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新刊『ヴァージニア・ウルフ エッセイ集』ヴァージニア・ウルフ 著 片山 亜紀 編訳
¥1,980
「文学はだれの私有地でもありません。文学は共有地です。切り刻まれて国家に分割されていませんし、戦争はありません。自由に恐れずに侵入して、自分で自分なりの道を見つけましょう」 文学や社会におけるジェンダー、階層を超えた女性の連帯、空襲下で綴られた平和論……。 「ベネット氏とブラウン夫人」「病気になるということ」「ロンドン上空を飛ぶ」「女性にとっての職業」「傾いた塔」ほか、初訳を多数含む25篇のエッセイを収録。初期から晩年までウルフの思想をたどる、オリジナル・アンソロジー。
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新刊『明治を生きた男装の女医 高橋瑞物語』 田中ひかる 著
¥902
女性には閉ざされていた医師への道を切り開き、公許女医第三号となった後、三十七歳にしてドイツ留学も果たした高橋瑞。その生涯を描く。〈解説〉高尾美穂
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新刊『ディトランジション、ベイビー』トーリ・ピーターズ 著 吉田育未 訳
¥3,278
白人トランス女性リース。ディトランジションし男性として暮らすエイムズ。アジア系シス女性カトリーナ。不器用に生きる三人の、新しい家族の物語。NYT選定「21世紀のベスト100冊」 ★PEN/ヘミングウェイ賞受賞作 ★ニューヨークタイムズ選定「21世紀ベスト100冊」 ★全米批評家協会賞最終候補作 ★ラムダ賞最終候補作 ★女性小説賞候補作 性移行(トランジション)と赤ちゃん出産をめぐる 新しい家族の物語 ひとりきりでいることができずロマンチックな情事を追いかけるリース、 ディトランジションして父親になることを迫られるエイムズ、 悪夢のような離婚を経て妊娠したIT企業のアイデアエリート、カトリーナ。 それぞれの思惑が合致して交錯して背反する、その先にある新しい家族の形! 21世紀版『高慢と偏見』とも称される傑作長編。 「親であること」の伝統的考え方を、感情、そして実践からひっくり返す。 ——ニューヨークタイムズ・ブックレビュー 荒れくるう欲望と、その欲望のなかで格闘するわたしたちの生命力を描ききった。 ——ニューヨーカー 最高すぎて叫びたくなる。 ——カルメン・マリア・マチャド
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新刊『パレスチナ実験場 世界に輸出されるイスラエルの占領技術』アントニー・ローウェンスティン 著 河野純治 訳
¥3,960
イスラエルは、占領下のパレスチナを兵器や監視技術の実験場として利用し、それらを各国に輸出して世界の紛争・弾圧に加担している。秘密文書、貴重なインタビュー、現地取材を通じてベールに包まれた究極的な支配モデルの実態を暴き出し、イスラエル式のエスノナショナリズムが拡散しつづける恐るべき未来への警鐘を鳴らす。 解説=舩田クラーセンさやか
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新刊『ジェンダー平等世界一 アイスランドの並外れた女性たち』イライザ・リード 著 メディア協同組合アンフィルター 監訳
¥2,970
ジェンダー・ギャップ指数で世界1位を続ける小国・アイスランドに移住して大統領夫人を経験した著者が、自らの体験も交え、40人以上の“スプラッカル”(並外れた女性たち)の生きざまを綴る。同指数で下位に低迷する日本のジェンダー政策への示唆に富む好著。
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新刊『本を作るのも楽しいですが、売るのはもっと楽しいです。』金承福 著
¥2,420
大学の先輩が手書きで韓国語に訳してくれた吉本ばななの『キッチン』、茨木のり子の詩に重ねた民主主義への思い、ハン・ガンの初邦訳作品『菜食主義者』刊行の舞台裏――互いの国の物語をつないできた人々の情熱が、日韓文学の未来をひらく。出版社クオンの社長による、読むことへの愛と信頼に満ちたエッセイ!
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新刊『見知らぬ人を認識する パレスチナと語りについて』イザベラ・ハンマード 著 岡真理 訳
¥2,970
「その場にいない私たち、遠くからただ見守るしかない私たちは、これに耐えようと自分の感情を切り離すとき、どのように自分自身を深く損なっているのだろうか」 ジェノサイドが行われているガザ。そこには、人間を人間として見ないという認識の暴力が並走している。そうした認識が変わらないかぎり、暴力は続いていく。 小説は、私たちの認識が変わる瞬間を描いてきた。他者の光とともに、見えなかった現実が姿を現す。 パレスチナ系英国人の作家が、サイードを手がかりに、現在進行中の暴力を支える認識の転換の瞬間をうながす。他者を非人間化することで自分が人間であるとする植民地的認識が崩れることで、ともに抵抗し、ともに支えあうための行動を起こす道が開かれる。岡真理による解説「ホロサイドに抗して」を付す。
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新刊『多様な性を生きる LGBTQ+として生きる先輩たちに人生のヒントを聞いてみた』松岡宗嗣 著
¥1,694
世の中の「ふつう」に当てはまらない自分とどう向き合ってきたのか、性的マイノリティとしての生き抜き方を聞く。いま悩んでいる10代やその友だち、まわりの大人に向けて、LGBTQ+の声を届ける! 世の中の「ふつう」とされる性のあり方に当てはまらない そんな自分とどう向き合ってきたのか、性的マイノリティとしての生き抜き方を聞く。 いま悩んでいる10代やその友だち、まわりの大人に向けて、LGBTQ+の声を届ける一冊! 「ここから逃げ出したい……」 「みんなに合わせなきゃ!」 「ふつうってなんだろう?」 性的マイノリティに関する情報を発信している松岡宗嗣さんと、 さまざまな性のあり方を生きる8名との対談をとおして、 自身の性や社会との向き合い方に悩む10代へ生きるヒントを、 友だちや家族、教師へは性の多様性への理解を深める手がかりを届ける。 対談相手のみなさん ■大内アイミ SNSの総フォロワー数650万超の、4人組クリエイターグループ「午前0時のプリンセス」のメンバー。個人でも動画クリエイターとして多くの若者に支持されている。 ■木本奏太 登録者数約25万人のYouTube チャンネル「かなたいむ。」を運営。動画総再生回数は1億回を超える。著書に『元女子、現男子。』(KADOKAWA)がある。 ■中村健 大学や行政、企業などで講演・啓発活動を行なう。NHKよるドラ『恋せぬふたり』考証。また、当事者グループ「なかぷろ」を主催し、これまでに約500名の当事者が参加している。 ■西原さつき 「乙女塾」主宰。NHKドラマ10「女子的生活」出演・トランスジェンダー指導、映画『ミッドナイトスワン』脚本監修。著書に『女の子って魔法だよね』(厚有出版)。 ■中島潤 NPO職員としての勤務と並行し、大学や研修会などで「多様な生と性」をテーマに発信を続けている。 ■水上文 文筆家・批評家。著書に『クィアのカナダ旅行記』(柏書房)、『あなたのフェミはどこから?』(共著、平凡社)、などがある。 ■みたらし加奈 臨床心理士・公認心理師。カウンセリングルーム「神泉こころカウンセリング」所長。著書に『マインドトーク――あなたと私の心の話』『テイラー――声をさがす物語』(ともに、ハガツサブックス)がある。 ■森山至貴 早稲田大学文学学術院教授。専門は、社会学、クィア・スタディーズ。著書に『10代から知っておきたい あなたを閉じこめる「ずるい言葉」』(WAVE 出版)、『LGBTを読みとく――クィア・スタディーズ入門』(ちくま新書)などがある。
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新刊『押し付けられる結婚「官製婚活」とは何か』斉藤正美 著
¥1,980
「妊娠の適齢期は34歳まで」「熟女キラー」……。人を生殖の道具と見るような価値観が、国や自治体による結婚支援策の中でまかり通っている。公共政策としての「官製婚活」は、2013年以降急速に拡大してきた。官製婚活は何を目的に、どう進められてきたのか。その問題点を、現場への取材とともに検証する。
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新刊『裸足で逃げる 沖縄の夜の街の少女たち』上間陽子 著
¥968
それは、「かわいそう」でも、「たくましい」でもない。この本に登場する女性たちは、それぞれの人生のなかの、わずかな、どうしようもない選択肢のなかから、必死で最善を選んでいる。それは私たち他人にとっては、不利な道を自分で選んでいるようにしか見えないかもしれない。上間陽子は診断しない。ただ話を聞く。今度は、私たちが上間陽子の話を聞く番だ。この街の、この国の夜は、こんなに暗い。 ――岸政彦(社会学者) 沖縄に戻った著者は、風俗業界で働く女性たちの調査をはじめる。ひとり暴力から逃げて、自分の居場所をつくっていく──彼女たちの語った話は著者の手で書き起こされ、目の前で読み上げられ、自己の物語として了解されていく。沖縄の話であり世界の話でもある、比類ない調査の記録である。 カバー写真 上原沙也加(『眠る木』より) カバーデザイン 鈴木成一デザイン室
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新刊『育児とキャリアの共存戦略: 女性医師26名が語るジレンマ構造』
¥2,178
SOLD OUT
「仕事を頑張りたいが、家庭でも手を抜きたくない」 「育児に集中したいが、一度仕事を離れたら復帰できるか不安だ」 「仕事のために家庭や子どもが犠牲になるのは避けたい」 「仕事を休みがちになったら、職場に迷惑がかかるだろうか」… 出産後、多くの女性が仕事と家庭のトレード・オフの問題に直面します。 常勤を続ける者、離職する者、復帰を選ぶ者/選ばない者… 彼女たちの育児とキャリアに影響を与えたものは、一体何でしょうか? 本書では、「女性医師」に焦点を当て、26名の当事者にインタビューを行いました。 「女性医師」という専門的な職種ながら、彼女たちがぶつかる問題は、現代の日本で働く女性ならば誰しもに共通するものです。 ハイキャリアな「医師」という仕事を選んだ女性でさえ、時には意にそぐわずキャリアを諦めることもある。 その事実の裏にこそ、個人の「努力」だけでは埋められない構造的な問題が横たわっています。 本書では、各個人の経験や考えのみならず、家庭や職場の環境、周囲の言動、本人のキャリアモチベーションにまで言及します。 ・過去、親や先生から女性のキャリアに関するどんな言葉をかけられてきたか? ・「女性である」ということで不本意な経験にさらされた過去はあるか? ・結婚後、本人や夫にジェンダーバイアス的な発言や行動はあるか? といった、本人や周囲の「解釈」の違い、そして、 ・どのような理由で仕事を選び、どのようなキャリアパスを歩んだか? ・家庭や職場に働きかけたか?どのように行動を起こしたか? ・家庭や職場は子育てに協力的だったか? その「解釈」と実際の行動の関わりを、語りの中から取り出して分析します。 時に根性論や理想論に陥りがちな「育児とキャリア」の領域に切り込み、その構造的な問題を明らかにする。 働く女性だけでなく、働く男性や家族、部下を持つ管理職や人事にまで読んでいただきたい一冊。
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新刊『同性婚の夜明け前:「婚姻の自由」をめぐる訴訟と争点』(澤田 省三著)
¥1,980
すべての人が結婚を選べる社会に向けて、司法は何ができるのか ついに最高裁判所に委ねられる、2019年に始まった「結婚の自由をすべての人に」訴訟。結婚できないという現実は、憲法上の人権侵害にあたるのか——「婚姻の自由」「法の下の平等」「幸福追求権」を問うとともに、世論、法曹界、政治、そして国際社会の動向を重ね合わせて描き出す、同性婚の現在地。 ●目次● 序章 LGBT理解増進法とは何か 第1章 性的マイノリティをめぐる4つの最高裁判決 第2章 同性婚問題の理解のために 第3章 パートナーシップ制度から同性婚へ 第4章 世界はどのように同性婚を認めてきたのか 第5章 日本の各界における同性婚法制化への対応 第6章 婚姻平等をめぐる憲法の争点 第7章 同性婚訴訟における地方裁判所の判決を読み解く 第8章 同性婚訴訟における高等裁判所の判決を読み解く 第9章 同性婚訴訟と司法 第10章 「憲法の変遷」から捉える婚姻の自由
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新刊『イスラエル・パレスチナ紛争をゼロから理解する』イラン・パペ 著 早尾貴紀 監訳 広瀬恭子 訳 茂木靖枝 訳
¥1,100
本当のことを書きすぎてイスラエルにいられなくなった、ユダヤ系イスラエル人歴史家による究極の入門書 現代パレスチナ史の世界的泰斗が、シオニズム運動の胎動から2023年ガザ虐殺まで、その歴史をわかりやすく解説。世界水準の基礎知識がコンパクトな一冊にまとまった決定版。
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新刊『わたしを夢に見てください』(キム・メラ著、吉良佳奈江訳)
¥2,420
SOLD OUT
女性であること、レズビアンであること、信仰と家族、植民地の記憶、そして生と性の解放—— 死後もなお恋人の夢に寄り添おうとする女性や、韓国で妊婦が見るとされる「胎夢」を描き、幻想の光をまといながら鮮やかに映し出される現代韓国の姿。 2024年「若い作家大賞」を受賞し、いま韓国で最も注目を集める新世代の作家キム・メラによる、〈夢から始まり、夢で終わる〉クィア短編集。
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新刊『ペンと剣 増補新版』(エドワード・W・サイード デーヴィッド・バーサミアン著、中野真紀子訳)
¥2,530
パレスチナの闘う知識人・サイードの入門書を復刊! 和解と共生をあきらめない思想をわかりやすい言葉で伝える名インタビュー集 分断が進む世界への絶望に抗うために 広い視野で希望を見出すサイードの思想 西洋中心の価値観に異議を唱え、アカデミズムの枠を越えて政治に声を上げた人物像を浮かび上がらせる、サイードをこれから読む人にも最適な一冊。西洋の視点を通して表象されたアラブ・イスラム世界のステレオタイプを、西洋が支配に利用してきたことを論じ、権力と知識の関係を問い直す古典的名著『オリエンタリズム』。西洋の文化や文学が植民地支配や帝国主義と深く結びつき、権力構造に奉仕してきたことを分析する『文化と帝国主義』。自著をわかりやすい言葉で語り、パレスチナ問題に通ずる世界の構造を広い視野で捉え「和解と共生」への道を示すインタヴュー集。 「パレスチナという理念は、他者との共生、他者の尊重、パレスチナ人とイスラエル人とが互いに相手を認めるという理念である」
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新刊『幸福の約束』(サラ・アーメッド著、井川ちとせ訳)
¥4,400
SOLD OUT
幸福は、私たちに何をもたらすものなのか 「あなたに幸せになってほしい」「あなたの幸せはわたしの幸せ」…… この幸せという言葉の裏にうごめく、いくつもの「期待」の正体とは――。 フェミニズム、クィア、反人種差別主義、社会主義や革命の歴史から、感情の政治を描写し、「幸福であること」と「不幸であること」のかたち、そしてそれらを別の仕方で見る道を照らし出す。 西洋古典哲学から情動理論までを渡り歩き、「幸福」の系譜学を提示した 各界絶賛の哲学書ベストセラー!
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新刊『イラストで出会う 女性たちのいる美術史』(李君棠・文、垂垂・絵、多田麻美訳)
¥3,300
SOLD OUT
なぜ偉大な女性芸術家は「いなかった」のか? アルテミジア・ジェンティレスキ、マリア・ジビーラ・メーリアン、葛飾応為、ベルト・モリゾ、フリーダ・カーロ、リー・クラスナー、ルイーズ・ブルジョワ…… イラストとマンガで学ぶ、23人の語られなかった「美術の物語」。 ルネサンス、バロック、浮世絵、印象派、バウハウス、シュルレアリスム、現代美術まで── 本書は美術の歴史における重要な出来事や潮流を解説しながら、13世紀から現代にいたる23人の女性芸術家の歩みをたどり、これまでの美術史の「もう半分」とも呼べる世界を浮かび上がらせます。 「北斎の娘」とは、「マネのミューズ」とは、「ロダンの恋人」とは、「ポロック夫人」とは、誰だったのか。 男性の名前の影に隠されてきた女性たちを、ひとりの芸術家として見つめ直し、それぞれが驚くべき創造へと至った軌跡を明らかにします。 本書はまた、美術史家リンダ・ノックリンの立てた問い「なぜ偉大な女性芸術家はいなかったのか?」に対して、個々の芸術家の背景を踏まえて応答します。 女性たちを「美術の物語」から退けてきた社会の構造や制約を、フェミニズムの視点から解き明かしています。 豊富なイラストとマンガで、世代を超えて楽しめる、新しい美術史入門。 あなたの世界を広げ、知的好奇心を刺激し、ときには勇気づけてくれる一冊です。 【本書に登場するおもな女性芸術家】 カタリナ・ファン・へメッセン ソフォニスバ・アングイッソラ ラヴィニア・フォンターナ アルテミジア・ジェンティレスキ ユディト・レイステル ラッヘル・ライス マリア・ジビーラ・メーリアン アンゲリカ・カウフマン 管道昇 文俶 葛飾応為 ベルト・モリゾ メアリー・カサット カミーユ・クローデル マリアンネ・フォン・ヴェレフキン マリアンネ・ブラント レオノーラ・キャリントン フリーダ・カーロ タマラ・ド・レンピッカ リー・クラスナー ジョージア・オキーフ アイダ・オキーフ ルイーズ・ブルジョワ
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新刊『共依存とケア』小西真理子 著
¥2,860
ケア・治療の相手のことを私たちはよくわかっているのだろうか。その愛憎、悲哀、そのつながり、しがらみ、その生きざま、ドラマを。本書に裁きや傍観はない。本書には批評と臨床がある。 ——小泉義之 家庭内トラウマや共依存問題を抱えた人をめぐる物語には“あわい”の感情と感覚がひしめいている。そこには、悲しみと喜び、苦痛と快楽、嫌悪と愛情が交じりあい、「正しさ」ではわりきれない“生”を肯定しようとする声が響いている。“応急措置”をほどこしながら生き延びる人たちの「もうひとつの声」を届ける一冊。 ——小川公代 line2.gif [目次] 序章 ふるいにかけられる声を聴く 第I部 依存の傍らで——親と子・友人・セラピスト 第1章 親をかばう子どもたち——被虐待経験者の語りを聴く 第2章 共依存と友人関係——悩みの共有先としての身近な存在 第3章 共依存の「インタビュー」——薫さんの語りを書く 第4章 共依存とカップルセラピー 第II部 共依存と物語——救いの手か、破滅への道か 第5章 私は被害者ではない——『Saving Mr. Banks』、『流浪の月』が問いかけるもの 第6章 ただ安堵したいだけ——金原ひとみの短編集『アンソーシャル ディスタンス』を読む 第7章 来たるべき破滅、魂の結合——少女たちの心のよりどころとしての嶽本野ばら作品 第8章 赦しの与え手としての他者への依存——ドラマ版『白夜行』における共生関係の内実 第III部 共依存とケア——愛と執着のはざまで 第9章 語りという暴力、聴くことの喜び——ヤングケアラーとプラケイター 第10章 共に住まう母と息子——人間関係におけるラベルと解釈を超えて 第11章 愛がたどり着く場所——「母親」から「バイスタンダー」へ 終章 規範の外の生と〈倫理〉——共依存者への評価をめぐって 補論 臨床哲学研究室と〈私〉——拝啓、鷲田清一さま あとがき/参考文献/初出一覧
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新刊『仕事文脈vol.27』
¥1,320
SOLD OUT
特集1 売る、買う、悩む 億万長者だったらと妄想する お金なんか消えた社会を夢想する どちらでもない現在地から 買ったり、売ったり、買わなかったり 安いと助かるけどズルしたくない ほかの人のやり方も知りたい 悩み続ける「売る」と「買う」のいろいろ 消費的な消費と、投資的な消費 ヤマザキOKコンピュータ 倫理はトリミングすればいい 呉樹直己 イスラーム文化から私たちの損得勘定思考を見直す 長岡慎介 ちょっとマシなうちらの買い物 オーガニックショップから 暴力や搾取に関わらない買い物の輪づくり 赤塚瑠美さん 自分のお金が虐殺に使われたくない ボイコット商品の動画をInstagramで発信 カワナイさん アップルストア前でスタンディングデモ コンゴ戦争に無知なまま紛争鉱物を消費する私たち もずさん ヴィーガンとして「反搾取」を実践 社会に溶け込んだ構造や加害性に問いを持つ chiharuさん アンケート企画 売るとき、買うとき、これいらなくない? 何を買って、どう生きる? リアリティのある人生の設計図を考える 「みんなで生き残る」ためのインフラを 「独立出版者エキスポ」実行委員会インタビュー 特集2 ユーモア作戦 今って何が面白いんだろう? もう笑えないネタがある 笑い飛ばさないとやってられない現実がある 誰かの足を踏むかもしれない 誰かとつながるきっかけになるかも 傷つきにも、気づきにもなるから ユーモアの作戦を練る ユーモアクリエイティブ 奥田亜紀子 タイトル笑いを当事者の手に取り戻す。東海林毅監督に聞く、クィアなコメディ映画の作り方 ユーモアでレジスタンスする サミー・オベイドのスタンダップコメディ現場レポート アンケート企画 今、何見て笑ってる? 笑えなかったもの編集部座談会 ユーモアクリエイティブ momoboo ◎連載 文脈レビュー 漫画/講演/本/展覧会 文脈本屋さん TOUTEN BOOKSTORE 「聞く」という仕事 辻本力 40歳、韓国でオンマになりました 木下美絵 無職の父と、田舎の未来について。 さのかずや 虹色眼鏡 チサ 男には簡単な仕事 ニイマリコ 仕事文脈コラム ほか
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新本『もうひとつの声で──心理学の理論とケアの倫理』(キャロル・ギリガン著、川本隆史・山辺恵理子・米典子訳)
¥3,300
フェミニズムに画期をもたらし、〈ケアの倫理〉の原点とされる名著の増補版を完訳。女性の道徳発達を低く見積もってきた、主流派心理学の男性中心主義を剔抉、「目の前の苦しみを和らげ、誰ひとり取り残されてはならない」と命じる〈ケアの倫理〉の声を聴き取る。原題 “In a Different Voice: Psychological Theory and Women’s Development”
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新刊『人間の声で ジェンダー二元論を超えるケアの倫理』キャロル・ギリガン 著 川本隆史・山辺恵理子・米典子 訳
¥2,970
『もうひとつの声で』初版から四十余年。〈ケアの倫理〉の首唱者がたどり着いたラディカルな新境地! ケアの倫理が発しているのは、〈もうひとつの〉声にとどまらず、ジェンダー二元論や家父長制の支配に抵抗し、全ての人びとの解放を志向する〈人間の〉声にほかならない。「不逞不遜な大胆さ」を奮い起こして、この世の不正義に抗おう――そう私たちに呼びかけてくる。 著者キャロル・ギリガンは第40回京都賞2025(思想・芸術部門)受賞。
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新刊『エトセトラ VOL.14 特集:SRHR』福田和子・高井ゆと里 特集編集
¥1,650
特集:SRHR 私のからだは、私のもの。 この社会を、誰もが「私のからだ」を生きられる場所にする。 SRHR(セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス/ライツ:性と生殖に関する健康と権利)は、自分の体、性や生殖について、誰もが十分な情報を得られ、自分の望むものを選んで決められると同時に、勝手に決めさせないという「基本的人権」のこと。 1995年に北京会議(第4回世界女性会議)で、リプロダクティブ・ヘルス/ライツが採択されてから30年。しかし世界では、いまバックラッシュが吹き荒れ、日本でも少子化対策という名のもと、戦時のような「産めよ増やせよ」政策が進められている。すべてのひとのSRHRが実現されるために、私たちはこの現状とどう向き合い、抗い、行動したらいいだろうか。これまでの国による性と生殖の管理・抑圧や、支配に抗ってきた運動の歩みを知り、道筋を探る。寄稿、年表、読者投稿など。
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新刊『2人は翻訳している』すんみ 小山内園子 著
¥1,980
SOLD OUT
翻訳とは、ことばとは、それが生まれる世界とは。 気鋭の韓日翻訳者2人がつむぎ合う、仕事、社会、人生。母語で書いたエッセイをお互いが訳した一編を二言語で収録。 チョ・ナムジュ、チョン・セラン、カン・ファギル... 話題の韓国文学の翻訳を次々手掛ける韓日翻訳者のすんみ、小山内園子。日本でも大きな話題となったイ・ミンギョン『私たちにはことばが必要だ フェミニストは黙らない』の共訳以来、仕事仲間として友人として固い絆で結ばれている2人。翻訳のために日々行っていること、ことばを生み出す背景を、それぞれの視点から綴ります。 文学作品を翻訳しながら、私は言葉の裏側(あるいは外縁)にあるものを見つめるような気持ちになります。 ーすんみ 最近気づきました。どの時間にも共通していたのは「翻訳」かもしれないと。 ー小山内園子 【目次】 はじめに Ⅰ. 2人は翻訳している 翻訳の戦慄と陶酔 小山内園子 一つだけの答えではなく、自分だけの答えを見つけていくという話 すんみ 翻訳者を友人に持つことの醍醐味 小山内園子 私の「オンニ」史 すんみ 参考書は『ガラスの仮面』 小山内園子 日本カルチャーという居場所 すんみ ロスト・イン・トランスレーション 小山内園子 しかたないという問題について すんみ 「今でもあなたは、わたしの光」 小山内園子 青山は私に、黙って生きるようにと言った すんみ 翻訳ができる体 小山内園子 世界へ踏み出すための、新しい地図 すんみ ささやかな「物語」に耳をすませる 小山内園子 新しい風景を求めて すんみ II. 두 사람은 번역하고 있다 2人それぞれの母語で書いたエッセイを、お互いに日本語、韓国語に翻訳しています 덧니와 오서방점 승미 八重歯とオ旦那ぼくろ 訳 小山内園子 できないこと、は個性になる 小山内園子 ‘못 하는 것’도 개성 訳 승미 おわりに
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新刊『ほんのかすかな光でも』(チェ・ウニョン著、古川綾子訳)
¥2,200
手をのばし、すれ違う、 二人に差しこむひとすじの光。 人間関係の感情の機微を卓抜した力で描くチェ・ウニョン。 〈書くこと〉を使命とする強い意志。問い直される女性への差別。 【収録作】 大学で研究者を目指す私と女性講師を描く、表題作/基地村での女性殺害問題と校内誌編集部を描く、「役割」/雇用形態の異なる二人の車中での会話を描いた、「一年」/DV問題を扱った、「返信」/「夫と妻と子ども」という「一般家族」を超えた繋がりを描く、「種まき」「伯母さんへ」「消える、消えない」 2018年から2023年までに書かれた中短編全7編。
