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新刊『世界 2024年4月号』
¥1,045
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【特集1】トランプふたたび 2016年大統領選によるトランプ大統領の誕生は熱狂と分断の時代の幕開けを告げた。国内のみならずアジア、中東、ヨーロッパなど、世界中を振り回したトランプのアメリカは幻滅と妥協、不信と極端化の渦を増大させながら、自壊していった。だが、そこでもたらされた「遺産」はバイデンのアメリカにも色濃く息づいている。 米中対立やふたつの戦争という危機のもと、2024年の今、ふたたび吹き荒れるトランプ旋風。その風はどこから吹いているのか。何をもたらそうとしているのか。アメリカ内外の軋みを直視し、私たちに突きつけられた問いと向き合う。 【特集2】人権を取り戻す ジャニーズ性加害問題などを国際社会から批判され、「あったのに、なかったこと」にされてきた問題の深刻さを日本社会は受け止めることとなった。認識のギャップはどこから生まれたのだろう。 女性・性的少数者・外国人労働者への差別、原発事故対応……日本は様々な人権侵害のリスクを国連などから指摘されている。だが政策に十分生かされず、司法も人権救済に遠い。「息苦しさ」を強いる構造が、いま問われている。 ビジネスも様々な社会活動も、もはや人権への配慮なくしては成り立たない。そして、国際的な人権救済システムは大きく進展し、人びとの実践は国内にもある。人権はどこか遠くの話ではない。
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新本『女子鉄道員と日本近代』若林 宣著
¥2,640
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女性踏切番、出札係やバス・市電の車掌の勤務状況、男性職員との差別的な労働条件を明らかにし、厳しい労働実態にもかかわらず花形職業としてもてはやした社会状況を活写。 「太平洋戦争下に、男性の代替として鉄道は女性を大量に動員した」ことばかりが論じられてきた女子鉄道員は、実は1900年以前から働いていた。 明治初期の女性踏切番を皮切りに、出札係やバス・市電の車掌の勤務実態、男性職員との差別的な労働条件を明らかにし、厳しい労働実態にもかかわらず女性車掌を花形職業としてもてはやした当時の社会状況を活写する。 さらに、太平洋戦争に突入してからの国鉄の女性職員と乗務員をめぐる定説を新聞資料などを丹念に調査して引っくり返し、新たな一面を照らす。加えて、戦争末期には小・中学生まで鉄道員として動員していた事実も明らかにする。 男性中心の日本鉄道史の陰に追いやられ、物珍しい存在としてだけ扱われてきた女性鉄道員とそれにまつわる出来事を史資料を発掘して紹介し、通説に大きな風穴を開ける。 店主Sの父方の祖母(大正生まれ)は、親に決められた婚約者が嫌で故郷の鹿児島を逃げ出し、関西でバスの車掌をやっていました。ああ、こういう風に働いて(働らかされて)いたのか……と感慨深かったです。
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新刊『幼年の庭』呉貞姫著 清水知佐子訳
¥2,420
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日常にひそむ不安や欲望 家族の中で抱く孤立感 生きあぐね、もがく女たち 現代女性文学の原点となった 呉貞姫の作品集 朝鮮戦争を体験した著者の幼少期が反映された「幼年の庭」「中国人街」のほか、「三十代の内面の記録」という六編を収録。繊細で詩的な文章は、父の不在、家族関係のゆがみ、子どもや夫への愛情のゆらぎに波立つ心を描き出す。それは時代の中で懸命に生きる人の肖像でもある。 『幼年の庭』に描かれた韓国の女性たちの姿は、 同時代の日本の女性たちとも重なる部分があるだろう。 現代の韓国文学に日本の読者が共感するように、 幅広い層の心に響く小説集として 多くの人々に読まれることを期待している。 —-清水知佐子(本書「訳者解説」より)
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新本『痴漢とはなにか 被害と冤罪をめぐる社会学』牧野雅子著
¥2,640
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なぜ日本では「痴漢」という性犯罪が、こんなにも日常化しているのか? そして、「被害」の対で語られるべき「加害」ではなく、なぜ今「冤罪」ばかりが語られるのか? 戦後から現在までの雑誌や新聞記事を分析し、これまで痴漢がどう捉えられ、社会の意識がどうつくられてきたかを読みといていく、これまでなかった「痴漢」研究の書。前提を共有し、解決策を考えていくために必読の一冊。 痴漢事件はどれくらい起こっているのか/夏は痴漢が増える、という思い込み/痴漢被害者に求められる「羞恥心」とは?/「痴漢は犯罪です」――は本当か?/女性専用車両は誰のために生まれたか/痴漢が娯楽になっていく過程/痴漢ブームは終わらない/たかが痴漢、されど痴漢冤罪の矛盾/痴漢=性依存というアプローチが注目される理由…etc.
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新刊『ジェンダー史10講』姫岡とし子 著
¥1,056
女性史・ジェンダー史は歴史の見方をいかに刷新してきたか――史学史と家族・労働・戦争などのテーマから総合的に論じる入門書。 暗黙のうちに男性主体で語られてきた歴史は、女性史研究の長年の歩みと「ジェンダー」概念がもたらした認識転換によって、根本的に見直されている。史学史を振り返りつつ、家族・身体・政治・福祉・労働・戦争・植民地といったフィールドで女性史とジェンダー史が歴史の見方をいかに刷新してきたかを論じる、総合的入門書。
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新本『これからの時代を生きるあなたへ安心して弱者になれる社会をつくりたい』上野 千鶴子著
¥1,496
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NHK人気番組「最後の講義 上野千鶴子」を未放映シーンも入れた完全版として書籍化。すべての女性に勇気を与える1冊です。 目次 序章 始まりは「主婦研究」主婦ってなあに?何するひと?(「主婦研究者」としてのスター卜;「婦人問題論」に「女性学」を持ちこむ) 第1章 『家父長制と資本制』マルクス主義フェミニズムの立場から女性差別の根源を探る(市場の外側にあるもの。女性差別の根源;ケアする性としての女性。家事は不払い労働である ほか) 第2章 家事・育児・介護・看護 たったひとりの女がすべてを背負う「積みすぎた方舟」(ケア労働は生命の再生産労働;危機は近代家族のスター卜から。「積みすぎた方舟」 ほか) 第3章 ケアとは何か。誰が介護を担うのか。「研究対象」として「介護」を選んで(ハッピーな介護者でなければハッピーな介護はできない;女性の地位の国際比較。日本の女の地位はなぜ低いのか;ケアのアウトソーシングと出生率。誰がケアを担うのか ほか) 第4章 フェミニズムとは弱者が弱者のままで尊重される社会を求める思想(エイジングは中途障害者になる過程。ケアは非暴力を学ぶ実践;2019年、東京大学入学式の祝辞でバズる;安心して弱者になれる社会、安心して要介護者になれる社会を ほか) 第5章 上野ゼミ・10人の受講生と語る(まずは、自己紹介と講義の感想から;専業主婦/尽くす妻/父親と育児;子育てのアウトソーシング/結婚相手に求めること ほか)
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新刊『奥歯を噛みしめる 詩がうまれるとき』キム・ソヨン著 姜信子監訳 奥歯翻訳委員会訳
¥2,420
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心の傷もわかりあえなさも、 すべてを詩にしたとき、母を愛せるようになった——。 痛みの声を聴く詩人が、母、父、心の傷、そして回復までの日々を語る。 奥歯を噛みしめて耐えること、奥歯を噛みしめて愛すること。 何もできなかったあのころ。それは、詩のうまれゆく時間であった。 生きることそれ自体が、詩になる。 それは特別なことではなく、 あなたの人生もまた詩なのだ。 寒さに震える心をそっと包み込む、かぎりなくあたたかな30篇のエッセイ。 「日本の読者へ」と、三角みづ紀(詩人)による応答エッセイを付す。
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新本『エンタイトル 男性の無自覚な資格意識はいかにして女性を傷つけるか』ケイト・マン著 鈴木彩加、青木梓紗訳
¥3,080
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ミソジニーが守ろうとする男性の特権意識 女性へのハラスメントや性暴力ののち、あろうことか被害者側が非難される。なぜそんなことがまかり通るのか。鍵となるのは、自分は女性から与えられる資格があるという男性の特権意識と、それを守ろうと発動するミソジニーだ。政治家からインセル、医者、夫など数々の実例をあげながら、家父長制が一見弱まりつつある時代における女性嫌悪の現れかたを鋭く抉り出す。『ひれふせ、女たち』で話題をさらった著者による新たな力作。 「私たちは何に反対しているのかが明白なときに、よりうまく闘うことができる。」(本書より) 「合衆国のように法的・社会的に男女平等が(形式的で不十分であれども)実現されているような「ポスト家父長制」的社会において、ミソジニーが守ろうとしている「家父長制的な規範や期待」とはそもそも何なのだろうか。その答えとしてマンが本作で提示しているのが、資格(entitlement)である。その資格の具体例として本書では、称賛を得る資格、セックスをする資格、同意される資格、痛みの訴えを聞いてもらう資格、自分の身体のことを自分で選択する資格、家事労働をしてもらう資格、知識ある者として語る/聞かれる資格、権力を得るにふさわしい者とみなされる資格である。」(訳者あとがきより)
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新本『SNSフェミニズム 現代アメリカの最前線』井口裕紀子著
¥2,200
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SNSによって変わるフェミニズム、 フェミニズムによって変わる社会 アメリカで活動する300のグループを調査した、現代フェミニズムの熱気を伝える最新の研究。 「Me too」運動に代表されるように、現代のフェミニズムはインターネット、特にSNSを舞台に盛んになっている。ネットの世界にとどまらず、現実社会をも動かす大きな力になっているそのムーブメントはいつ生まれ、何を訴え、いまどのようになっているのか。本書では、インターネットを使ったフェミニズム運動が盛んな現代アメリカで活動する300のグループを調査。「参加型政治」と「インターセクショナリティ」を理論軸にその活動を分析し、多様な運動の本質に迫る。
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新本『「ものづくり」のジェンダー格差 フェミナイズされた手仕事の言説をめぐって』山崎明子著
¥4,950
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手仕事をめぐる言説に隠されたジェンダー構造を明らかにする画期的研究 人々の関心を集めながらも、社会の傍流へ追いやられる手仕事がある。そんな「やりがいのあるものづくり」が奨励されるとき、その言説にはジェンダーの問題が潜んでいるのではないか。学校での家庭科、戦時下における針仕事の動員、戦後の手芸ブーム、伝統工芸における女性職人、刑務所での工芸品作りなど、趣味以上・労働未満の創作活動を支えている、フェミナイズ(女性化)する言説を探る。 「多くの女性化された創造活動は、それが「仕事」であっても、「家庭」と結びつけられやすく、またその語りは「楽しさ」や「やりがい」など、自己啓発的な言葉に満ちている。そして女性化された仕事は、今日、グローバルに組織されたものづくりの現場に広がっている。そこには、「女性」だけでなく、移民、女性化された男性、そしてその子どもたちも含まれ、家父長的な家族観がまだ強く、労働のための法やその準備のための教育が十分に確立していない社会では、こうした家父長的な構造を容易に利用できてしまうのだ。近代家族の中で女性たちが行ってきた仕事は、より女性化された人々に移譲され、消費者となった女性たちには移譲の現実が不可視化されている。この問題は、今を生きる私たちにとって、決して他人事ではないはずだ。」(本書より)
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新本『フェミニスト・キルジョイ』サラ・アーメッド著 飯田麻結訳
¥4,950
フェミニズムが恐怖を引き起こすのも無理はない、 連帯したわたしたちは危険なのだから。 フェミニストとして生きるということは、その言動で他人の喜びを奪い、うんざりさせる存在になることかもしれない。それでも闘おう、ともに。あなたの存在と身体で。現代フェミニズムの最前線で注目される書き手が、自身の経験と魅力的な言葉の数々で呼びかける、連帯への挨拶。巻末にフェミニストとして生きるための10の道具解説と、マニフェストを収録。
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新本『アンカット・ファンク 人種とフェミニズムをめぐる対話』ベル フックス、スチュワート ホール著 吉田訳
¥2,970
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カルチュラル・スタディーズとフェミニズムの出会い ふたりの思想家がポール・ギルロイの仲介のもと1996年のロンドンで対話した。フェミニズムとカルチュラル・スタディーズそれぞれの隆盛を担い、世界的知識人となったベル・フックスとスチュアート・ホール。ともに黒人のアカデミシャンでありながら、来歴と経験を大きく異にし世代も違う男女は、深く共感しながらも時に鋭く言葉を交わす。ジェンダー、人種、家父長制、アイデンティティ・ポリティクスなど、20世紀後半の社会状況を踏まえた議論の数々と、それらに自らの人生を重ねた繊細な語りは、四半世紀の時を超えて新鮮な発見とアクチュアリティをもたらす。 「フェミニズムは政治についての女たちの考え方を変えた以上に、わたしの政治についての考え方を変えてしまった。」(ホール) 「場所を失うという感覚こそが、まさにフェミニズムに関して多くの男たちが恐れ続けていることなんですよ。ものの見方においてはっきりとした変化が求められているのは、性差別という観点から自身に染みついた考え方を解体するプロセスなのです。」(フックス)
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新本『家を失う人々』マシュー・デスモンド著、栗木さつき訳
¥2,860
貧困問題の解決に鋭く切り込む世界的名著 プリンストン大学の社会学者であり、 マッカーサーの 「天才賞」にも輝いたマシュー・デスモンドは、 本書において、ミルウォーキーの8つの家族を中心に、 彼らが屋根を守るために奮闘する姿を追っている。 法外な家賃に厳しい取り立て──これでも〝自己責任〟なのか? ★ピューリッツァー賞など13の賞を受賞! ( ピューリッツァー賞/全米批評家協会賞/PENジョン・ケネス・ガルブレイス賞/ アンドリュー・カーネギー賞/ヒルマン賞/PENニューイングランド賞/ シカゴ・トリビューン・ハートランド賞/バーンズ&ノーブル最優秀新人賞/ 東部社会学会コマロフスキー図書賞/アメリカ法曹協会シルバー・ゲーブル賞/ ロバート・F・ケネディ図書賞/全米優秀法学生会ビエンナーレ賞/ストウ賞)
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新刊『結婚とわたし』山内マリコ著
¥924
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結婚するなら腹を割って話せる“親友”みたいな人がいい。結婚の幻想をブチ破る日記エッセイ、後日談150頁増補の完全版。目指せ家庭内男女平等!
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新刊『優しい暴力の時代』チョン・イヒョン著、斎藤真理子訳
¥1,210
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いま韓国で「時代の記録者」といわれる屈指の作家による、代表作となる短篇集。絶望も希望も消費するいまを生きる人々の、生活の鎮魂歌。解説=西加奈子
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新刊『ヘルジャパンを女が自由に楽しく生き延びる方法 』アルテイシア著
¥781
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「男と女、どっちがつらい?」 そんな不毛な争いはやめて、みんなでジェンダーの呪いを滅ぼそう! 読むと元気になる爆笑フェミエッセイ。 ジェンダー知らなきゃヤバい時代がやってきた 私が嫌われてもフェミニストを名乗る理由 俺の股間と黄金のような夢の話 JJはなぜDaiGo化せずにすんだのか? ミナミさんがこのコラムを読んでくれるといいな 「男の子はどう生きるか?」JJからボーイズへの遺言 「ぼくの推しを守って」イマジナリー桶を打ち鳴らす仲間たちへ ロリコンに甘すぎる国で子どもを守るためにできること おらこんな村イヤだけど、諦める気はさらさらない 「性が乱れる」に歯茎がめっさ痛いやないか 祖母の名は ノットオールメンはもう聞き飽きた 次世代の男の子たちをミソジニー沼から守るため 男と女、狂っているのはどっち? RBG先輩、私もあなたのように闘いたいです…他。 「せやろがいおじさん×アルテイシア」特別対談も収録。
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新本『ハイファに戻って/太陽の男たち』ガッサーン・カナファーニー著、黒田寿郎・奴田原 睦明訳
¥968
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20年ぶりに再会した息子は別の家族に育てられていた――時代の苦悩を凝縮させた「ハイファに戻って」など、不滅の光を放つ名作群。
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新刊『働く女たちの肖像』永澤 桂著
¥2,860
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絵画に潜む男性の視点を読みとき、 現代につながる社会構造を考察する 2018年に都内の医科大学で起きた不正入試問題。医科大は「女性は医師になっても、出産などでやめてしまい、戦力にならない」と理由を述べたが、それは女性個人の問題ではなく、女性が仕事をやめなければ子どもを育てられないという社会構造的な問題である。 では、「女性は戦力にならない」という基準はどのようにつくられていったのか? 男女二元制が強化された19世紀に焦点をあて、女子教育と当時の「メディア」であった絵画を振り返りながら、表象の社会的影響力を考察する。ドガのバレエ・ダンサーに対する蔑視、ロートレックの娼婦に対する温かなまなざし、ヴュイヤールのお針子に対するリスペクトなど、絵画に潜む男性の視点を焙り出す。 図版77点オールカラー! 【主要目次】 第一章 「良き妻」になるための針仕事 第二章 「近代」の家族イメージ 第三章 「いかがわしい」バレエ・ダンサー 第四章 縫製工房を切り盛りするお針子たち 第五章 消費文化で多様化する女の営み 第六章 印象派時代のセックス・ワーカー
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新刊『Call If You Need Me: feminism, sexuality, care』
¥2,200
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バンド「Laura day romance」の井上花月さんと「BROTHER SUN SISTER MOON」のボーカル、惠愛由さんとで2021年から配信しているPodcast「Call If You Need Me」(https://linktr.ee/homealonediary)のZINE。 「フェミニズム」「セクシュアリティ」「ケア」というテーマを設定し、そうした内容について対話している過去回を文字でアーカイヴするような本になっています。 「私とフェミニズム」、フェミニストが一枚岩ではないこと、ジェンダーの話題を友達とどうやって話すか、男性学、「恋と愛と性はばらばらたりうるか」、新しいパートナーシップのあり方 etc... フェミニズムについて考える時に引っかかる話題が満載で、共感&新しい気づきが得られる内容です。オールカラーで装丁も素敵。(店主C)
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新刊『決定版 第二の性 Ⅱ 体験(下)』
¥1,320
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上巻に続き、現代の女たちの生を分析する。母親、社交生活、売春婦と高級娼婦、熟年期から老年期へ、ナルシシストの女、恋する女、神秘的信仰に生きる女から、自立した女、そして解放まで。
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新刊『決定版 第二の性 Ⅱ 体験(上)』
¥1,320
Ⅰ巻の「事実と神話」をもとに、現代の女たちの生を、さまざまな文学作品や神話、精神分析を渉猟しつつ分析する。子ども時代、娘時代から、性の入門、同性愛の女、結婚した女まで。
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新本『フェミニズムはみんなのもの 情熱の政治学』ベル・フックス 著、堀田 碧訳
¥1,980
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この本を読んでみてください。フェミニズムとはなんなのか、どんな運動をしてきたのか、わかるから。 現代を代表する思想家にして、ブラック・フェミニストのベル・フックスが新しい世代に向けてバトンを渡す、世界でロングセラーのフェミニズム入門書を復刊!平易な語り口で、フェミニズムの定義、理解と前進のための批判、運動の変化と展望を説く。フェミニズムの歴史を知り、今に活かしたい新しい読者たちにとって最適の一冊。
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新刊『〈寝た子〉なんているの?ー見えづらい部落差別と私の日常』上川多実著
¥2,640
「差別はもうない。〈寝た子〉を起こすな」と言われがちな部落問題。東京生まれの部落ルーツ、シングルマザーの著者は子どもやママ友に〈部落〉をどう伝える!?? 「夕ご飯何にしようとか、幼稚園でこんなことがあったらしいとか、私たちはおしゃべりをしながら子どもが遊び終わるのを待つ。そういう日常の話題と同じように、その日は私は公園で、いつも通りのトーンで、部落の話をした」 関西の被差別部落出身で解放運動をする両親のもと、東京の部落ではない町で生まれ育った著者。家では両親から「差別に負けるな」と言われ、外では「部落なんて知らない」と言う友人たちに囲まれ、混乱しながら自分なりの部落差別との向き合い方を探り大人になる。やがて2児のシングルマザーとなった著者は子どもに、ママ友に部落をどう伝える!?
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『アナキズム・イン・ザ・UK――壊れた英国とパンク保育士奮闘記 』ブレイディみかこ著
¥800
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大人気コラムニスト、ブレイディみかこのロングセラー・エッセイ集。 “壊れた英国"から私たちが学ぶべきものとは? 拡大するアンダークラス、 年老いたパンク、 トニー・ブレアに骨抜きにされたロック。 アナキーな社会というのが、革命家が夢見たような世界ではなく、 すべてのコンセプトや枠組みが風化した後の 無秩序&無方向なカオスだったとすれば……? 気鋭のコラムニストが混迷の時代に打ち込むブリリアントな一撃! 混迷の時代に、読む者を熱くさせる 当世一のパンク・コラムニスト、 その原点となる初期名エッセイ集。