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新本『これからの男の子たちへ 「男らしさ」から自由になるためのレッスン』太田啓子著
¥1,760
SOLD OUT
「男らしさ」の呪縛は何歳から始まる? わが子をセクハラ加害者にしないためには? 性差別に怒りを燃やしつつ男子2人を育てる弁護士ママが悩みながら考えた、ジェンダー平等時代の子育て論。 対談=小島慶子(タレント・エッセイスト)、清田隆之(桃山商事代表)、星野俊樹(小学校教師)
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『アーモンド』ソン・ウォンピョン著、矢島暁子訳
¥1,000
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扁桃体(アーモンド)が人より小さく、怒りや恐怖を感じることができない十六歳の高校生、ユンジェ。そんな彼は、十五歳の誕生日に、目の前で祖母と母が通り魔に襲われたときも、ただ黙ってその光景を見つめているだけだった。母は、感情がわからない息子に「喜」「怒」「哀」「楽」「愛」「悪」「欲」を丸暗記させることで、なんとか"普通の子"に見えるようにと訓練してきた。だが、母は事件によって植物状態になり、ユンジェはひとりぼっちになってしまう。そんなとき現れたのが、もう一人の"怪物"、ゴニだった。激しい感情を持つその少年との出会いは、ユンジェの人生を大きく変えていく──。 開始10分で「え! うそやん!」と店主Sは衝撃を受け、その後は「一体どうなるの!?」と最後の数ページを読みたくなる気持ちを抑えに抑えて(←店主Sはミステリーでこれをやってしまうタイプ)一気読みしました。さすが本屋大賞、面白い。韓国文学最初の1冊としてもおすすめです。
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新刊『なぜ男女の賃金に格差があるのか 女性の生き方の経済学』クラウディア・ゴールディン著、鹿田昌美訳
¥3,740
「男女平等」の先進国アメリカでも、男女の間に残る格差。これは決して人ごとではない 女性たちはどのように「家族」と「仕事」を選択してきたのか。 ウーマンリブ、「静かな革命」、リリー・レッドベター公平賃金法など、20世紀以降を振り返りながら、各職業のデータを経済分析し、女性の賃金の上昇を阻む原因を抉り出す。 アメリカのみならず世界の先進国の男女の「働き方」を見直すきっかけとなる一冊。 2023年ノーベル経済学賞を著者のクラウディア・ゴールディン氏が受賞
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新刊『日本女性のライフコース 平成・令和期の「変化」と「不変」』樋口美雄、田中慶子、中山真緒編
¥2,420
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定点観測が示す新たな展開 適齢期に結婚し、専業主婦になるという昭和の画一的な女性の生き方は、平成のめまぐるしく移り変わる時代の中で多様化したといわれるが、何が変わり、何が変わらなかったのか。 女性にとっての結婚・出産・育児、キャリア形成、非正規雇用などの働き方、夫婦関係のバランス、家計行動などの諸相を、30年に及ぶパネル調査から多角的に読み解く興味深い内容を満載。 性別役割分業をベースとした考え方が根深く残る日本の実態を直視し、この問題からどう脱却すればよいのか、格好の材料を提供。 女性の働き方や生き方は、平成・令和期において、昭和の慣習からどれだけ変貌を遂げたのか? また、いまだに変わっていないのは、どんな事柄なのか? 長期追跡調査から、女性のライフコースの多様性を分析・解説する。
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新刊『ジェンダー格差 実証経済学は何を語るか』牧野百恵著
¥990
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歴史・文化・社会的に形成される男女の差異=ジェンダー。その差別には近年批判が強く集まる。本書は、実証経済学の成果から就業、教育、歴史、結婚、出産など様々な事柄を取り上げ、格差による影響、解消後の可能性について、国際的視点から描く。議員の女性枠導入=クォータ制が、質の低下より無能な男性議員排除に繋がる、女性への規範が弱い国ほど高学歴女性が出産するなどエビデンスを提示。旧来の慣習や制度を問う。
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新刊『焼き芋とドーナツ 日米シスターフッド交流秘史』湯澤規子著
¥2,420
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その甘みは、女性労働者のソウルフードだった。おやつから紐解く人間交流史 知られざる壮大な連鎖が浮かびあがる。 津田梅子が二度目の留学で学んだウッズホール海洋生物学研究所。その前身施設を設立したエレン・リチャーズは女性で初めてマサチューセッツ工科大学に入り、家政学を確立した人物で、彼女が大学を志すきっかけとなった雑誌の寄稿者の一人が『小公女』らで知られるバーネット。 その雑誌や『若草物語』のオールコットらによる労働文学の読者に、マサチューセッツ州のローウェルの女工たちもいた。彼女たちは女性だけの共同組織を作り、雑誌の発行も行っており、それらを含めたアメリカの女性教育を見聞して日本での教育拡充も訴えたのが森有礼だった。
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新刊『よかれと思ってやったのに ――男たちの「失敗学」入門』清田隆之(桃山商事)著、漫画:死後くん
¥1,540
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女は「わかる!」、男は「マジで?」 “すれ違い”の背景がわかる、衝撃のレポート 恋バナ収集というちょっと変わった活動を行うユニット「桃山商事」の代表を務める著者が、これまで1200人以上の女性たちの失恋話や恋愛相談に耳を傾けるなかで気づいた、嫌がられる男性に共通する傾向や問題点とは? 女性たちの生の声を聞いてみると、男女でこんなにも違う景色が見えているのか、ということが浮かび上がってくる。ジェンダー観のアップデートが求められる現代を生きるすべての人たちに贈る、より良い関係を築くための“心の身だしなみ”読本! ここに書いてあること、オレに関係ねぇ〜もん、って男に会ってみたい。 その自己認識のなさもとっても「男らしい」ーっ! 上野千鶴子氏 推薦!
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新刊『少女小説をジェンダーから読み返す 『若草物語』『秘密の花園』『赤毛のアン』が伝えたかったこと』木村民子著
¥1,980
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〈女性作家たちの生涯から読み解く〉 少女だけでなく、大人の読者も魅了してやまない三人の少女小説作家──オルコット、バーネット、モンゴメリ。 栄光に包まれた彼女たちの道のりは、決して平坦なものではなかった。 彼女たちが闘ったジェンダーの壁を、その作品と生涯から読み解く。
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新刊『女性たちの声は、ヒットチャートの外に 〜音楽と生きる女性30名の“今”と“姿勢”を探るインタビュー集』平井莉生著
¥2,640
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アメリカの『Billboard』が、音楽業界に多大な貢献をし、活動を通じて女性たちをエンパワーメントした女性アーティストを表彰する企画『Women In Music』(過去にはビヨンセやマドンナなどが受賞)の日本版の一環として、2022年秋にWebメディア『ビルボードジャパン』でスタートした連載『わたしたちと音楽』を書籍化したものです。 同連載は「ヒットチャートトップ100の中に女性アーティストが27組しかいないという偏ったジェンダーバランスはなぜ生まれるのか?」という疑問を起点に、その事実をどう捉えるか、どう対応していくべきかなどを、女性アーティスト、音楽業界・エンタメ業界の女性リーダー、世界で活躍する女性クリエイターなど共に考える内容で、今回リリースする書籍版では、連載が開始された2022年9月から2023年9月までの約1年間に登場した方々の中から計30名へのインタビューを書籍用に再編集して掲載しています。
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新刊『ダーリンはネトウヨ』クー・ジャイン 著・訳、金みんじょん訳
¥1,430
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期待を胸に日本で留学生活を始めた韓国人のうーちゃん。サークルで出会った日本人の先輩いっしーと付き合うことになった。付き合って一ヶ月、いっしーが「きれいな日本語」を喋ってと言ってきたのだけど…積み重なるモヤモヤの先にしたうーちゃんの選択とは? 読後、「ふんわりとした差別」という言葉を思い浮かべました。主人公、うーちゃんの彼であるいっしー先輩には、確固たる思想や何かに裏付けされた差別意識があるわけではありません。インターネット上やマスコミでの「世間の差別的な意識」に触れることで、「理由はないけどなんか嫌」という差別意識を育てていったように感じます。そしてそういう「ふんわりとした差別」をする人って、きっと思った以上にたくさんいるし、おそらく自分自身もやってしまっていることはある。そこに自覚的にならねば、と思いました。 店主S、外国で暮らしていた時に「ふんわりとした差別」をされたこともありますし、元夫が日本で「ふんわりとした差別」をされたこともあります。正面切って反撃の機会を持ちづらい「ふんわりとした差別」、実は根が深く、厄介なのだと思います。 (ネタばれ注意) そして別れの直接的かつ決定的になった原因が、フェミニズム。「そういうことを大きい声で言わない方がいいよ」「西洋かぶれ」といういっしー先輩に「そこかい!」と思わず声に出してつっこんでしてしまいました。
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新刊『カッコの多い手紙』スリーク、イ・ラン著、吉良佳奈江訳
¥2,200
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《手紙には何度も(カッコ)を使いましたね》 ミュージシャンで、フェミニズムの同志。先行き不明のコロナ禍に交わされたイ・ランとスリークふたりの往復書簡。 猫と暮らすこと、妊娠する身体、憂鬱な心の話を分かち合い、ヴィーガニズムや反トランスジェンダー差別を語り合う。私的なことと社会的なこと、共感と対話のあいだを行き来しながら紡がれる優しくゆたかな言葉たちは、あたらしい距離を測りつづけている。
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新刊『小さな町』ソン・ボミ著、橋本智保訳
¥1,980
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過去をすべて消しても生きていけるだろうか? 私だけが知らなかった、私のもう一つの物語 幼い頃の記憶。火事に見舞われた小さな町で、亡くなった悲しみに犬を飼う人々。死んだ兄。森の中に隠れて暮らす女性。いなくなった父。母の秘密。夫のスクラップブックと、消えた女優。現在と過去が交錯し、思わぬ真実が立ち上がってくる。 <あらすじ> 病床の母から繰り返し聞かされた、幼少期をすごしたあの小さな町の記憶。そこでは火事で多くの人が亡くなり、私の兄もそのとき死んだのだという。ある日、家出してたどり着いた森の中の家には、女性が隠れ住んでいた。それを機に母と親しくしはじめた彼女が起こした騒動をきっかけに、私の家族は壊れてしまう。 最期まで語られなかった母の秘密。記憶をたどる中、父との再会で告げられた思いもよらない真実とは……。
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新刊『フェミニズムズ 』ルーシー・デラップ著、幾島幸子訳
¥3,850
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〈私〉と世界をつなぐ思想――排除に抗して フェミニズムは長らくジェンダー正義を追求してきたが、そこにはしばしば対立も伴った。私たち一人ひとりは、この歴史にいかなる「使い道」を見出すべきか。普遍的な定義に依拠しないフェミニズムズの探求へと誘う、グローバル・ヒストリーの新たな挑戦。
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新刊『新版 ヒロインは、なぜ殺されるのか』田嶋陽子著
¥2,420
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「男社会」で女性はなぜ生きづらいのか? その答え、ここにあります 自立して自らの人生を生きようした魅力的なヒロインたちは、映画のなかで、なぜみんな死んでしまうのか? 出てくる映画を1本も知らなくても、今読んでも、刺激的な発見に満ちたフェミニズムの名著が待望の復刊! 現代も繰り返し描かれる、男社会の勝手な女性観、消費されるヒロインたちをフェミニスト目線であざやかに読み解く。復刊にあたり、本書と合わせて見たい映画30本を紹介する最新「Feminist Film Guide」を収録。
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『ミライの源氏物語』山崎ナオコーラ著
¥1,500
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〈ルッキズム、ロリコン、不倫。現代を生きる私たちは名作古典「源氏物語」をどう読めるか〉 〈人気作家・山崎ナオコーラによる現代人のための「源氏物語」エッセイ〉 現代人が「源氏物語」を読むときのハードルとなるのは、ひとつは言葉の違い(古文の読解)、そしてもうひとつは倫理観や社会規範の違いです。本書は、社会の在り方に長く向き合ってきた作家・山崎ナオコーラさんが、深く愛する古典「源氏物語」 について、現代人ならではの読み方を考えます。より現代的な訳を目指した「ナオコーラ訳」も読みどころのひとつ。
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『まろ、ん?―大掴源氏物語』小泉吉宏著
¥800
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これ1冊で『源氏物語』全部を読んだ気になれる!著者曰く、『源氏物語』の世界をより知るにつれ、のめり込んで面白くなり、たくさんの方々に是が非でも伝えたくなってしまったい、衣装など時代設定もおろそかにはできなくなり、気がついたら構想から6年、制作の実作業に3年もかかってしまいました。それだけにこの書は必読です。一帖8コマ、全54帖。解説もまじえ、オールカラーかき下ろし。 男性陣の源氏方は栗、藤原方は豆をもしたキャラクターになっていて、一目見てぱっとどちらかが分かるのがありがたい。女君たちはそれぞれ特徴をとらえてかわいらしく描かれています。たまにはさまれたコラムも楽しい。(店主S)
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新刊『B面の歌を聞け Vol.3』 夜学舎
¥990
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太田明日香さんの本を作るレーベル「夜学舎」の雑誌。 世の中の主流がA面ならその裏側はB面。 B面スピリットを忘れず消費社会をサバイブするためのヒントを提案します。 Vol.3の特集は「歩く、走る」。 この中に、店主©︎の友人でありKaninのロゴを作ってくれた茂木美月さんが寄稿しています。 彼女は以前「のがけ」ということをしていました。 誰のものでもない(はずの)土地を歩き回りながら話す 誰のものでもない(はずの)土地でお茶を飲みながら話す という活動で、店主©︎はよくそれに参加していました。 自分の足で移動し、そこに現れる景色を見て、頭に浮かんだことを話す。時には一つのテーマについて意見を出し合う。語り合う。 それがどんなエンタテインメントよりも楽しく興奮したことを覚えています。 今の自分の世界の見方や価値観はほぼこの頃に作られたと思う。 この号にはおそらくそんな創造的な‘移動‘に目覚めている人たちの、興味深い文章が詰まっています。 表紙/カラー・本文/一色刷り、32ページ、A5判
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『ベーシックインカムとジェンダー―生きづらさからの解放に向けて』堅田 香緒里ほか著
¥1,000
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私たちの望むものは多様な生を保障する公正な社会。ベーシックインカムは、性別役割分業と家父長制に縛られ、制度によって選別される暮らし方・生き方からの解放をもたらすか。 ワーキングプアや失業者が増大する中、赤ん坊から高齢者まですべての人に無条件で最低限の所得保障を給付するベーシックインカム(BI)構想が議論を呼んでいる。従来の議論に欠けていたジェンダーの視点からBIの可能性、限界を検討。
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『さよなら、男社会』尹雄大著
¥800
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僕らはいい加減、都合のいい妄想から目を覚まさなければならない。 圧倒的な非対称を生きる僕らは、どうしてその事実に気づけないのか。 真に女性と、他者とつながるために、乗り越えねばならない「男性性」の正体とは何か。 50歳となった著者が、自らの体験を出発点に「いかにして男はマッチョになるのか」「どうすれば男性性を脱ぎ去ることができるのか」を問う。 ——これまでにない男性をめぐる当事者研究!
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『自慢話でも武勇伝でもない「一般男性」の話から見えた生きづらさと男らしさのこと』清田隆之(桃山商事)著
¥800
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男の考えていることはよくわからない」のか? 「感情の言語化」と「弱さの開示」の先にあるものとは? 劣等感、権力欲、マウンティング、ホモソーシャル、処女信仰、ED、DV etc. 見たくなかった自分と向き合った男たちの、切実な「自分語り」の記録。
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『少女マンガのブサイク女子考』トミヤマユキコ著
¥700
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ヒロインにはなぜ、ブサイクがいないの? ライター・少女マンガ研究者の著者による、前人未到の少女マンガ×ルッキズムエッセイ誕生! 少女マンガのヒロインはたいてい美人。ブサイクという設定でも、「全然ブサイクじゃないじゃん! 」と突っ込みたくなるかわいい女の子ばかり……。 と思いきや、少女マンガの「ブサイクヒロイン」は、こんなにたくさん存在していた! ! 本書では、萩尾望都、山岸凉子、岡崎京子、安野モヨコなどの大御所から若手、知る人ぞ知る伝説的作家まで、全26作品を収録。 各章の終わりには70年代に美内すずえなどの敏腕アシスタントとして活躍した笹生那実による考察マンガ、巻末には能町みね子との特別対談を掲載!
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『あのこは美人』フランシス チャ著、北田絵里子訳
¥1,000
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美容整形、生い立ち、学歴――。 ルッキズムや経済格差の呪縛に囚われながらも、強く生きる韓国の女性たちを描いた傑作オムニバス! ■あらすじ 「わたしがその顔の持ち主だったら、あなたよりずっと上手に生きていくのに」 整形手術で手に入れた美貌でルームサロン嬢として働くキュリは、美容外科の待合室で見かけた美しいアイドルを見て思った。 キュリのルームメイトで孤児院出身のアーティストであるミホは、生まれつき美しい容姿に恵まれ、彼氏は財閥の御曹司だが、最近浮気を疑っている。 キュリとミホの向かいの部屋に住む美容師のアラは、全面的に顔のお直しをした手術の後遺症に苦しんでいる幼馴染を心配しつつ、推しのアイドルに夢中だ。 裕福な家庭の出身ではない20代の彼女たちが暮らすのは、ソウルの一角にある賃貸アパート。 下の階には、妊娠しながら仕事を続けているものの、韓国で子どもを育てていくことに不安を抱える30代の会社員のウォナが暮らしていた。 ある日、アラは下の階から聞こえてくる悲鳴に気づき――。 韓国の厳しい社会を逞しく生き抜く彼女たちの物語。
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『旅行者の朝食』米原万里著
¥300
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ロシアのヘンテコな缶詰からトルコ蜜飴まで、美味珍味満載! 著者初のグルメ・エッセイ集 「ツバキ姫」との異名をとる著者(水分なしでもパサパサのサンドイッチをあっという間に食べられるという特技のために)が、古今東西、おもにロシアのヘンテコな食べ物について薀蓄を傾けるグルメ・エッセイ集。「生きるために食べるのではなく、食べるためにこそ生きる」をモットーに美味珍味を探索する。 チョウザメのお腹にジッパーをつけ(むろん日本製)、何回もキャビアを取り出すという話、コースとして一品ずつ提供するフランス料理のサービスのシステムは、フランスではなく意外な国から始まったetc…オモシロ薀蓄ネタ、小咄ネタが満載! 解説・東海林さだお 店主Sが敬愛する故・米原万里さんのエッセイ集。亡くなって7年、今でも「この世界と政治を、米原さんだったらどうコメントし、どう書くかなあ」と思います。
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『ペルセポリスⅡ マルジ、故郷に帰る』
¥700
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1984年、マルジ14歳。彼女は学校に行くため、混迷するイランをはなれ、一人ウィーンで生活を始めた。思春期を迎えたマルジは、ありがちな“自由の落とし穴”にはまる。恋を知り、クスリに手をだし、路上生活まで経験してしまう。真に生きる意味を見出したマルジは、イランに帰る決意をする。そして結婚、やがて離婚。テレビやニュースではわからないイスラムの真実がここにある。 2007年カンヌ映画祭審査員賞受賞映画『ペルセポリス』原作。 この本を初めて読んだのはスウェーデンに住んでいた2006年。当時の夫と大喧嘩をして家を飛び出したものの、どこに行く当てもなくバスに延々と乗っていたことを思い出しました。マルジの心(外国でも、祖国に帰ってからの違和感も)が手に取るように理解できる、店主Sにとって特別なコミックです。