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新刊『奥歯を噛みしめる 詩がうまれるとき』キム・ソヨン著 姜信子監訳 奥歯翻訳委員会訳
¥2,420
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心の傷もわかりあえなさも、 すべてを詩にしたとき、母を愛せるようになった——。 痛みの声を聴く詩人が、母、父、心の傷、そして回復までの日々を語る。 奥歯を噛みしめて耐えること、奥歯を噛みしめて愛すること。 何もできなかったあのころ。それは、詩のうまれゆく時間であった。 生きることそれ自体が、詩になる。 それは特別なことではなく、 あなたの人生もまた詩なのだ。 寒さに震える心をそっと包み込む、かぎりなくあたたかな30篇のエッセイ。 「日本の読者へ」と、三角みづ紀(詩人)による応答エッセイを付す。
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新本『フェミニスト・キルジョイ』サラ・アーメッド著 飯田麻結訳
¥4,950
フェミニズムが恐怖を引き起こすのも無理はない、 連帯したわたしたちは危険なのだから。 フェミニストとして生きるということは、その言動で他人の喜びを奪い、うんざりさせる存在になることかもしれない。それでも闘おう、ともに。あなたの存在と身体で。現代フェミニズムの最前線で注目される書き手が、自身の経験と魅力的な言葉の数々で呼びかける、連帯への挨拶。巻末にフェミニストとして生きるための10の道具解説と、マニフェストを収録。
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新本『アンカット・ファンク 人種とフェミニズムをめぐる対話』ベル フックス、スチュワート ホール著 吉田訳
¥2,970
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カルチュラル・スタディーズとフェミニズムの出会い ふたりの思想家がポール・ギルロイの仲介のもと1996年のロンドンで対話した。フェミニズムとカルチュラル・スタディーズそれぞれの隆盛を担い、世界的知識人となったベル・フックスとスチュアート・ホール。ともに黒人のアカデミシャンでありながら、来歴と経験を大きく異にし世代も違う男女は、深く共感しながらも時に鋭く言葉を交わす。ジェンダー、人種、家父長制、アイデンティティ・ポリティクスなど、20世紀後半の社会状況を踏まえた議論の数々と、それらに自らの人生を重ねた繊細な語りは、四半世紀の時を超えて新鮮な発見とアクチュアリティをもたらす。 「フェミニズムは政治についての女たちの考え方を変えた以上に、わたしの政治についての考え方を変えてしまった。」(ホール) 「場所を失うという感覚こそが、まさにフェミニズムに関して多くの男たちが恐れ続けていることなんですよ。ものの見方においてはっきりとした変化が求められているのは、性差別という観点から自身に染みついた考え方を解体するプロセスなのです。」(フックス)
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新本『家を失う人々』マシュー・デスモンド著、栗木さつき訳
¥2,860
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貧困問題の解決に鋭く切り込む世界的名著 プリンストン大学の社会学者であり、 マッカーサーの 「天才賞」にも輝いたマシュー・デスモンドは、 本書において、ミルウォーキーの8つの家族を中心に、 彼らが屋根を守るために奮闘する姿を追っている。 法外な家賃に厳しい取り立て──これでも〝自己責任〟なのか? ★ピューリッツァー賞など13の賞を受賞! ( ピューリッツァー賞/全米批評家協会賞/PENジョン・ケネス・ガルブレイス賞/ アンドリュー・カーネギー賞/ヒルマン賞/PENニューイングランド賞/ シカゴ・トリビューン・ハートランド賞/バーンズ&ノーブル最優秀新人賞/ 東部社会学会コマロフスキー図書賞/アメリカ法曹協会シルバー・ゲーブル賞/ ロバート・F・ケネディ図書賞/全米優秀法学生会ビエンナーレ賞/ストウ賞)
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新刊『結婚とわたし』山内マリコ著
¥924
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結婚するなら腹を割って話せる“親友”みたいな人がいい。結婚の幻想をブチ破る日記エッセイ、後日談150頁増補の完全版。目指せ家庭内男女平等!
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新刊『優しい暴力の時代』チョン・イヒョン著、斎藤真理子訳
¥1,210
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いま韓国で「時代の記録者」といわれる屈指の作家による、代表作となる短篇集。絶望も希望も消費するいまを生きる人々の、生活の鎮魂歌。解説=西加奈子
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新刊『ヘルジャパンを女が自由に楽しく生き延びる方法 』アルテイシア著
¥781
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「男と女、どっちがつらい?」 そんな不毛な争いはやめて、みんなでジェンダーの呪いを滅ぼそう! 読むと元気になる爆笑フェミエッセイ。 ジェンダー知らなきゃヤバい時代がやってきた 私が嫌われてもフェミニストを名乗る理由 俺の股間と黄金のような夢の話 JJはなぜDaiGo化せずにすんだのか? ミナミさんがこのコラムを読んでくれるといいな 「男の子はどう生きるか?」JJからボーイズへの遺言 「ぼくの推しを守って」イマジナリー桶を打ち鳴らす仲間たちへ ロリコンに甘すぎる国で子どもを守るためにできること おらこんな村イヤだけど、諦める気はさらさらない 「性が乱れる」に歯茎がめっさ痛いやないか 祖母の名は ノットオールメンはもう聞き飽きた 次世代の男の子たちをミソジニー沼から守るため 男と女、狂っているのはどっち? RBG先輩、私もあなたのように闘いたいです…他。 「せやろがいおじさん×アルテイシア」特別対談も収録。
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新本『ハイファに戻って/太陽の男たち』ガッサーン・カナファーニー著、黒田寿郎・奴田原 睦明訳
¥968
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20年ぶりに再会した息子は別の家族に育てられていた――時代の苦悩を凝縮させた「ハイファに戻って」など、不滅の光を放つ名作群。
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新刊『働く女たちの肖像』永澤 桂著
¥2,860
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絵画に潜む男性の視点を読みとき、 現代につながる社会構造を考察する 2018年に都内の医科大学で起きた不正入試問題。医科大は「女性は医師になっても、出産などでやめてしまい、戦力にならない」と理由を述べたが、それは女性個人の問題ではなく、女性が仕事をやめなければ子どもを育てられないという社会構造的な問題である。 では、「女性は戦力にならない」という基準はどのようにつくられていったのか? 男女二元制が強化された19世紀に焦点をあて、女子教育と当時の「メディア」であった絵画を振り返りながら、表象の社会的影響力を考察する。ドガのバレエ・ダンサーに対する蔑視、ロートレックの娼婦に対する温かなまなざし、ヴュイヤールのお針子に対するリスペクトなど、絵画に潜む男性の視点を焙り出す。 図版77点オールカラー! 【主要目次】 第一章 「良き妻」になるための針仕事 第二章 「近代」の家族イメージ 第三章 「いかがわしい」バレエ・ダンサー 第四章 縫製工房を切り盛りするお針子たち 第五章 消費文化で多様化する女の営み 第六章 印象派時代のセックス・ワーカー
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新刊『Call If You Need Me: feminism, sexuality, care』
¥2,200
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バンド「Laura day romance」の井上花月さんと「BROTHER SUN SISTER MOON」のボーカル、惠愛由さんとで2021年から配信しているPodcast「Call If You Need Me」(https://linktr.ee/homealonediary)のZINE。 「フェミニズム」「セクシュアリティ」「ケア」というテーマを設定し、そうした内容について対話している過去回を文字でアーカイヴするような本になっています。 「私とフェミニズム」、フェミニストが一枚岩ではないこと、ジェンダーの話題を友達とどうやって話すか、男性学、「恋と愛と性はばらばらたりうるか」、新しいパートナーシップのあり方 etc... フェミニズムについて考える時に引っかかる話題が満載で、共感&新しい気づきが得られる内容です。オールカラーで装丁も素敵。(店主C)
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新刊『決定版 第二の性 Ⅱ 体験(下)』
¥1,320
上巻に続き、現代の女たちの生を分析する。母親、社交生活、売春婦と高級娼婦、熟年期から老年期へ、ナルシシストの女、恋する女、神秘的信仰に生きる女から、自立した女、そして解放まで。
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新刊『決定版 第二の性 Ⅱ 体験(上)』
¥1,320
Ⅰ巻の「事実と神話」をもとに、現代の女たちの生を、さまざまな文学作品や神話、精神分析を渉猟しつつ分析する。子ども時代、娘時代から、性の入門、同性愛の女、結婚した女まで。
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ZINE『フェミニズム的 源氏物語 女君かたり』(京極祥江著)
¥600
小学校6年生の時源氏物語に目覚めて以来、約40年のファン歴を持つ著者による創作。もし現代にも「憑坐(よりまし)」がいて、源氏物語の登場人物がのりうつったら、そしてその憑坐にフェミニストを標榜する私がインタビューしてみたら……と想像して書いてみました。 目次 花散里の本音 夕顔のため息 六条御息所の達観 女三宮の怒り 逆『紫式部日記』をやってみた 2024年大河ドラマ 『光る君へ』 冠考 A5版リソグラフ印刷 28ページ
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新刊『〈寝た子〉なんているの?ー見えづらい部落差別と私の日常』上川多実著
¥2,640
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「差別はもうない。〈寝た子〉を起こすな」と言われがちな部落問題。東京生まれの部落ルーツ、シングルマザーの著者は子どもやママ友に〈部落〉をどう伝える!?? 「夕ご飯何にしようとか、幼稚園でこんなことがあったらしいとか、私たちはおしゃべりをしながら子どもが遊び終わるのを待つ。そういう日常の話題と同じように、その日は私は公園で、いつも通りのトーンで、部落の話をした」 関西の被差別部落出身で解放運動をする両親のもと、東京の部落ではない町で生まれ育った著者。家では両親から「差別に負けるな」と言われ、外では「部落なんて知らない」と言う友人たちに囲まれ、混乱しながら自分なりの部落差別との向き合い方を探り大人になる。やがて2児のシングルマザーとなった著者は子どもに、ママ友に部落をどう伝える!?
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新本『アイドルについて葛藤しながら考えてみた』香月孝史 上岡磨奈 中村香住編著
¥1,760
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「恋愛禁止」と異性愛規範、「卒業」制度に表れるエイジズムなど、アイドルというジャンルは演者に抑圧を強いる構造的な問題を抱え続けている。アイドルの可能性と問題性について、手放しの肯定でも粗雑な否定でもなく、「葛藤しながら考える」ための試論集。
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新刊『大学生が推す 深掘りソウルガイド』加藤圭木 監修 一橋大学社会学部 加藤圭木ゼミナール 編
¥1,650
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有名な観光地を歩きグルメと買い物を楽しむだけじゃもったいない。ソウルの街や通りのあちこちには日本と関わりの深い朝鮮の歴史が刻まれている。普通のガイドブックにはない、見どころ・歩きどころを紹介。さあソウル踏査(タプサ)に出かけよう。
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新刊『決定版 第二の性Ⅰ 事実と神話』
¥1,485
「人は女に生まれるのではない、女になるのだ」。神話、文学、生理学、精神分析など、男に支配されてきた女の歴史を紐解きながら、女たちの自由な可能性を提示する20世紀の画期的名著。
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新刊『ティンダー・レモンケーキ・エフェクト』葉山莉子著
¥1,980
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わたしの日記を送ります。 あなたの日記を送ってください。 Tinder上で「日記」と名乗り、夜な夜な毎日、日記を送る。 日記を交換するうちに、ひとりの男性に恋をした。 二〇二二年二月から一〇月までの わたしの日記と、数日間の彼の日記。 マッチングアプリでの男性からの「ヤレるヤれないの評価軸」に消耗していた「わたし」。ちょっとしたイタズラと復讐のつもりで、ある日「日記」と 名乗り、マッチした男性に日記を送りはじめた。突如日記が送られてくるというゲリラ活動をおもしろがる人が現れ、多い時には 100 人あまりと日記を送りあう。やがてひとりの男性に恋をして ......恋、狂気、ユーモア、批評、さらに性を真正面から語る、自立した女性の痛快な日記。 2022年12月自費出版したZINEは評判を呼び、瞬く間に完売。待望の書籍化です!
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新本『なぜ私は凍りついたのか ポリヴェーガル理論で読み解く性暴力と癒し』(花丘 ちぐさ 編著ほか)
¥2,090
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それは神経系のごく自然な反応。 恐ろしい出来事に直面したとき、生きのびるために起こる「凍りつき」。トラウマ・性暴力に神経生理学の画期的理論からアプローチする希望の書! 生き残りの反応から抜け出し、つながりを回復するために――。さまざまな立場の専門家・当事者・支援者が論じる、性暴力へのポリヴェーガル的視点の重要性、そして可能性。神経系への理解がもたらす大きな価値とは。
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新刊『ケアの倫理──フェミニズムの政治思想』(岡野八代著)
¥1,364
身体性に結び付けられた「女らしさ」ゆえにケアを担わされてきた女性たちは、自身の経験を語る言葉を奪われ、言葉を発したとしても傾聴に値しないお喋りとして扱われてきた。男性の論理で構築された社会のなかで、女性たちが自らの言葉で、自らの経験から編み出したフェミニズムの政治思想、ケアの倫理を第一人者が詳説する
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新本『無意識のバイアスを克服する』(ジェシカ・ノーデル著 、高橋璃子訳)
¥2,970
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誰もが持つ「意図しない偏見や差別=無意識のバイアス」。最新の科学的研究と具体例を用い、克服のための、そして「形成させない」ための実践的アプローチを探る革新的一冊。 無意識のバイアスを克服する 個人・組織・社会を変えるアプローチ 誰もが大切にされる社会をつくるために—— 意図的でない偏見や差別を根絶することは、 現代における大いなるチャレンジなのだ 王立協会科学図書賞ほか数々の賞にノミネート 世界経済フォーラム年間ベストブック 『THINK AGAIN』のアダム・グラント、激賞
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新刊『ガザとは何か パレスチナを知るための緊急講義』(岡真理著)
¥1,540
2023年10月7日、ハマース主導の越境奇襲攻撃に端を発し、 イスラエルによるガザ地区への攻撃が激化しました。 長年パレスチナ問題に取り組んできた、 パレスチナ問題と現代アラブ文学を専門とする著者が、 平易な語り口、そして強靭な言葉の力によって さまざまな疑問、その本質を明らかにします。 今起きていることは何か? パレスチナ問題の根本は何なのか? イスラエルはどのようにして作られた国? シオニズムとは? ガザは、どんな地域か? ハマースとは、どのような組織なのか? いま、私たちができることは何なのか? 今を知るための最良の案内でありながら、 「これから私たちが何を学び、何をすべきか」 その足掛かりともなる、いま、まず手に取りたい一冊です。 本書は、10月20日京都大学、10月23日早稲田大学で開催された緊急セミナーに加筆修正を加えたものです。
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新刊『新版 いっぱしの女』(氷室冴子著)
¥770
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時を経てなお生きる言葉のひとつひとつが、呼吸を楽にしてくれる――。大人気小説家・氷室冴子の名作エッセイ、待望の復刊! 解説 町田そのこ
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新刊『たたかうひっこし』 文・写真 UNI イラスト 唐澤龍彦
¥900
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文芸ユニットるるるるんメンバーUNIさんによる、引越が決まってからの約半年の怒涛の記録。 引越という実際にこなさないといけない物事の間で揺れ動く感情が、大切に精密に描かれていて、うんうんと相槌を打ちながら読みました。(店主c) パートナーの転職をきっかけに 北海道へ引越すことになった「わたし」。 終わりが近づく放課後児童会の仕事。 迫りくる「るるるるん」入稿。 溢れ出る本の山。 転がる頭痛薬。 本州から北海道はこんなにも遠い。 2023年7月9日発行 サイズ:148×106mm 全106ページ