でデビューし、『父の革命日誌』が韓国で30万部を超す大ベストセラーを記録した、孤高の女性作家の真骨頂。 〈両親の足跡をたどる『パルチザンの娘』によって一躍その名を世に知らしめた数年後、小説家としてデビューを果たしたチョン・ジアは、短編小説という形式の中で両親の記憶を掘り起こし、積み重ねながら、その存在論的な問いを求礼という土地と結びつけて描いてきた。彼女の過去の作品には自伝的な要素が色濃く反映されており、分断国家がもたらしたイデオロギーに苦しむ登場人物たちは、その連鎖から逃れることができず、むしろそれによってのみ自己の存在を証明しうるかのように描かれていた。求礼に暮らす隣人たちもまた、それぞれ異なる物語を抱えて生きている。他者の声に耳を傾けること、多様な存在のありようを見つめる眼差しこそが、この短編集に見られる変化なのではないか。——訳者〉 《たいていの読者は、チョン・ジアという名前から「パルチザンの娘」を連想するだろう。 気持ち? そんなものクソくらえだ。 私が生まれたとき両親はすでに年老いており、資本主義の死んだ敵にすぎなかった。 社会主義という四文字は私の人生の記憶に烙印のごとく刻み込まれ、その敵である資本主義に対しては並々ならぬ関心を持つことを余儀なくされたのだ。クソったれ。》 装画:イシサカゴロウ
-
新刊『帰りに牛乳買ってきて 女ふたり暮らし、ただいま20年目。』はらだ 有彩 著
¥1,540
SOLD OUT
《ふたりで楽しく暮らすことにしました、それも一生》。20年にわたる著者とルームメイトとの共同生活を描くコミックエッセイ。
-
新刊『「なむ」の来歴』斎藤真理子著
¥1,980
SOLD OUT
日本、韓国、沖縄、どこへ行っても本は木(なむ)で出来ていた。 ●概要 「三十代初めまでは身近に詩があった。だからこの本にもちょくちょく自分の書いた詩が顔を出す」。著者がこれまで生きてきた日本、韓国、沖縄で感じたこと、言葉にしたこと、詩で表現したこと。三点測量するように書いてきたエッセイを集大成。
-
新刊『ダンシング・ガールズ マーガレット・アトウッド短編集』マーガレット・アトウッド 著 岸本佐知子 訳
¥2,640
『侍女の物語』前夜のアトウッド 世界的作家アトウッドの初期短編集が待望の復刊。キャンパスで繰り広げられる奇妙な追跡劇(「火星から来た男」)、記者が陥る漂流の危機(「旅行記事」)、すれ違いから若い夫婦が深める孤独(「ケツァール」)、悩める医者の卵がある少女に向ける感情(「訓練」)、下宿屋で巻き起こる異文化をめぐる騒ぎ(「ダンシング・ガールズ」)など──アトウッドのぞくぞくするような「巧さ」が詰まった七編を収録。あからさまにではなく、ほんの少しだけ垣間見せるというやり方で、日常に潜む違和や世界の綻びが、複雑と混沌のままに示される。 「ことに「キッチン・ドア」で描かれる、形のない、だがはっきりと肌で感じる破滅の予兆は、のちの『侍女の物語』や〈マッドアダム〉三部作のディストピア世界の前日譚と見ることもでき、世界のあちこちで不穏な狼煙の上がる2025年に読むと、これを訳した当時よりずっと生々しい実感をともなって迫ってくる。およそ五十年前に書かれたにもかかわらず、これらの物語は少しも古びていない、どころか読むたびに「今」の物語として更新されつづける。そのことに何よりも驚きを感じる」(「復刊によせて」より)
-
新刊『AはアセクシュアルのA 「恋愛」から遠く離れて』川野芽生 著
¥2,310
SOLD OUT
この世はあまりに「恋愛中心」に回りすぎでは? 人と人との関係性のあり方は、ひとつひとつすべて違うのに。 小説家、歌人、文学研究者として活躍してきた著者が アロマンティック(無恋愛)/アセクシュアル(無性愛)として 生きてきた経験から考え抜き、怒りと祈りを込めて綴ったエッセイ。 「恋愛に興味がない」と言っても、周りは無理解だった。 「そんなはずはない」「まだ出会ってないだけ」「恋愛をすれば人生が変わる」。 心ない言葉を投げかけられ、恋愛の話を共通の話題であるかのように振られた。 ある時、「アセクシュアル」という言葉に出会い……。 社会の規範や同調圧力、「当たり前」を押しつけられて、 自由に生きられない、とモヤモヤしている人へ。 一人ではない。一人でもいい。「変えたい」と思ってもいい。 ここにある言葉がきっとあなたの助けになる。 大反響のウェブ連載「A is for Asexual」に、大量の書き下ろしを加え、待望の書籍化! 日本では前代未聞のアロマンティック/アセクシュアルの当事者によるエッセイ群。 恋愛は誰でもする自然なもの? 恋愛をする人だけが幸福なの? 友情より恋愛が「上」なのはなぜ? 圧倒的な思考力と筆力で、この社会に問う。 「みんなそうだから」と当たり前のように恋愛をしてきた人の 価値観を揺さぶり、大切な気づきをもたらす。いま必読の書。 アロマンティック(Aromantic)=どの性別の人にも恋愛感情が湧かない人。 アセクシュアル(Asexual)=どの性別の人とも性的なことをしたいという気持ちを持たない人。
