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新刊『分断されないフェミニズム ほどほどに、誰かとつながり、生き延びる』荒木菜穂著
¥2,640
SOLD OUT
非婚/未婚/既婚、正規労働/非正規労働、性差別的な売春か/セックスワークか、女性の保護か/男女平等か――。フェミニズムは分断と連帯にどう向き合えばいいのか。 フェミニズムの議論を骨格に、現場の声にふれた経験に基づき、女性たちが簡単にはつながれない現実を見据えたうえで、シスターフッドとは何かを問いかける。 女性たちが差別に抗い、不満に共感しあいながらも、ともに声を上げられない現実を、ジェンダーに基づく権力構造による分断だけではなく、考え方や生き方、事情や立場が異なる個人の関係性などの視点から読み解く。 「分断」を乗り越えることを模索し、「ほどほどに、誰かとつながり、生き延びる」ための女性のこれからを提案して、長年のフェミニズムの場での活動と思索に基づいて女性のつながりのあり方の再考を求める評論。
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新刊『トランスジェンダーQ&A 素朴な疑問が浮かんだら』高井ゆと里/周司あきら著
¥1,980
トランスジェンダーの人たちは生活上の困難を抱え、様々な不合理や社会からの排除に直面しています。また、SNSを中心にトランス差別・ヘイトが急速に拡大して、トランスジェンダーの人たちの生存を脅かしています。 様々な「議論」をする前に、トランスジェンダーの人たちの「生きる現実」を知ることがなにより必要です。 「なぜ性別が社会で重視されるのか?」「トランスジェンダーとは?」「性別を変えるために何が必要?」「トランスジェンダーの人たちが直面している困難は?」「トランス差別・ヘイトがなぜ跋扈しているのか?」――。 本書は、性別を重視するいまの社会のありようを押さえたうえで、トランスジェンダーをめぐる大きなクエスチョンを21個、そこから派生するクエスチョンを65個設けています。それらの基礎的な質問から性別分けスペースにまつわる疑問、「トランス差別はいけないけれど気になる」疑問まで、語りかける文体でわかりやすく答えています。 いまの社会がどうなっていて、そこでトランスジェンダーの人たちがどんな困りごとを経験していて、それを解決するには何が必要なのか――Q&A形式でそれらを具体的に知ることができる一冊です。
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新刊『翔ぶ女たち』小川公代著
¥1,760
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明治から昭和にかけて活躍した小説家・野上弥生子。 語学力や教養やケア実践を、彼女はその先駆的な仕事にどう活かしたのか。 「ケア」をテーマに研究を続けてきた英文学者の「私」が弥生子の人生に惹かれた理由とは。 文学、映画、アニメ、音楽……現代の表現者たちの言葉をつなげて語る斬新な評論。 ロングセラー『ケアの倫理とエンパワメント』『ケアする惑星』著者の最新作。
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新刊『エブリデイ・ユートピア』(クリステン・R・ゴドシー 著 、高橋璃子 訳
¥2,970
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ユートピア・イズ・バック! 歴史は夢みる人によって作られてきた。必読 トマ・ピケティ(『21世紀の資本』)絶賛 ユートピア=夢物語ではない 私的生活から社会を変える 古代ギリシャのピタゴラスから 現代コロンビアの「家母長制」エコビレッジまで 様々な思想やコミュニティの実践を参照しながら 戦闘的オプティミズムで 資本主義リアリズムと冷笑に挑む
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新刊『ジェンダー目線の広告観察』小林美香著
¥2,200
SOLD OUT
コンプレックスを刺激する脱毛・美容広告、バリエーションの少ない「デキる男」像。 公共空間にあふれる広告を読み解き、「らしさ」の呪縛に抵抗する。
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新刊『われらはすでに共にある――反トランス差別ブックレット』反トランス差別ブックレット編集部(青本柚紀、高島鈴、水上文)編
¥1,100
2022年11月に刊行された反トランス差別ZINE『われらはすでに共にある』の増補版。ZINEの内容はほとんどそのまま、新たにエッセイを3本、ブックガイドを4本追加。 日に日に苛烈さを増すトランスジェンダーに対する差別・排除言説。現実に即さないトランスジェンダー像が広められ、恐怖と不安が煽られる。本書は、そうした現状に抵抗を示すべく刊行された。複雑で多様な個々人の声、現状に対する抵抗言説を、読みやすい長さで多数収録。巻末には映画・ブックガイドを掲載。トランスヘイトの嵐に抗うために、まず手に取りたい1冊。 〈われらはすでに共にある。共にある未来のために、共に生き続けるために、あなたは決してひとりではないのだと言うために、本書は作られている。他ならないあなたに届くことを、私は祈っている。〉(水上文「はじめに」より)
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新刊ZINE『MiNoRi+ミノリト』創刊号
¥1,600
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ジェンダーマイノリティと明日を生きる創作『MiNoRi+ミノリト』創刊号。 漫画、小説、短歌など盛りだくさんの内容で、巻末にLGBTQ+の支援団体とセーファースペースリスト付き。
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新刊『いちばんやさしいアロマンティックやアセクシュアルのこと』三宅大二郎 今徳はる香 神林麻衣 中村健 著
¥1,760
「みんな恋愛するもの」「好きな人とはしたくなるもの」 それって本当? 3ステップで恋愛・性愛の理解が深まる入門書 他の人に恋愛感情を抱かない「アロマンティック」や、他の人に性愛感情を抱かない「アセクシュアル」をはじめとする多様なセクシュアリティ(Aro/Ace)について、どなたにもやさしくお伝えします。 「恋する気持ちがわからない…」 「性的なことはしたくない」 「他の人と違う気がする…」 「身近な人が当事者だったら?」 「Aro/Aceって何?」 初めて知るという方から、説明を読んでしっかりと理解したい方、さらに詳しく知りたいという方まで、ニーズに合わせた3つのステップで解説します。
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新刊『男たちの部屋 韓国の「遊興店」とホモソーシャルな欲望』ファン・ユナ 著 森田智惠 訳
¥2,860
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最後まで金を落とし、本物の男になれ―― 多数の被害者を出し韓国社会を激震させた「バーニングサン事件」と「n番部屋事件」。しかし女性従事者が男性客を接待する遊興店において、女性への暴力は日常的におこなわれている――。ジェンダー化された空間でかたちづくられる権力構造、暴力を「遊び」として収益化する遊興産業の営業戦略、労働の過程で発生する搾取とスティグマを、当事者女性の声から暴きだす。 「男性の快楽のために女性を取引する産業の存在、女性を人間ではない『商品』として格下げする過程で発生する暴力、その暴力をも商品化し、それを当たり前のものとしてきた市場経済。このなかで発生するとてつもなく巨大な利潤の創出は近代化以降引き続いており、それが『遊興』という名前で普遍化しているのが韓国社会の姿だ」(本文より)
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新刊『ブラを燃やす。恋をする』アルフィ 作 ハナ 訳
¥2,420
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"友達”なら、こんなに傷つかないーー 女性どうしの「ままならぬ」恋を描く韓国発のグラフィックノベル! 「読書サロン」主宰の安田葵さんの解説を収録 アジアルーツの漫画を紹介するKGBシリーズの第三冊。
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新刊『真剣に生理の話をしよう 子どもの自立につながる月経教育 』鈴木なつ未 著
¥2,090
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月経を正しく学ぶと子どもは自立する! 金メダリストなどもサポートしてきた著者が、 誰でも今すぐできる「月経教育」の始め方を伝授。 ・10代から50歳ごろまでの女性には毎月生理(月経)があります。 ・それは健康の証。特別なこと、恥ずかしいことでもなく、当たり前のことです。 ・3ヵ月以上月経が来なかったら、脳からのサインかも。すぐに受診しましょう。 ・月経がつらかったり、普段と違うことがあったりする場合も、受診しましょう。 些細なことでも構いません。 ・月経と上手に付き合うために、普段から記録して、自分を知ることが必要です。 ・自分のからだを知ることで、自立し、成長することができます。 本書で提唱する「月経教育」をかんたんにまとめると、こういうことです。 でも、これだけでは月経教育は半分しか完成しません。 あと半分は何でしょう。それは、子どもと大人が、気軽かつ当たり前に、月経についてオープンに話し合うことができるようになることです。 子どもたちのよりよい人生のために、真剣に生理の話をしよう。 性別に関係なく、みんなで。今日から。 そのために大人ができることを、この本でお伝えします。(本書「はじめに」より)
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新刊『女性はなぜ男性より貧しいのか?』(アナベル・ウィリアムズ著、田中恵理香訳)
¥2,860
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現在のペースだと 男女間の賃金格差を解消するためには257年かかる――。 257年待っていられないすべての人へ。 お金×ジェンダーの必読書。 もし、自分が一生、男性よりも収入が少ないと知っていたら? 今日、女性であることはそうなる可能性が高いことを意味し、 男女の間にはいまだに大きな格差が存在している。 「女性の賃金を低くするのは違法だから賃金差別は存在しない」「賃金格差は教育で解決できる」 などの通説を覆しながら、格差が生まれる根本と平等に向けた具体策に迫る。
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新刊『三淵嘉子と家庭裁判所』清水聡 編著
¥1,320
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日本初の女性弁護士、初の女性裁判所長であり、家庭裁判所創設にもかかわった三淵嘉子さん。時代の先駆者の人物像と足跡を描く。
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新刊『ノンバイナリースタイルブック』(山内 尚著)
¥1,650
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皆さん服とどう向き合っていますか? 自由な、しっくりくる「装い」で、日々生きることができていますか? この本を書いたのは、男女二元論で説明しきれない性別を生きる、ノンバイナリーの山内尚さんです。漫画家としても活躍中の山内さんは、服が大好き。しかし、自分にとって心地いい服と出会うまでの道のりは、けわしい獣道でした。 服屋さんの多くはメンズとレディースにはっきり分かれていて、最近では性別を問わない〝ということになっている〟ユニセックスの服も増えてきたものの、そもそもこの三分類がしっくりこないと感じている方も、案外いるのではないでしょうか。 この本では、62点のファッションイラスト、4つのコラム、2つのマンガ、5本のエッセイがフルカラーで収録されています。あらゆる表現を駆使しながら、ノンバイナリーであること、ノンバイナリーにとっての装いの問題など、さまざまなテーマに向き合った贅沢な一冊です。
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新刊『闘争のインターセクショナリティ 森崎和江と戦後思想史』大畑凜 著
¥3,080
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出逢い、聞き、書き記す 森崎和江の仕事をまなざすと、その思想にインターセクショナリティの萌芽を見出すことができる。フェミニズムやポストコロニアル思想などの系譜を繙くことで浮かび上がるものは何か。戦後思想史を更新する、俊英による画期の書。
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新刊『シミズくんとヤマウチくん われら非実在の恋人たち』(山内尚・清水えす子著)
¥1,650
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清水えす子さんと山内尚さんはカップルで、ふたりとも「出生時に女性として割り当てられた者」として生きています。そして、山内さんはノンバイナリーでもあります。 バイナリー(男女二元論)が前提とされるこの社会のなかで、このようなパートナーシップのあり方は、ときに規範からの「逸脱」と見なされ、シスジェンダーの異性愛カップルと比べて「承認」が得られにくいどころか、構造上の不利益や不平等も受けやすい……。この本に登場する〈シミズくんとヤマウチくん〉は、そうした社会状況において生み出された〈非実在カップル〉です。 “家人がかつて祖母に交際相手の人となりを説明するよう求められたとき、非実在文学青年シミズくんが生まれた。この交際相手とは私のことだ。シミズくんは、私について性別を伏せて語ったところの産物である。” ──「プロローグ」 この本は、クィアたちがパートナーの存在を隠すときに立ち上がる〈非実在の恋人たち〉を、想像力で掬い上げようとした結果です。〈非実在〉に思えるかもしれないけれど、〈かれら〉のような存在はたしかにこの社会にあり、そんな〈かれら〉にも個別具体的な生活があり、感情があり、それぞれのやり方で日々を生きのびているのではないでしょうか。 そちらの暮らしはどう? 実際のカップルだからこそ編むことができた、喜怒哀楽に満ちた(パラレルな)日常をえがく、唯一無二のエッセイ集の誕生です。
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新刊『神秘的じゃない女たち』(イム ソヨン著、オ ヨンア訳)
¥2,200
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女性の観点から科学を見つめ、科学の観点から女性の体と経験を理解しようとした思索の軌跡。韓国SFの俊英キム・チョヨプらも推薦。
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新刊『別れを告げない』ハン・ガン著、斎藤真理子訳
¥2,750
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国際ブッカー賞受賞作家、待望の最新長篇 韓国で発売後1か月で10万部突破のベストセラー! 韓国人として初のメディシス賞受賞作 作家のキョンハは、虐殺に関する小説を執筆中に、何かを暗示するような悪夢を見るようになる。ドキュメンタリー映画作家だった友人のインソンに相談し、短編映画の制作を約束した。 済州島出身のインソンは10代の頃、毎晩悪夢にうなされる母の姿に憎しみを募らせたが、済州島4・3事件を生き延びた事実を母から聞き、憎しみは消えていった。後にインソンは島を出て働くが、認知症が進む母の介護のため島に戻り、看病の末に看取った。キョンハと映画制作の約束をしたのは葬儀の時だ。それから4年が過ぎても制作は進まず、私生活では家族や職を失い、遺書も書いていたキョンハのもとへ、インソンから「すぐ来て」とメールが届く。病院で激痛に耐えて治療を受けていたインソンはキョンハに、済州島の家に行って鳥を助けてと頼む。大雪の中、辿りついた家に幻のように現れたインソン。キョンハは彼女が4年間ここで何をしていたかを知る。インソンの母が命ある限り追い求めた真実への情熱も…… いま生きる力を取り戻そうとする女性同士が、歴史に埋もれた人々の激烈な記憶と痛みを受け止め、未来へつなぐ再生の物語。フランスのメディシス賞、エミール・ギメ アジア文学賞受賞作。
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新刊ZINE『サイボーグ魔女宣言』まどかしとね著
¥2,200
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「女らしくない」「男らしくない」「人間らしくない」…。現代魔女の円香とダナ・ハラウェイ研究者・逆卷しとねのキメラ、まどかしとね「サイボーグ魔女宣言」が悪口を褒め言葉に変えてみせましょう。吉村萬壱、清水知子、長谷川愛、汐月陽子、大小島真木、後藤夢乃の、邪でクィアなスパイラルダンスが踊り食い。付録絢爛!
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新刊ZINE『ケルベロス・セオリーZINE』
¥600
SOLD OUT
2021年に当時愛知県立芸術大学に在籍していた3人が、各自の作品の根底にあるフェミニズムやクィア理論について、話したり深めたりする環境が周りにないという問題意識から始めた展示がきっかけで発足したアートコレクティブ「ケルベロス・セオリー」。 そのら2021年の展示に際して制作したもので、「セーファースペース」が社会運動の場から出てきたことや、その考え方などを紹介したうえで、展示に関わった人それぞれが場所について考えることというテーマで寄稿している。 付録として、内容の音声読み上げのリンク付き。 「セーファースペース」について参考文献なども交えて紹介。 フェミニズムをテーマにしたプレイリストを掲載したペーパーも付属している。
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新刊ZINE『ケルベロス・セオリー 記録集』
¥1,200
2021年に当時愛知県立芸術大学に在籍していた3人が、各自の作品の根底にあるフェミニズムやクィア理論について、話したり深めたりする環境が周りにないという問題意識から始めた展示がきっかけで発足したアートコレクティブ「ケルベロス・セオリー」。 その2021年から2021年の活動をまとめた記録集。 「セーファースペース」の考えに基づいて、読書アクセシビリティの取り組み(冊子の内容を音声で読み上げたデータを作成し、そのデータにアクセスできるための点字印刷をしたカード、各展示会場や作品を、アクセシビリティの観点から振り返るページ)を盛り込んでいる。
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新刊『リーゼ・マイトナー 核分裂を発見した女性科学者』マリッサ・モス 著 中井川玲子 訳
¥2,420
二十世紀前半、物理学が大きな発展を遂げた時代に活躍した物理学者、リーゼ・マイトナー。なかでも「核分裂の発見」という業績は後世に多大な影響を及ぼしたが、第二次世界大戦後、発見の栄誉は共同研究者に奪われてしまう。ユダヤ人差別、女性差別に遭いながらも研究を続けた、「人間性を失わなかった物理学者」の生涯をたどる、初の児童向け伝記。
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新刊ZINE『B面の歌を聞け Vol.4』
¥990
太田明日香さんの本を作るレーベル「夜学舎」の雑誌。 世の中の主流がA面ならその裏側はB面。 B面スピリットを忘れず消費社会をサバイブするためのヒントを提案します。 Vol.4の特集は「ことばへの扉を開いてくれたもの」 「自分のことば」を獲得するとはどういうことか、について考えます。
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新刊『じぶんであるっていいかんじ きみとジェンダーについての本』テレサ・ソーン 作 ノア・グリニ 絵 たかいゆとり 訳
¥2,200
「きみは きみとして いきていけばいい。きみは たいせつな そんざいだよ」 男の子もいれば、女の子もいる。どちらでもある子もいれば、どちらでもない子もいる。男の子と女の子のあいだの子もいる――すべての子どもたちの、驚くべきジェンダーの多様性を喜ぼう。 やさしく温かいことばづかいと、楽しい絵で〈ジェンダーのアイデンティティ〉がわかる、世界じゅうでベストセラー絵本。かけがえのない、自分と誰かのために読みたい最初の一冊。【オールカラー、4歳~、ひらがな】