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『バッド・フェミニスト』ロクサーヌ・ゲイ著、野中モモ訳
¥800
SOLD OUT
私はピンクの服も着たいし男性も好きなダメ・フェミニスト。でも、矛盾を抱えて完璧ではない自分や他人を受け入れ、分断を乗り越えて差別のない世界を夢見たい。多くの女性に勇気を与え、全米で大反響を巻き起こした批評=エッセイ集。 『青踏』を読んで女性運動を知り、社会に出た後妊娠・出産を経てフェミニズムに目覚めた店主Sですが、長いこと「私はフェミニストです」と言えずにいました。結婚しており(当時は)、占い大好き(石井ゆかりの星占いとしいたけ占いは必ずチェック)、ダメだと分かっちゃいるけどステレオタイプなものの見方をしてしまうし、開高健作品も好き。胸の開いた服も時には着たいし、真壁俊にぐっときてたし。体系だってフェミを勉強したわけでもないしな。 こんな私に、フェミニストを名乗る資格はないよね? と思っていたのですが、そんな気持ちがぐっと楽になったのはこの本を読んだから。完璧ではないけれどもフェミニズムを固く信じる「バッド・フェミニスト」を名乗ってもいい、と思わせてくれたからです。 Kaninでも、仕入れると必ず売れる人気エッセイ。読む人を力づけるものをたっぷり持つ本だと思います。
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『母にはなれないかもしれない 産まない女のシスターフッド』(若林理央著)
¥1,000
SOLD OUT
「子どもを産まない」その一言が言いづらい 「なんで産まないの?」「次は子どもだね」「産んだらかわいいって思えるよ」「産んで一人前」 友だち、親、同僚、パートナー、SNSの言葉に戸惑い、傷つく女性たち。 女性たちの「産まない・産めない・産みたくない」を丁寧に聞きとったインタビューと著者自身の「産まない」を紐解くエッセイから見えてくる、日本の女性たちのリアル。 店主Sには子がいます。出産したことは全く後悔していませんが、「なんで産まないの?」「産んだらかわいいって思えるよ」とも1㎜も思いません。それは人によるし、産む産まないは全くもって個人の自由だと信じています! (そして子は産んだが全く一人前でもない)
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『アナキズム・イン・ザ・UK――壊れた英国とパンク保育士奮闘記 』ブレイディみかこ著
¥800
SOLD OUT
大人気コラムニスト、ブレイディみかこのロングセラー・エッセイ集。 “壊れた英国"から私たちが学ぶべきものとは? 拡大するアンダークラス、 年老いたパンク、 トニー・ブレアに骨抜きにされたロック。 アナキーな社会というのが、革命家が夢見たような世界ではなく、 すべてのコンセプトや枠組みが風化した後の 無秩序&無方向なカオスだったとすれば……? 気鋭のコラムニストが混迷の時代に打ち込むブリリアントな一撃! 混迷の時代に、読む者を熱くさせる 当世一のパンク・コラムニスト、 その原点となる初期名エッセイ集。
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『愛という名の支配』田嶋陽子著
¥500
SOLD OUT
どうして私はこんなに生きづらいんだろう。母から、男から、世間から受けてきた抑圧。 苦しみから解放されたくて、闘いつづけているうちに、人生の半分が終わっていた。 自分がラクになるために、腹の底からしぼりだしたもの──それが“私のフェミニズム"。 自らの体験を語り、この社会を覆い尽くしている“構造としての女性差別"を解き明かす。 すべての女性に勇気と希望を与える先駆的名著。
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『記憶の街―震災のあとに』佐々木 美代子著
¥900
震災を記録しつづけるという姿勢は、「わすれないこと」と「関心を持ちつづけること」である。震災から5年間の認識の過程を一区切りとし、ノートと書簡という形式で、神戸の記憶を静かに勁い筆で綴る。
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『女子をこじらせて』雨宮まみ著 ポッド出版
¥800
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「女子」という生きづらさに真っ向から向き合う、AVライター・故雨宮まみの半生記。大ヒットマンガ『モテキ』の著者、久保ミツロウ氏との特別対談も収録。店主Sが思う、シスターフッド系女の自伝の金字塔。 雨宮まみは「こじらせ女子」という流行語の生みの親とも言われる人。店主Sとは1歳違い、生まれ育ったのは同じ九州、大学入学のために上京、そして若い頃こじらせまくっている。共通点が多すぎて「え? これ私のこと?」と思いながら読みました。本の終盤、女性との連帯を感じるところで泣きながら読了。 2016年に著者が亡くなった時は大きな衝撃を受けましたし、なんでだよ! と思いました。もっと長生きしてほしかった。今の彼女がどんなことを考え、書くのかを知りたかったです。 ポッド出版 ※幻冬舎の文庫版ではありません 全252ページ
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『女の子よ銃を取れ』雨宮まみ著
¥600
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女にとって、外見とは何なのでしょうか――顔やスタイル、ファッションをめぐり、他者の視線と自意識の間でゆれ動くこじらせ女子の心をやさしくときほぐすエッセイ集。 顔やスタイル、ファッションをめぐり、他者の視線と自意識の間でゆれ動くこじらせ女子の悩みに効く! 心が楽になるエッセイ集。
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『愛と欲望の雑談』岸政彦・雨宮まみ著 ミシマ社
¥800
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女性性とうまく向き合えない自身を描いた『女子をこじらせて』で、世の女性の心を鷲掴みにしたライター・雨宮まみさん。日常に転がる「分析できないもの」を集めた『断片的なものの社会学』で、社会学の新たな扉を開いた岸政彦さん。活躍する分野も性格もまったく違うお二人による「雑談」。 以前紹介した『女子をこじらせて』の紹介文で語ったように、店主S、雨宮まみさんの大ファンでした。今でも遺されたツイッターやブログを時々読んでいます。恵文社さんでこの本を見つけ、即買い。 恋愛、浮気、ポエム葬など軟らかい話題についてふたりが語っていて、さらっと読めてしまうのですが、電車や町での人の冷淡さ、九州女子の「地元から出るな」と言われる問題など随所に鋭い切り込みが。笑いながら読めるのに考えさせられる本です。 全96 ページ
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『わたしの渡世日記 上下』高峰秀子著
¥1,000
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複雑な家庭環境、義母との確執、映画デビュー、青年・黒澤明との初恋など、波瀾の半生を常に明るく前向きに生きた著者が、ユーモアあふれる筆で綴った傑作自叙エッセイ。 店主Sがこんな文章が書けるようになりたいなあ、といつも思いながら著書を読んでいる高峰秀子さんの半世紀。この本の「色と欲」と「バズーカお佐和」の筆致の違いといったら見事のひとこと。夢中になって読みふけった本です。 状態良好
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『雨宮まみさんと私たち。』鈴木紗耶香 編
¥1,100
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2016年11月に亡くなった雨宮まみさんについて、ファンや読者たちが語る本。 店主S、雨宮さんが好きなあまりにこのZINEを見つけて2冊購入しました。そのうち1冊を、雨宮さんのファン、雨宮さんを知りたいという方へお譲りします!
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『クロコダイル』トマ・マチュー・リボアル著、堀井なみの・コザ・アリーン訳
¥1,100
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ベルギー発・ウェブで集まった女性たちの証言から生まれたセクシャル・ハラスメントのノンフィクション漫画 公共空間で嫌がらせを受けた経験がある女性13%、路上でつきまとわれたことがある女性5.2%(フランス・2004年)。 男性にとっては「冗談だった」「ナンパしただけ」のはずが、女性目線に立てば路上での暴力に変わる。 「クロコダイル・プロジェクト」はウェブで女性たちのセクハラ体験を集め、漫画化したベルギーでのプロジェクト。 男性をワニに擬人化することで、徹底的に女性目線に立ち、セクハラの本質に迫るとともに、その対処法を解説します。 読んでいて、自分が経験したことや妹たち、友達から聞いた話が満載すぎて辛くなってくるのですが、ではハラスメントに対してどうすればよいかという解決法も書かれているので「そうだったのか! 自分もそうすればよかった!」と思えます。店主S、大学時代に激混みの焼き鳥屋で相席になったサラリーマンからいきなり胸をつかまれたことは絶対に忘れられませんし、触った相手のことは(誰だか知らないけど)一生怒り続けます。ハラスメント、絶対反対。
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『アーモンド』ソン・ウォンピョン著、矢島暁子訳
¥1,000
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扁桃体(アーモンド)が人より小さく、怒りや恐怖を感じることができない十六歳の高校生、ユンジェ。そんな彼は、十五歳の誕生日に、目の前で祖母と母が通り魔に襲われたときも、ただ黙ってその光景を見つめているだけだった。母は、感情がわからない息子に「喜」「怒」「哀」「楽」「愛」「悪」「欲」を丸暗記させることで、なんとか"普通の子"に見えるようにと訓練してきた。だが、母は事件によって植物状態になり、ユンジェはひとりぼっちになってしまう。そんなとき現れたのが、もう一人の"怪物"、ゴニだった。激しい感情を持つその少年との出会いは、ユンジェの人生を大きく変えていく──。 開始10分で「え! うそやん!」と店主Sは衝撃を受け、その後は「一体どうなるの!?」と最後の数ページを読みたくなる気持ちを抑えに抑えて(←店主Sはミステリーでこれをやってしまうタイプ)一気読みしました。さすが本屋大賞、面白い。韓国文学最初の1冊としてもおすすめです。
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『ミライの源氏物語』山崎ナオコーラ著
¥1,500
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〈ルッキズム、ロリコン、不倫。現代を生きる私たちは名作古典「源氏物語」をどう読めるか〉 〈人気作家・山崎ナオコーラによる現代人のための「源氏物語」エッセイ〉 現代人が「源氏物語」を読むときのハードルとなるのは、ひとつは言葉の違い(古文の読解)、そしてもうひとつは倫理観や社会規範の違いです。本書は、社会の在り方に長く向き合ってきた作家・山崎ナオコーラさんが、深く愛する古典「源氏物語」 について、現代人ならではの読み方を考えます。より現代的な訳を目指した「ナオコーラ訳」も読みどころのひとつ。
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『まろ、ん?―大掴源氏物語』小泉吉宏著
¥800
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これ1冊で『源氏物語』全部を読んだ気になれる!著者曰く、『源氏物語』の世界をより知るにつれ、のめり込んで面白くなり、たくさんの方々に是が非でも伝えたくなってしまったい、衣装など時代設定もおろそかにはできなくなり、気がついたら構想から6年、制作の実作業に3年もかかってしまいました。それだけにこの書は必読です。一帖8コマ、全54帖。解説もまじえ、オールカラーかき下ろし。 男性陣の源氏方は栗、藤原方は豆をもしたキャラクターになっていて、一目見てぱっとどちらかが分かるのがありがたい。女君たちはそれぞれ特徴をとらえてかわいらしく描かれています。たまにはさまれたコラムも楽しい。(店主S)
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『ベーシックインカムとジェンダー―生きづらさからの解放に向けて』堅田 香緒里ほか著
¥1,000
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私たちの望むものは多様な生を保障する公正な社会。ベーシックインカムは、性別役割分業と家父長制に縛られ、制度によって選別される暮らし方・生き方からの解放をもたらすか。 ワーキングプアや失業者が増大する中、赤ん坊から高齢者まですべての人に無条件で最低限の所得保障を給付するベーシックインカム(BI)構想が議論を呼んでいる。従来の議論に欠けていたジェンダーの視点からBIの可能性、限界を検討。
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『さよなら、男社会』尹雄大著
¥800
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僕らはいい加減、都合のいい妄想から目を覚まさなければならない。 圧倒的な非対称を生きる僕らは、どうしてその事実に気づけないのか。 真に女性と、他者とつながるために、乗り越えねばならない「男性性」の正体とは何か。 50歳となった著者が、自らの体験を出発点に「いかにして男はマッチョになるのか」「どうすれば男性性を脱ぎ去ることができるのか」を問う。 ——これまでにない男性をめぐる当事者研究!
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『自慢話でも武勇伝でもない「一般男性」の話から見えた生きづらさと男らしさのこと』清田隆之(桃山商事)著
¥800
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男の考えていることはよくわからない」のか? 「感情の言語化」と「弱さの開示」の先にあるものとは? 劣等感、権力欲、マウンティング、ホモソーシャル、処女信仰、ED、DV etc. 見たくなかった自分と向き合った男たちの、切実な「自分語り」の記録。
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『少女マンガのブサイク女子考』トミヤマユキコ著
¥700
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ヒロインにはなぜ、ブサイクがいないの? ライター・少女マンガ研究者の著者による、前人未到の少女マンガ×ルッキズムエッセイ誕生! 少女マンガのヒロインはたいてい美人。ブサイクという設定でも、「全然ブサイクじゃないじゃん! 」と突っ込みたくなるかわいい女の子ばかり……。 と思いきや、少女マンガの「ブサイクヒロイン」は、こんなにたくさん存在していた! ! 本書では、萩尾望都、山岸凉子、岡崎京子、安野モヨコなどの大御所から若手、知る人ぞ知る伝説的作家まで、全26作品を収録。 各章の終わりには70年代に美内すずえなどの敏腕アシスタントとして活躍した笹生那実による考察マンガ、巻末には能町みね子との特別対談を掲載!
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『あのこは美人』フランシス チャ著、北田絵里子訳
¥1,000
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美容整形、生い立ち、学歴――。 ルッキズムや経済格差の呪縛に囚われながらも、強く生きる韓国の女性たちを描いた傑作オムニバス! ■あらすじ 「わたしがその顔の持ち主だったら、あなたよりずっと上手に生きていくのに」 整形手術で手に入れた美貌でルームサロン嬢として働くキュリは、美容外科の待合室で見かけた美しいアイドルを見て思った。 キュリのルームメイトで孤児院出身のアーティストであるミホは、生まれつき美しい容姿に恵まれ、彼氏は財閥の御曹司だが、最近浮気を疑っている。 キュリとミホの向かいの部屋に住む美容師のアラは、全面的に顔のお直しをした手術の後遺症に苦しんでいる幼馴染を心配しつつ、推しのアイドルに夢中だ。 裕福な家庭の出身ではない20代の彼女たちが暮らすのは、ソウルの一角にある賃貸アパート。 下の階には、妊娠しながら仕事を続けているものの、韓国で子どもを育てていくことに不安を抱える30代の会社員のウォナが暮らしていた。 ある日、アラは下の階から聞こえてくる悲鳴に気づき――。 韓国の厳しい社会を逞しく生き抜く彼女たちの物語。
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『旅行者の朝食』米原万里著
¥300
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ロシアのヘンテコな缶詰からトルコ蜜飴まで、美味珍味満載! 著者初のグルメ・エッセイ集 「ツバキ姫」との異名をとる著者(水分なしでもパサパサのサンドイッチをあっという間に食べられるという特技のために)が、古今東西、おもにロシアのヘンテコな食べ物について薀蓄を傾けるグルメ・エッセイ集。「生きるために食べるのではなく、食べるためにこそ生きる」をモットーに美味珍味を探索する。 チョウザメのお腹にジッパーをつけ(むろん日本製)、何回もキャビアを取り出すという話、コースとして一品ずつ提供するフランス料理のサービスのシステムは、フランスではなく意外な国から始まったetc…オモシロ薀蓄ネタ、小咄ネタが満載! 解説・東海林さだお 店主Sが敬愛する故・米原万里さんのエッセイ集。亡くなって7年、今でも「この世界と政治を、米原さんだったらどうコメントし、どう書くかなあ」と思います。
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『ペルセポリスⅡ マルジ、故郷に帰る』
¥700
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1984年、マルジ14歳。彼女は学校に行くため、混迷するイランをはなれ、一人ウィーンで生活を始めた。思春期を迎えたマルジは、ありがちな“自由の落とし穴”にはまる。恋を知り、クスリに手をだし、路上生活まで経験してしまう。真に生きる意味を見出したマルジは、イランに帰る決意をする。そして結婚、やがて離婚。テレビやニュースではわからないイスラムの真実がここにある。 2007年カンヌ映画祭審査員賞受賞映画『ペルセポリス』原作。 この本を初めて読んだのはスウェーデンに住んでいた2006年。当時の夫と大喧嘩をして家を飛び出したものの、どこに行く当てもなくバスに延々と乗っていたことを思い出しました。マルジの心(外国でも、祖国に帰ってからの違和感も)が手に取るように理解できる、店主Sにとって特別なコミックです。
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『ペルセポリスⅠ イランの少女マルジ』マルジャン・サトラピ著、園田恵子訳
¥700
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イスラーム革命、イラン・イラク戦争などのイラン激動の時代。主人公・マルジ6歳から14歳までの、死と隣り合わせの日常生活を、普通の少女の目線で描く。社会風刺とブラックユーモアがきいた、マルジ6歳から14歳までの自伝的グラフィックノベル。 2007年カンヌ映画祭審査員賞受賞映画『ペルセポリス』原作。 イランについての現代史を把握するためにも役立つコミック。 政治のニュースを見ていると辛すぎて、子を国外に出した方がいいのではないか、と思うことしきりの店主S。『ペルセポリス』のマルジを送り出した時、空港でお母さんが失神してしまう気持ちが本当によくわかります。
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『お砂糖とスパイスと爆発的な何か』 北村紗衣著
¥1,000
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フェミニストの視点で作品を深く読み解けば、 映画も演劇もこんなにおもしろい。 自由に批評するために、自らの檻をぶち壊そう! 映画と演劇を年に200本観るシェイクスピア研究者による フェミニスト批評絶好の入門書! 発売当時、「これ面白かった!」と友人に勧められた本。『アナと雪の女王』の批評、『戦う姫、働く少女』とまったく異なりますので、2冊を読み比べるとより面白いと思います。(店主S)
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『天上の花―三好達治抄』萩原 葉子著
¥800
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萩原朔太郎の知遇を受けた詩人三好達治に幼い頃から慈しまれた著者が、詩人を懐かしみその人間像を鮮烈に描写。越前三国の愛と憎悪に荒ぶ詩人と著者の叔母との逃避行「慶子の手記」では三好の隠された三国時代を、鋭い観察力と強靱な感性で凄絶に描く。詩人の深奥の苦悩に激しく迫る傑作。田村俊子賞、新潮社文学賞受賞。 萩原朔太郎を敬愛し、娘の葉子が作家として生きて行けるよう心を砕く三好達治。しかしそれはよく言えば超情熱的、裏を返せばウルトラ粘着質ということでもあり、朔太郎の美貌の妹、慶子に対する感情と仕打ちはなかなか恐ろしいです。でも、読むのをやめられない。「一万円あげるから帰ってきてください」に店主S、震えました……! 文庫版