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新刊『どうして「体育嫌い」なんだろう ジェンダー・セクシュアリティの視点が照らす体育の未来』井谷惠子・井谷聡子・関めぐみ・三上純 著
¥2,420
「体育嫌い」はあなたのせいじゃない! 体育の目的は「うまくなること」? 「スポーツとLGBTQ+」はオリンピックだけの問題? それってほんとに「当たり前」?? 「体育嫌い」当事者の声を丁寧に聴き、「体育の当たり前」をジェンダー・セクシュアリティの視点から問い直すことで、誰ひとり置き去りにしない体育の姿が見えてくる。 目次 はじめに Ⅰ 「体育嫌い」とは何か 序章 なぜ、ジェンダー・セクシュアリティの視点から考えるのか 「体育嫌い」は沈黙している/体育が子どもに与えるインパクト/語り始めた「体育嫌い」たち/「体育嫌い」はしかたない?/なぜ「体育嫌い」を取り上げるのか/「体育の当たり前」を問い直すためのジェンダー・セクシュアリティの視点/「体育嫌い」の研究とは何か/「体育嫌い」は個人の問題ではない 1章 「体育嫌い」の現実 「体育嫌い」の本音と「変わっていない体育」/「体育嫌い」はこんなに多い/体育もスポーツも嫌い? 体育・運動・スポーツとは/女性に「体育嫌い」が多いのはしかたがない?/「体育嫌い」は本人のせい? うまくするだけでは解決しない 2章 そもそも「体育」とは何か 体育科教育がめざしているもの:体育≠競技スポーツ/生涯スポーツと体育/競技スポーツの成り立ち——ジェンダー・セクシュアリティの視点から/国際的にみた教育の動向・体育の動向/カリキュラムの多層性からみた体育の矛盾/体育科教育と多様性 Ⅱ 「体育嫌い」の声に耳を澄ませる 3章 女性の「体育嫌い」が多い理由 大学生たちに過去の体育経験を振り返ってもらう/個人の体育経験を詳細に語ってもらう/「体育嫌い」同士で体育経験を語り合ってもらう/生理中でもプールに入るべき?/生理は隠すもの?!女性が克服するもの?!/女性が嫌な視線を受けるのは「当たり前」なの?/誰を基準にした体育なのか問い直す 4章 体育は男らしさの競技場 男性だって体育が嫌い/男はできて当たり前?/「スポーツができる=スクールカースト上位」/「スポーツができる=モテる」のマウントがしんどい/言葉にならない「体育嫌い」/体育を生きのびる「体育嫌い」/よりよい体育のために「体育嫌い」を肯定する 5章 男女に分けると見えない存在って? 「スポーツとLGBTQ+」はオリンピックだけの問題?/LGBTQ+とは:その意味と社会の前提/LGBTQ+がさらされるリスク:いじめ、不登校、自傷/LGBTQ+の体育経験:アンケートからインタビューへ/体育の「当たり前」を知るために、声を聴く/性別への期待:「女子」あるいは「男子」としての体育/「LGBTQ+はいないこと」が体育の前提/本当に「すべての人」のための体育にするために 6章 みんなつらいのは、どうして? どんな性のあり方でもつらい経験とは/本来の目的とかけ離れた実践/低いパフォーマンスの見える化と他者の視線/さらされる身体とジェンダー/選択肢のない服装の苦しさ/なぜ種目を選択できないの?/体育教師へのあきらめ/これからの体育に期待すること Ⅲ 「体育嫌い」を生み出すしくみ 7章 競技スポーツの「当たり前」を問い直す フェアネスとメリトクラシー/スポーツにおける性別の「当たり前」/「女性」とは誰のことか/性別二元制とそれを強化するスポーツ/スポーツに見られる異性愛主義と人種主義/スポーツにおける同性愛嫌悪(ホモフォビア)/トランスジェンダーのスポーツ参加と「フェアネス」/勝利至上主義と男女の身体の思い込みの交差点で/過度な「フェアネス」?/スポーツする権利に「資格」はいらない 8章 社会と体育に染み込みすぎた競争 競技スポーツ志向の根強さ/遊びが競技に変わる/小学生の全国大会/体力も競争/そもそも体力って何?/競技推進の後景にあるもの——1%のアスリートと99%の私たち/過剰な競争と疎外 Ⅳ 「誰ひとり置き去りにしない体育」の未来に向けて 9章 「体育嫌い」と共にある実践たち 日本でのオルタナティブな実践/海外でのオルタナティブな実践/包括的性教育 10章 ジェンダー・セクシュアリティの視点から見る、体育のこれから 体育教師のこれから/学校のこれから/スポーツのこれから/体育カリキュラムのこ れから おわりに 著者紹介
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新刊『あらがうドラマ 「わたし」とつながる物語』西森路代 著
¥1,870
日本のみならず、香港や台湾、韓国のドラマや映画などといったエンターテイメントについて様々な媒体で執筆する筆者が、日々目まぐるしく変化する価値観や社会のあり方を敏感に捉えた日本のテレビドラマの中から23作品を厳選し、様々な切り口から書き尽くした一冊。
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新刊『養生する言葉』岩川ありさ 著
¥1,760
この世界が、あなたにとって、ちょっとでも生きやすくなりますように。 自分自身を優しくいたわる「ヒント」がつまったエッセイ集。 大江健三郎、ハン・ガン、津村記久子、文月悠光、『ブルーロック』、『君と宇宙を歩くために』……文学研究者が出会った、人生に寄り添ってくれる「言葉」と「物語」。 「養生という言葉を私は自分自身の生を養うさまざまな物語とつなげて考えてきた。ちょこんと横に置いて、ヒントとなる物語。自分の感情を教えてくれたり、生きる力をくれるような表現。それらを養生する言葉として捉えてきた。養生する言葉は、生きるための知恵であり、私よりも先に生きてきた人たち、同時代に生きている人たちが重ねてきた、輝くような実践の集積である。」
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新刊『へこたれてなんかいられない』ジェーン・スー 著
¥1,760
今日もなんとか生きていくのだ! 体のことに親のこと、仕事のことに友人のこと、 中年の毎日にはいろいろあるけれど。 大人を励ますごほうびエッセイ。 思っていた「五十歳女性」とはなんか違う。 馬車馬のように働き、 ストレス発散はドラッグストアでの無駄遣い、 休日はプロレス観戦に血道を上げ、 夫も子どももいないのに常にバタバタの日々――。 それでも、インディペンデントでいたいから。 〈目次〉 第1章 今日もなんとか生きていく 第2章 ポンコツな我々と日々のタスクと 第3章 大人の醍醐味・中年の特権 第4章 それでも生活は続くのだから
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新刊『誰でもない』ファン・ジョンウン 著 斎藤真理子 訳
¥1,298
SOLD OUT
恋人をなくした老婦人、閉ざされた未来を前に生き延びようとする若者……。ハン・ガン以後最も注目される韓国作家が描き出す、現代を生きる私たちの日常という祈り。
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新刊『大学生がレイシズムに向き合って考えてみた 改訂版』貴堂嘉之 監修 一橋大学社会学部 貴堂ゼミ生&院ゼミ生有志 著
¥1,760
身近なことからそもそもの概念、アメリカの奴隷制まで――レイシズムをめぐるさまざまな「問い」にアメリカ史ゼミの学生たちが歴史を紐解き、真摯に向き合った、レイシズムを学ぶための「超」入門書。読書案内をもさらに充実させた待望の改訂版。 はじめに 第1章 身近なこと編 Q1 日本にレイシズムってあるの? Q2 民族差別って人種差別となにが違うの? Q3 障がい者に対する差別事件はどうして起こるの? Q4 部落差別ってそもそもなに? Q5 なんで日本は移民・難民に優しくないの? Q6 日本における「日本人」って誰のこと? Q7 「日本語上手ですね」のなにがいけないの? Q8 「ハーフ」って呼んだらダメ? Q9 日本は人種差別を禁止しないの? コラム1 “美白”はレイシズムって本当? コラム2 日本は単一民族国家ってなぜ言われてきたの? 第2章 そもそも編 Q10 レイシズムはそもそもどんな考えなんだろう? Q11 いつレイシズムが生まれたの? Q12 レイシズムと優生思想って関係あるの? Q13 ステレオタイプと偏見、差別ってなに? Q14 レイシズムは奴隷貿易や奴隷制の歴史とどんな関係があるの? Q15 植民地支配とレイシズムってどう関係しているの? コラム3 奴隷制・植民地支配の賠償問題と人種資本主義 Q16 人種差別撤廃に向けて国際社会はどのように取り組んだの? Q17 白人って誰のこと? コラム4 アカデミー賞受賞者はなぜ白人が多いと批判されたの? コラム5 文化の盗用ってなに? 第3章 アメリカ編 Q18 アメリカは「自由」と「平等」の国と言われるのに、なぜこんなにレイシズムが激しいの? Q19 奴隷制下で黒人たちはどのように闘ってきたの? Q20 奴隷解放ってなんだったの? Q21 公民権運動で人種差別が終わらなかったのはどうして? Q22 BLMってなに? コラム6 インターセクショナリティ コラム7 アメリカの異人種間結婚 Q23 黒人は悪いことをするから差別されるんじゃないの? Q24 先住民はなにを奪われてきたの? Q25 移民の国なのにどうして「不法移民」が生まれるの? Q26 アメリカでのアジア系の人々への差別はコロナ禍をきっかけに始まったの? Q27 日系人はアメリカでどのように差別を乗り越えようとしてきたの? Q28 イスラム教徒はアメリカでどのように差別されてきたの? Q29 なぜトランプが支持されたの? 座談会 わたしたちはレイシズムにどのように向き合えばいいの? 読書案内/各Qの参考文献 あとがき
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新本『女性議員を増やしたいZINE』濵田真里 著
¥1,100
ジェンダーギャップ指数で日本は政治分野が146カ国中139位。なぜ日本には女性議員が少ないのか。 政治家=スーツを着た男性、家庭と両立できない仕事という固定概念、さらに可視化されにくい女性議員・候補者へのハラスメント。 変化する社会課題解決に向け、多様な人々が政治参画するための第一歩を考えます。 これまでずっと男性主体で続いてきた「政治」を解体し、もっと多様な人たちが関われるものにする作業を、たくさんの人たちと一緒にやっていきたい。1人でも多くの人に、女性議員を増やすためにできることを見つけてほしいという思いから、このZINEを作成しました。 【目次】 はじめに 1章 女性議員はどれくらいいる? 2章 なぜ女性を増やす必要がある? 3章 女性議員が増えない理由 4章 女性議員に対するハラスメント問題 5章 女性議員・候補者のサポート活動 6章 私たちにできること 応援・ボランティア・バイスタンダー 付録① 選挙ボランティアのしおり 付録② こどもと一緒に選挙ボランティアしてみよう!リーフレット 付録③ もっと知りたい人のためのおすすめ本リスト
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ZINE『FIFTYS PROJECT MONTHLY NEWSLETTER COLUMN』
¥1,100
「政治分野のジェンダー不平等、わたしたちの世代で解消を」と掲げ、20代・30代の女性(シス/トランス)、Xジェンダー、ノンバイナリーの地方議会議員への立候補を呼びかけ、一緒に支援する活動を続けているFIFTYS PROJECTのZINE。 FIFTYS PROJECTのマンスリーサポーター向けに毎月送っているニュースレターに掲載しているメンバーのコラムをまとめたもので、活動の背景にある一人ひとりの思いを知ることができる。
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ZINE『菜食と生きる』
¥1,500
Queer、Queerアライ、Deaf、Vegan、フレキシタリアン、地方住み、都内住み、海外在住、などそれぞれに異なる属性があるけれども、フェミニズムを大事にしている6人のメンバーによるZINE。 菜食や旅先、お弁当の話や、トロントでのおすすめスポットなど、veganismのおすすめなどの情報も掲載。
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新刊『若者の戦争と政治 20代50人に聞く実感、教育、アクション』(仕事文脈編集部編)
¥1,870
むしろ「学ばなかったこと」のほうが印象深いかも(26歳) 「先生だから政治的意見は言えない」と、"中立"であることにこだわっていたのが印象的(23歳) 「社会や政治に無関心な若者」は、こうして生まれたー 1994〜2004年生まれ、20代50人に聞いた、戦争と政治。 「慰安婦」の文字が教科書から消され、戦争における加害の歴史を学ばなかった。 性教育がバッシングされ、激しいジェンダーバックラッシュが起こった。 生きづらさを自己責任で丸め込まれ、「ゆとり」や「さとり」と後ろ指をさされる。第2次安倍政権下で義務教育期を過ごしたかれらは、当時の政治や教育にどう影響され、何を感じてきたのか。 生まれ育った1994〜2024年の政治、教育、文化、社会の動きを年表で振り返るとともに、若者たちの声を聞く1冊。 戦争を起こさないようにするのは誰か。問われなければいけないのは政治だ。 (寄稿 武田砂鉄)
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『元始、女性は太陽であった 平塚らいてう自伝』3冊セット
¥2,000
SOLD OUT
雑誌『青鞜』を創刊し、「元始、女性は太陽であった」というあまりにも有名な発刊の辞を書いた平塚らいてうが自らの人生を語る。 経年による日焼け、軽度なスレあり。 戦後編が欠けています。
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『生きることのはじまり』(金滿里著)
¥1,500
絶望を生きるわたしたちへ。 障碍者だけのパフォーマンス集団「態変(たいへん)」の主宰者が、想像を絶する極限状況を生き延び、人間の本質を問い続けた「生きること」の物語。 朝鮮古典芸能の伝承者で、在日1世の母から生まれた著者。継承を期待されるが3歳でポリオ(小児マヒ)を発病し、首から下が全身麻痺の重度障碍者となる。苦悶に満ちた4年間の入院治療の末に退院、肢体不自由児施設での集団生活を10年間過ごす。そこでは、設備不備による劣悪環境下で友人の死を目の当たりにする。その後、障碍者自立解放運動に参画、同時に、当時はまだ珍しかった、24時間介護の自立障碍者となる。運動組織の分裂・解体をきっかけに「態変」を旗揚げし1児の母へ。その壮絶な半生の軌跡を、切実な筆致で描く。
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新刊『影犬は時間の約束を破らない』パク・ソルメ 著 斎藤真理子 訳
¥2,640
SOLD OUT
ソウル、釜山、沖縄、旭川。治療としての〈冬眠〉が普及した世界の、眠る者と見守る者。やがて犬たちが、人々を外へと導いてーー。世界とはぐれた心を結び直す冬眠小説集。 すべての疲れた人たちへーー。 未踏の文学を切り拓く作家による、 韓国と日本を舞台にした冬眠小説集の誕生! ・冬眠は、健康診断とカウンセリングを経て開始する。 ・万一に備えて冬眠者を見守るガイドが必要になる。 ・ガイドは、信頼できる人にしか任せられない。 ・冬眠者の多くが、はっきり記憶に残る夢を見る。
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新刊『弾劾可決の日を歩く “私たちはいつもここにいた”』岡本有佳 編著
¥1,100
2024年12月3日、尹錫悦大統領による突然の「非常戒厳」宣布から始まった韓国の混乱。大統領弾劾を求め200万人規模のデモが行われ、大勢の若い女性たちが参加した。多くの市民が立ち上がり声を上げる根底にあったのは、尹政権の言論弾圧や不正、アンチフェミニズム政策への怒り。現地を取材し、抵抗する人々の声を聞いた記者による、韓国の現実。 より尖がった、踏み込んだコンテンツを発信するレーベル「gasi editorial」第7弾! 【目次】 はじめに ソウル・弾劾可決の日を歩く 家の中で大切な、一番明るい光を持って集まった女たち イ・ラン インタビュー「私たちはいつもここにいた。見てなかっただけ」 言論弾圧に抗う① 独立メディア ニュース打破 言論弾圧に抗う② メディアを監視する 民主言論市民連合 韓国の若い女性たちはなぜデモに行くのか−−怒りとフェミニズム 趙慶喜
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新刊『ケアの倫理と平和の構想──戦争に抗する 増補版』(岡野八代著)
¥1,650
SOLD OUT
「戦後」も続く暴力の連鎖のなかで、フェミニズムは人間の「傷つけられやすさ」を見据え、ケアの視点から平和を希求してきた。「慰安婦」問題、9.11、ガザ……。「正戦」「自衛」の名の下で人間の身体を破壊する戦争の本質を明らかにし、平和の構想を紡ぎだす。対談「戦争に抗する思想」(岡野八代×三牧聖子)を収録。
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新刊『[増補]お砂糖とスパイスと爆発的な何か ――不真面目な批評家によるフェミニスト批評入門』(北村紗衣著)
¥990
いつのまにか、「男子」の眼で観てない? 名探偵ミス・マープルが見抜いた“二人の関係”。女性にとっては住みやすい? 名作ディストピア小説の舞台。フェミニストの視点をもてば、作品はもっと面白くなる! ミス・マープルの本当のすごさや、文学史に輝く “キモくて金のないおっさん”を描いた名作、そして新時代のディズニーアニメの悪戦苦闘。あの名作が100倍面白くなり、見たい映画とドラマと本と舞台がどんどん増える、フェミニスト批評集がついに文庫化! 書き下ろし「どうもありがとう、パメラ・アンダーソン」を含む、型にはめない、はまらないものの見方を教えてくれる批評6本を増補してお届けします。
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ZINE『アストリッドとピッピがおしえてくれたこと』(さわひろあや文、つきぞえなお絵)
¥1,980
1945年の発表以来、世界中で愛されている「長くつ下のピッピ」シリーズ。作者、アストリッド・リンドグレーンの生涯にスポットを当て、ピッピの魅力についても余すところなく解説。 はじめに アストリッド・リンドグレーンの名前をよく聞くようになったのは、デンマークの公共図書館で働き始めた頃のことです。デンマークで暮らすことを決めたわたしは、図書館司書の資格を取得するために学びながら、縁あって児童図書館で働くようになりました。その間、『はるかな国の兄弟』や『山賊のむすめローニャ』を探しているというお父さん、お母さんたちに、何度これらの本を手渡したでしょう。子どもの頃に読んだリンドグレーンの本を、大人になって自分の子どもと一緒に読むというのは、デンマークではよく見かける光景です。始めはピッピやエーミールなどの楽しい物語を、そして少し子どもが大きくなったらこの2冊を一緒に読みたいという大人がたくさんいることを、わたしは仕事を通して知りました。
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新刊『イスラエルについて知っておきたい30のこと』(早尾貴紀著)
¥2,090
【概要】 2023年10月7日に起きたハマースの蜂起から約15カ月半後の2025年1月19日、イスラエルとハマースの間で6週間の「停戦」合意がなされた。 イスラエルの一方的な爆撃によりガザ地区の公共施設や主要インフラは壊滅的な状況に陥り4万人超が死亡、その大半は子どもや女性だったとされる。 だが、イスラエルによる暴力はいまに始まったことではない。 1948年のイスラエル建国前からシオニストたちはパレスチナの地の略奪を目標に、欧米や周辺諸国を巻き込み、暴力を繰り返してきた。 キリスト教福音派のシオニズムへの接近、ホロコーストの政治利用、ユダヤ教とシオニズムの対立、PLOの挫折、オスロ合意の欺瞞、〈10・7〉蜂起、そしてイスラエルが描く「ガザ2035」の未来図とは? いま私たちがパレスチナ問題を考えるための基本書。 「停戦」は、一般的な国家戦争の停戦とは全く異なり、イスラエルによる一方的なガザ地区でのジェノサイドの「一時停止」にすぎません。 ガザ地区の占領も封鎖も変わらず、またやはり占領下のヨルダン川西岸地区で続いているイスラエル軍の侵攻と入植者による襲撃・収奪も止まることがないのです。――「あとがき」より
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新刊『性的同意は世界を救う: 子どもの育ちに関わる人が考えたい6つのこと』(斉藤章佳・櫻井裕子著)
¥1,870
SOLD OUT
性犯罪再犯防止プログラムにおける 包括的性教育の取り組み「性的同意は世界を救う」プロジェクト ■男子の子育てをしている保護者に役立つ知見を抽出 追って詳しく見ていくが、性加害者たちの実態は、多くの一般の方たちが想像しているであろう、「性欲が異常に強く、抑制が効かない人間」というわけでは決してない。加害者臨床の視点からは、むしろ、何らかの要因で生きづらさやコンプレックス、困難さを抱え、「自己治療」の手段として、加害するといったケースのほうが目立つ。 つまり、誤った「自己治療」やストレス・コーピングの手段を選択しているというのが、多くの性加害者の姿であるというのが私の実感である。 そうであれば、治療環境の調整や再犯防止スキルを身に付けることはいうまでもなく、生きづらさを少しでも軽減し、さらに、性暴力を自己治療の手段としてはいけないことであるという再学習が達成できれば、性加害から距離を置くことは可能となるはずというのが、私たちの結論である。そして、この本は、得られた膨大な結論の中から、男子を育てている保護者などに役立つ知見にフォーカスして、6つのテーマでお届けするものである。
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新刊『「働けない」をとことん考えてみた。』(栗田隆子著)
¥2,090
SOLD OUT
働かない、働けない、働きたくない……。 「普通の働き方」ってなんだろう? ロスジェネ世代、非正規雇用、職場のハラスメント、 うつと休職、生活保護、障害年金── 『ぼそぼそ声のフェミニズム』著者がつづる 〈働けない〉側から考える、あたらしい労働論。 「ウェブ平凡」で話題を呼んだ好評連載に、書き下ろしを加え書籍化! 〈目次〉 はじめに 一章 働かない、働けない、働きたくない ……時代が私に追いついてきてしまったのか? 「正規雇用」の「正」ってナニ? ──正規雇用と非正規雇用の分断の正体 働けない人間の身に起きたこと──年金制度に潜む差別 独身女性のイメージの変遷を追ってみる──ゼロ年代から二〇年代まで インボイス制度──国家や企業の本音が透け透け 「女性活躍」とは何なのか? ──「女性の人権」とは似て非なるもの 世界は無償労働で回っている──有償労働と無償労働の違いって? 二章 「普通になりたい」という願望 “怠ける”というタブー ──うつ病の人が闘う相手とは 「お天気屋さん」として生きている いつまでも楽にならない労働の話 頑張りゃいいってものじゃない 「おおきなかぶ」と「新時代の『日本的経営』」 三章 不安定な私の労働と、働かなくてもよい人たち 「怠け者」列伝 働いているけど、働いてない 不労所得──あるいは「稼ぎ」が目的ではない仕事 ポイ活──消費の導火線、あるいは労働の残滓 おわりに
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新刊『ジェンダーの考え方 権力とポジショナリティから考える入門書』池田緑 著
¥2,640
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ジェンダー平等の実現を目指すべきといわれる一方で、ジェンダーやフェミニズムは社会の頑迷な抵抗に遭いもする。その背景にどのような規範があり、権力作用がはたらいているのか。ジェンダーに関する差別や抑圧は、日常にどのように埋め込まれているのか。 本書では、規範や権力作用という視点を軸にして、ジェンダー/セックスや構築主義/本質主義などの基礎概念から、ジェンダー論の核心、ポジショナリティといった新たな概念、それらを個別の問題に当てはめて考えるのに必要な視点までを、豊富な具体例を用いて平易に説く。 また、「差別ではなく区別だ」「女性もほかの女性を差別することがある」「男も「男らしさの鎧」の重圧に耐えていて大変なのだ」などの、男性側が批判を封殺するのに用いるレトリックの欺瞞性や問題点も明らかにする。 女性に無力感を植え付ける男性の執拗な妨害などを「ジェンダーの権力作用」として捉えることで、ジェンダーの考え方に対する理解を促し、ジェンダー論を学ぶ「はじめの一歩」にとどまらず、二歩目、三歩目を力強く後押しする画期的な入門書。 目次 はじめに――ジェンダー論に向き合うこと 第1章 ジェンダーを考えること:1――ジェンダー論の前提 1 ジェンダー論と生活経験 2 ジェンダー論の前提になる諸概念 3 「女性問題」という問題 解説1 構築主義とネイション 解説2 ミソジニー 第1章をより理解するためのブックガイド 第2章 ジェンダーを考えること:2――ジェンダーのポリティクス 1 ジェンダーをめぐる駆け引き 2 脱‐自然化 3 ジェンダーカテゴリーと規範権力 4 性差別をめぐる事実判断と価値判断 第2章をより理解するためのブックガイド 第3章 制度か心か――フェミニズムが問題にしてきたもの 1 フェミニズムとジェンダー論 2 リベラルな視点による制度への問題提起 3 第2波フェミニズム:1――私的領域への注目 4 第2波フェミニズム:2――性支配 5 第2波フェミニズム:3――労働への注目 解説3 リベラリズム 解説4 良妻賢母 解説5 戦争、そしてボーヴォワールとフーコーの影響 第3章をより理解するためのブックガイド 第4章 差別/区別と自然化 1 差別の順序 2 徹底した差別、すなわち区別 3 区別論の効果 4 自然化と自然の構築 解説6 先史時代の性別役割分業 解説7 ジェンダーと“最新の科学” 第4章をより理解するためのブックガイド 第5章 男もつらいよ?――男たちの欺瞞のポリティクス 1 責任転嫁と「加害者の被害者化」 2 ポジショナリティと男性の利益 3 男もつらいよ? 4 男性内の配分の問題(複数性の問題) 解説8 相殺法 第5章をより理解するためのブックガイド 第6章 ジェンダーと社会的結合 1 男性たちの社会的結合 2 異性愛での社会的結合 3 近代家族の社会的機能 4 制度ということの意味 解説9 母性 解説10 晩婚化・非婚化・少子化は女性の責任? 解説11 イエとカイシャ 第6章をより理解するためのブックガイド 第7章 ジェンダーと権力作用 1 交換という社会的結合 2 代理行為と模倣 3 強制された共犯性 4 ポストコロニアルなジェンダー権力 解説12 学習性無力感(learned helplessness) 第7章をより理解するためのブックガイド 文献表 おわりに――みる前に跳べ
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新刊『ユリイカ 2025年1月号 特集 ハン・ガン』
¥1,760
SOLD OUT
2024年ノーベル文学賞受賞記念 傷をつくるのも癒すのも同じ人間であるということを、 ハン・ガンは果てしないスペクトラムとして物語の中に描き出す。『菜食主義者』『少年が来る』『すべての、白いものたちの』『別れを告げない』……数々の名作によって導き出されてきた他者への愛が、惨たらしい暴力の中にある人間の生の儚さを照らす灯として、いま世界中で必要とされている。ハン・ガンの苛烈なまでに静謐な作品風景に迫り、さまざまな痛みと回復の過程を見つめる。 line2.gif 特集*ハン・ガン――傷を照らし、回復を導く灯…ノーベル文学賞受賞記念 ❖インタビュー 心臓の実、小さな炎が生み出す言葉 / ハン・ガン 訳=柳美佐 ❖回復への導き もう「白いもの」ではないあなたに、「しなないで」と祈ること――ハン・ガン『すべての、白いものたちの』 / 菊間晴子 傷と回復について――ハン・ガン「回復する人間」 / 岩川ありさ 不可視の光、雪の声――ギリシャ語の時間について / 髙山花子 ❖わたしとハン・ガン 理想は、ハン・ガンのように / 温又柔 アンソロジーのなかのハン・ガン / 頭木弘樹 ❖対談 傷の痛さ、雪の白さ / 斎藤真理子×宮地尚子 ❖韓国文学の扉 ハン・ガンワールドを日本語圏でも存分に味わってもらうために / 金承福 ハン・ガンと今日の韓国文学――苦痛と悲しみに対する思索 / きむふな ❖残響を痛む 腐肉の愛しさ――『少年が来る』『別れを告げない』 / 佐藤泉 ハン・ガン、歴史の証言と沈黙を描く作家 / 江南亜美子 宴の終わりに抗う――『少年が来る』と『別れを告げない』光州民主化運動と四・三をめぐる歴史の逆説 / 真鍋祐子 物語の鳥――歴史の身体を超えて / 須藤輝彦 ❖死者とともに生きる 暗がりに差し込む一筋の光 / 井手俊作 島々の祈り / 石井美保 ❖詩 白いごはん / 小野絵里華 ❖かすかに聴こえる そっと静かに、けれど強く思い続ける人 / 古川綾子 人は歌うときこどもになる / 寺尾紗穂 ❖身体のあわい 潰えた希望から芽吹くもの / 山家悠平 夢から醒めるとき――『菜食主義者』 / 今村純子 舌が溶け、唇をほどく――詩集『引き出しに夕方をしまっておいた』より / 森山恵 ❖「受賞」に際して ハン・ガンのノーベル文学賞受賞を考える二つの視点 / 崔誠姫 辺境に詩する声――キム・ヘスンとハン・ガン / 吉川凪 傷みの記憶を共にする――ロシア語圏のハン・ガン / 奈倉有里 ❖現代韓国の地平から 黄晳暎からハン・ガンまで――文学作品の当事者性と私たちの〈いま・ここ〉 / 渡辺直紀 「歴史的トラウマ」と文学――韓国でハン・ガンはどう読まれてきたか / 金ヨンロン ❖資料 ハン・ガン全著作解題 / udtt book club ❖忘れられぬ人々*39 故旧哀傷・川喜多長政・かしこ夫妻 / 中村稔 ❖詩 花々・四月中旬 他二篇 / 中村稔 ❖ユリイカの新人 Lost / 湖中千絵 ❖われ発見せり 跡形もなく残るもの / 中田崚太郎
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『女性が政治を変えるとき』(五十嵐暁郎、ミランダ・A.シュラーズ著)
¥1,000
障壁を乗り越え、議員、首長を務めてきた女性政治家たちへのインタビューから、変革の鍵を探る.
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新刊『だったら、あなたもフェミニストじゃない?』アルテイシア 著
¥1,980
SOLD OUT
フェミニスト=性差別に反対する人。 その反対語はセクシスト(性差別主義者)。 あなたはどっち!? 武田砂鉄、楠本まき、津田大介、瀧波ユカリ、竹田ダニエル、藤井サチ、渡辺満里奈 … 7人と語り合うフェミニズムとの出会いとこれからをまとめた対談集!