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新刊『それはわたしが外国人だから? 日本の入管で起こっていること』安田菜津紀 著 金井真紀 絵・文
¥1,980
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難民、紛争などの取材・発信を続けるフォトジャーナリスト安田菜津紀が、日本の入管政策に翻弄されてきた、外国にルーツのある4人を取材。一人ひとりの生きた道のりをたどることで、彼らがどんな困難に直面してきたかを、子どもにも伝わるよう平易なことばでまとめました(漢字にはすべてルビをつけました)。あちらこちらで「多様性の尊重」がいわれているのに、そこから排除される人たちがいるのはなぜだろう。共に生きるってなんだろう。そんな対話のきっかけになることを願って――。文筆家でイラストレーターの金井真紀によるカラーイラスト多数。入管法や難民の人たちをもっと知るためのQ&Aや、金井による「難民・移民フェス」についてのエッセイも収載。私たちに何ができるのかを考えます。
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新本『遺伝学者、レイシストに反論する 差別と偏見を止めるために知っておきたい人種のこと』アダム・ラザフォード 著 小林由香利 訳
¥2,200
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科学は、レイシズムを肯定しない 人種に関わる正しい知識から、 レイシストに「NO」を突きつけよう アジア人は生まれつき数学が得意、黒人は身体能力が高い、ユダヤ人は金儲けがうまい…… 人間の進化と多様性をめぐる議論が活発化している現代において、いまだに世の中には「誉め言葉の皮をかぶった」偏見であふれています。 そして、そうした一見科学的に見える偏見は人種に関するステレオタイプを強化し、人種に優劣を見出す、人種差別の温床にもなっています。レイシストは家系図や遺伝子検査をもとに自らの純血さを誇ってみたり、知能のに優れた人種があるというデータから自らの優位性を高めたり、特定の病気と人種を結びつけたりすることで他の人種は劣ったものだとみなしているのです。 しかし、それは科学的に正しい考え方ではありません。 レイシストは間違ったデータを利用し、疑似科学を用い、差別は科学的に肯定されるとでたらめを言っているのです。 本書では、固定観念や思い込みによって間違いがちな4つの分野(肌の色、純血性、スポーツ、知能)について、科学的な立場から差別や偏見を否定します。 遺伝学が個々の人間の違いについて解明できていること、断定できないことをそれぞれ明らかにすることで、時代遅れの人種に関する観念を力強く解体していくのです。 無邪気なステレオタイプから、より悪意に満ちた言説まで、正しい科学と歴史的な知識に裏付けられた「レイシストの論理をぶち破る」ための方法を、丁寧に解説した1冊です。
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新刊『彼女たちのまなざし 日本映画の女性作家』北村匡平/児玉美月 著
¥2,640
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女性映画作家たちのまなざしからよみとく 日本映画の最前線。 “「映画監督」と呼ばれる人々が一人残らず女性であったなら、当然そこに「女性監督」という呼称は生まれえない。かつて映画監督には、男性しかいないとされていた時代があった。”(「序論」より) そのような時代は果たして本当の意味で「過去」となりえているのだろうか? 本書は、この問題提起を出発点として、日本映画における女性作家の功績を正当に取り上げ、歴史的な視座を交えながらその系譜をたどり、彼女たちのまなざしから日本映画の過去・現在・未来を読み替えていくことを試みる、これまでにない映画批評である。 対象をあえて女性のみに限定し、大勢の男性作家たちのなかにいる数少ない女性作家という図式をまずはいったん解体することから始めるというアプローチから、これまでの日本映画の歴史にひそむ性の不平等や権力の不均衡の問題にせまり、日本映画史の捉え直しを通して、新しい地図を描き出す。 伝統的な家父長制から脱却し、多様な属性とオルタナティヴな関係性を個々人が模索する2020年代以降の時代精神から読みとく、日本映画の最前線。
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新刊『ウィメンズ・ムービー・ブレックファスト 女性たちと映画をめぐるガイドブック』降矢聡+吉田夏生 編 グッチーズ・フリースクール 監修
¥2,530
この一冊で、映画との毎日がちょっぴり変わる。 映画とともに生きる女性たちと、女性たちとともに生きる映画と。 『USムービー・ホットサンド 2010年代アメリカ映画ガイド』を刊行したグッチーズ・フリースクールによる、「女性たちの映画史」をめぐる第2弾書籍企画! 映画史における「女性」、スクリーン上に存在する女性たち、あるいはそのイメージを紡ぎ上げる作り手、映画表現における女性存在をめぐる思考、あるいはその先で映画を広げようとする方々まで、「女性たちの映画史」に向き合うための方法を、この本と共にみつけよう。グッチーズ・フリースクールの降矢聡氏とさまざまな形で映画に携わる吉田夏生氏による、女性たちの映画史へのアプローチを考える、あたらしくたのしいガイドブック、お届けします。
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新本『イラストで学ぶジェンダーのはなし みんなと自分を理解するためのガイドブック』アイリス・ゴットリーブ イラスト・文 野中モモ 訳
¥2,200
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ジェンダーの複雑さに向き合うために これからの時代の「当たり前」を身につけるための 新しいガイドブック! この本に出逢えて良かった。 いつかもし、私が子どもを授かれたら、 一緒に読んでみたいと思います。 ──西原さつき(俳優/ドラマ『女子的生活』出演・演技指導/映画『ミッドナイトスワン』脚本監修) 私たちは多様な人々とさまざまな知見を共有し、ともに生きる時代に立っています。 しかし実際は人種や性別などに基づく差別や偏見は無くなっておらず、いたる所で日常に悪影響をもたらしています。 本当のところ、私たちはそうした「自分とは違う」人たちのことを、そして自分自身のことをどこまで知っているのでしょうか。 本書ではクィア作家でアーティスト、そしてノンバイナリー(性別二元論に収まらないジェンダー)を自認する著者が、歴史、科学、社会学的な事象を通じつつ、実体験を交えながらジェンダーにかかわる様々なトピックについて丁寧に解説していきます。 ジェンダーをめぐる基本用語集とその解説、歴史的な出来事や事件、世界に大きな影響をもたらした人々の逸話、人間以外の動物における「性」のはなし、さらには著者自身による乳房切除手術の経験談まで。毎日のように変化を続けるジェンダーと世界との関係を学ぶために、本書は多くの方にとって最良の入り口となるはずです。 近年話題のSDGs(持続可能な開発目標)では、ジェンダー平等の実現や、人や国の不平等をなくすことが国際目標として定められています。本書にはそれを最良のかたちで実現するために、これからの時代を生きる私たちがぜったいに知っておかなければならない知識が詰まっています。 他者について学び、自分がどう生きたいかを考えるための一歩を、本書をきっかけに踏み出していただければ幸いです。
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新本『だから私はここにいる 世界を変えた女性たちのスピーチ』アンナ・ラッセル 著 カミラ・ピニェイロ 絵 堀越英美 訳
¥2,200
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心を揺さぶる声に触れその一歩を踏み出そう 性差だけでなく人種、民族、宗教、障害の壁も乗り越え多様な分野で権利と尊厳のために声を上げてきた女性たち54人の力強い言葉を味わうアンソロジー 本書には主に女性の権利を求める闘いが始まった1830年代から現代までのさまざまな女性によるスピーチ54本が収録されており、女性によってもたらされた変革の歴史を“言葉”という入り口から簡潔にたどることができます。 急進的な女性限定組織「女性社会政治同盟(WSPU)」のリーダーであるエメリン・パンクハーストの「自由か死か」演説(1913年)、世界で初めてノーベル賞を2度受賞した人物となったマリー・キュリーのノーベル賞受賞講演(1911年)、政治における子育てについて語るミシェル・オバマ(2016年)、ブラック・ライブス・マター共同創設者のアリシア・ガーザの「黒人女性に捧げる詩」(2017年)など、本書に集められた言葉はどれもが刺激に満ち感動的なものばかりで、読む者に力を与えてくれます。 作家のヴァージニア・ウルフは仕事と女性をテーマにした講演「女性にとっての職業」(1931年)で、女性が無意識のうちに自己検閲してしまう習性について考察し、女性初の欧州議会議長に選出された政治家のシモーヌ・ヴェイユは、ほとんど男性しかいない議会で、雄弁かつ共感的にフランスでの中絶合法化を訴えました(1974年)。また映画『ハリー・ポッター』でハーマイオニー・グレンジャーを演じた俳優・活動家のエマ・ワトソンは「He For She」キャンペーンの立ち上げを発表したスピーチ(2014年)のなかで男女平等の話題に男性の関わりを増やすべく、あらゆるジェンダーの人々による包括的な運動への参加を呼びかけました。 ヒロインでも聖人でもない実在の人物による54のスピーチはどれもウィットに富んで説得力があり、人柄が感じられ、強い信念に貫かれた情熱的なものばかり。そして「女性はどのようにあるべきか」という問題を私たちに投げかけています。 「ここにあるのは革命を起こしたスピーチだ。革命には二種類ある。大規模なデモや暴力的な衝突といった形で公共の場で起こる革命と、心の中で起こる静かな革命と。そのどちらも引き起こしたこれらのスピーチは、記憶されるべきものだ」(本書「はじめに」より)
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新刊『ジェーンの物語 伝説のフェミニスト中絶サービス地下組織』ローラ・カブラン著 塚原久美訳
¥2,750
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妊娠して困ってない? <ジェーン>に電話して! 中絶が違法だった半世紀前の米国シカゴ 女たちが女たちを助けようと立ち上がった違法の地下組織〈ジェーン〉。安全な人工妊娠中絶を求め駆け込んだ女性たちの数は推定1万1000人。激動の歴史を赤裸々に描いた衝撃的なノンフィクション。 私たちはごく平凡な女たちだった 1960年代末から、1973年に最初の合法的な中絶クリニックが開設されるまで米シカゴで活動した地下組織〈ジェーン〉。当初はカウンセリングと中絶施術者の紹介を行っていたが、自分たちで中絶方法の技術を学び、推定1万1000人の女性に安全な人工妊娠中絶を提供した。多くの人々を救うと同時に、女性の権利に関する社会的な議論を巻き起こした。 「願っていたのは、この歴史を読むすべての人が私たちの中に自分自身を見いだし、「私もこうしていたかもしれない」と思ってくれること」(本文より)
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新本『詩集 女たちへ Dear Women』中村純著
¥1,100
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京都市在住の詩人、中村純さんが2017年に刊行。女性をテーマにした詩集。 Kaninで閲覧用としておいていたところ、どうしても欲しいという方がいらっしゃった作品です。母から子へ、娘から母へ、女から女へなど美しい言葉で紡がれたたくさんの詩が収められています。 告白するのも恥ずかしいのですが、店主S、子を産むまでは「はー世の中どうでもいいわ。自分が死んだら終わりやし」というシニカルかつ退嬰的で厭世的な考えでした。が、子をもってみて一変。自分の子だけでなく、すべての子どもたちがおなかいっぱい食べて幸せに暮らしてほしい、そのためには世の中をよりよくしないと、と思うようになったのです。悲しいほど陳腐でクリシェ、しかしこれが偽らざる気持ち……。 そんなわけでこちらの詩集でも、最初の2篇がぐっと胸に迫ってきました。そしてもちろん、友によびかける詩も素敵です!
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新刊『明治大正昭和 化け込み婦人記者奮闘記』平山亜佐子 著
¥2,200
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号外に関係のない婦人記者 日本の新聞黎明期。女だからと侮られ、回ってくるのは雑用ばかり。 婦人記者たちは己の体一つで、変装潜入ルポ〈化け込み記事〉へと向かっていった── 観察力が光る文才、鉄砲玉のような行動力、私生活でもまばゆいばかりに破天荒。 徒花(あだばな)とされ軽視されてきた彼女たちの仕事を時を超えて再評価し、 型破りな生きざますらも肯定する、唯一無二の近現代ノンフィクション!
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新刊『動物×ジェンダー マルチスピーシーズ物語の森へ』村井まや子 熊谷謙介 編著
¥3,300
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人間と動物を対立させる価値観を退け、ポストヒューマンやクィアの思想を取り込んで、動物表象に潜むジェンダー力学を浮き彫りにする。動物や人間、精霊やウイルスをめぐる物語に分け入り、マルチスピーシーズとジェンダーの視野で作品の可能性を浮上させる。 民話やおとぎ話の動物と人間の関係、寓話やファンタジーに登場する精霊、狩猟と男性性、冒険物語を脱構築する動物――それらを文学や芸術はどのように描いてきたのか。大江健三郎、多和田葉子、松浦理英子たちの現代の「動物作品」は何を表象しているのか。 動物が人間よりも劣位に置かれる文化・構造を踏まえ、人間中心の視点を脱し、複数種(マルチスピーシーズ)の絡まり合いから作品や表象を読み解く。これに加えて、女性が男性から差別される非対称性に基づき、ジェンダーの視点も重ね合わせて多角的に分析する。 人間と動物を対立させる価値観を退け、エコクリティシズムやポストヒューマンの思想の潮流に棹さしながら、動物表象に潜む力学を浮き彫りにする。動物や人間、精霊をめぐる物語の森に分け入り、マルチスピーシーズやジェンダーなどの複合的な視野で作品の可能性を浮上させる新たなリーディングの地平。
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新刊『耳をすませば』チョ・ナムジュ 著 小山内園子 訳
¥1,870
『82年生まれ、キム・ジヨン』著者のデビュー作にして傑作! 抜群の聴力を持つ少年がテレビのサバイバル番組に出場し……。著者インタビューも必読!
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新刊『29歳、今日から私が家長です。』イ・スラ 著 清水知佐子 訳
¥1,870
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この小説は家父長でも家母長でもない娘が家長(家女長)で主人公。 厳しい祖父が統治する家で生まれた女の子・スラがすくすく育って家庭を統治する。 作文を家業に家を興した娘が、一家の経済権と主権を握る。 家父長の家では決してありえないような美しくて痛快な革命が続くかと思ったら、家父長が犯したミスを家女長も踏襲したりする。家女長が家の勢力を握ってから、家族メンバー1に転落した元家父長は、自ら権威を手放すことで可愛くて面白い中年男性として存在感を表す。この父は片腕にはモップを、もう片腕には掃除機を入れ墨にして、家のあちこちを熱心に掃除しながら家女長と妻を補佐する。だが、この小説は家父長制を廃止しようという扇動や家父長制への批判に満ちた話ではない。スラはどの家父長よりも合理的で立派な家長になりたいと思っているが、スラの母にも家女長の時代が家父長の時代より良いのだろうか。スラの家女長革命は果たして皆を幸せにすることができるだろうか。
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新刊『トランスジェンダーと性別変更 これまでとこれから』高井ゆと里 編
¥748
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生殖不能要件は憲法違反――長く放置されてきた人権侵害を是正するため、「性同一性障害特例法」の改正が求められている。いま私たちに必要な基礎知識とは何なのか。特例法が制定された背景から、法・医学・国際人権の知見まで、高井ゆと里、野宮亜紀、立石結夏、谷口洋幸、中塚幹也らエキスパートが解説する。
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新刊『暴力とアディクション』信田さよ子 著
¥2,200
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理論と臨床から考える「援助」論 臨床の現場にたち、第一線で活躍しつづけている著者。時代の移り変わりや社会のできごとを経ていくなかで、「家族」や「こころ」が静かにしかし確かに変化していくさまを見つづけてきた。依存症、ヤングケアラー、アダルト・チルドレン、DV、母と娘、そして精神医療の現在……。変わりゆくように見える「家族」や「こころ」に手を伸ばすとき、どのようなあたらしい生存戦略がありうるのか。医療とは異なる「援助」は可能なのか。第一人者による思索と実践の記録。
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新刊『真実と修復 暴力被害者にとっての謝罪・補償・再発防止策』ジュディス・L・ハーマン 著 阿部大樹 訳
¥3,740
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〈社会のあり方から心的外傷が生じている以上、そこからの回復も、個人の問題プライベートではありえない。個々のコミュニティにある不正義によって外傷が生じているなら、傷を治すためには、より大きなコミュニティから対策を引きだして、不正義を修復しなくてはならない。 回復していく途上、難しい問いがさまざまに浮かび上がってくる。 皆の前でこのことを話せるか? 真実を、周りのひとは受け止めてくれるだろうか? この傷は治るだろうか? そのために何を差し出さなくてはならないのか? どうして加害者と同じコミュニティに所属しつづけないといけないのか? 和解は可能か? どうやって? コミュニティはどうすれば現在の、そして将来の被害を防げるのか? この問いに答えるため、私はもう一度、話を聞くことにした。生き延びたものたちの声である。皆のための、より良い正義を求めることのために本書はある〉 暴力被害者は何を求めているのか。加害者の謝罪やアカウンタビリティはどうあるべきか。補償や再発防止の具体策は、司法のあり方は。トラウマ問題のバイブル『心的外傷と回復』を継ぐ総決算の書。
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新刊『ウィッチンケア VOL.14』
¥1,980
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発行人、多田洋一さんが「ぜひこの人に!」と寄稿依頼した、42人の書き下ろし作品が掲載。 多彩な分野で活躍する人の「いま書いてみたいこと」が詰まった文芸創作誌です。
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新本『占領下の女性たち 日本と満洲の性暴力・性売買・「親密な交際」』(平井和子著)
¥3,300
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日本本土・満洲で同時進行的に形成された「性の防波堤」。そこには国家や共同体によって多くの日本人女性が駆り出された。ジェンダー、セクシュアリティの視座から占領下の多様な性暴力の実態と構造を明るみに出すとともに、戦後史のなかに黙殺されてきた被害女性たちの生きざまを貴重な資料と証言に基づいて浮かび上がらせる。
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新本『言葉を失ったあとで』(信田さよ子・上間陽子著)
¥1,980
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「聞く」の実際。アディクション・DVの第一人者と、沖縄で社会調査を続ける教育学者。それぞれの来歴から被害/加害をめぐる理解の仕方まで、とことん具体的に語りあった対談集。 この本の目次 第1章 言葉を失ったあとで 二〇二〇年一一月二七日 第2章 カウンセリングという仕事、社会調査という仕事 二〇二一年二月六日 第3章 話を聞いて書く 二〇二〇年二月二三日 第4章 加害と被害の関係 二〇二一年三月一二日 第5章 言葉を禁じて残るもの 二〇二〇年三月二七日 第6章 ケアと言葉 二〇二一年五月一一日
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新刊『彼女たちの戦争 嵐の中のささやきよ!』小林エリカ著
¥1,870
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リーゼ・マイトナー、エミリー・デイヴィソン、伊藤野枝、ヴァージニア・ウルフ……男性社会の中で本来望む生き方を抑圧された女性たちの戦いの記憶を描き出す。 この女(ひと)を見よ! 科学者、詩人、活動家、作家、スパイ、彫刻家etc. 「歴史」の中で、不当に不遇であった彼女たちの「仕事」がなければ、「いま」はありえなかった――。彼女たちの生き方、そして死に方を拾い上げ、未来へとつないでいく、やさしくたけだけしい戦いの記録。 ◎フルカラーの美麗なイラスト付! 【本書で取り上げる女性たち】 マルゴー・フランクとアンネ・フランク姉妹/伊藤野枝/シルヴィア・プラス/エミリー・デイヴィソンの葬列を組む女たち/ヴェルダ・マーヨ(長谷川テル)/ロザリンド・フランクリン/婉容/ブラック・イズ・ビューティフルを歌う女たち/マタ・ハリ/クララ・イマーヴァール/エミリー・ディキンスン/水曜日にその傍らに立ち続ける女たち/ヴァージニア・ウルフ/エウサピア・パラディーノ/マリア・スクウォドフスカ=キュリー/ラジウム・ガールズ/湯浅年子/ミレヴァ・マリッチ/貞奴/学校へ通う少女たち/アンナ・アフマートヴァ/カミーユ・クローデル/高井としを/ヒロシマ・ガールズ/メイ・サートン/リーゼ・マイトナー/アストリッド・リンドグレーン/風船爆弾をつくった少女たち
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新刊『敬愛の心』(キム・グミ著、すんみ 訳)
¥2,640
◎1999年に韓国・仁川(インチョン)で実際に起きた火災事件を題材にした著者初の長編小説、待望の邦訳刊行 ミシン会社で働くサンスと敬愛(キョンエ)。お荷物社員の二人がチームを組むことになった。すれ違い、空回りしながら距離を探り合う日々。やがて互いの過去が少しずつ関係を変えていく。そんな中、チームはベトナムへの派遣が決まり、それぞれの思いを胸に新しい地を訪れるが――。理不尽な火災事件で親しい人を失い、亡霊のように生きていた男女の転機と再生を描く。
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新本『女子鉄道員と日本近代』若林 宣著
¥2,640
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女性踏切番、出札係やバス・市電の車掌の勤務状況、男性職員との差別的な労働条件を明らかにし、厳しい労働実態にもかかわらず花形職業としてもてはやした社会状況を活写。 「太平洋戦争下に、男性の代替として鉄道は女性を大量に動員した」ことばかりが論じられてきた女子鉄道員は、実は1900年以前から働いていた。 明治初期の女性踏切番を皮切りに、出札係やバス・市電の車掌の勤務実態、男性職員との差別的な労働条件を明らかにし、厳しい労働実態にもかかわらず女性車掌を花形職業としてもてはやした当時の社会状況を活写する。 さらに、太平洋戦争に突入してからの国鉄の女性職員と乗務員をめぐる定説を新聞資料などを丹念に調査して引っくり返し、新たな一面を照らす。加えて、戦争末期には小・中学生まで鉄道員として動員していた事実も明らかにする。 男性中心の日本鉄道史の陰に追いやられ、物珍しい存在としてだけ扱われてきた女性鉄道員とそれにまつわる出来事を史資料を発掘して紹介し、通説に大きな風穴を開ける。 店主Sの父方の祖母(大正生まれ)は、親に決められた婚約者が嫌で故郷の鹿児島を逃げ出し、関西でバスの車掌をやっていました。ああ、こういう風に働いて(働らかされて)いたのか……と感慨深かったです。
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新刊『幼年の庭』呉貞姫著 清水知佐子訳
¥2,420
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日常にひそむ不安や欲望 家族の中で抱く孤立感 生きあぐね、もがく女たち 現代女性文学の原点となった 呉貞姫の作品集 朝鮮戦争を体験した著者の幼少期が反映された「幼年の庭」「中国人街」のほか、「三十代の内面の記録」という六編を収録。繊細で詩的な文章は、父の不在、家族関係のゆがみ、子どもや夫への愛情のゆらぎに波立つ心を描き出す。それは時代の中で懸命に生きる人の肖像でもある。 『幼年の庭』に描かれた韓国の女性たちの姿は、 同時代の日本の女性たちとも重なる部分があるだろう。 現代の韓国文学に日本の読者が共感するように、 幅広い層の心に響く小説集として 多くの人々に読まれることを期待している。 —-清水知佐子(本書「訳者解説」より)
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新本『痴漢とはなにか 被害と冤罪をめぐる社会学』牧野雅子著
¥2,640
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なぜ日本では「痴漢」という性犯罪が、こんなにも日常化しているのか? そして、「被害」の対で語られるべき「加害」ではなく、なぜ今「冤罪」ばかりが語られるのか? 戦後から現在までの雑誌や新聞記事を分析し、これまで痴漢がどう捉えられ、社会の意識がどうつくられてきたかを読みといていく、これまでなかった「痴漢」研究の書。前提を共有し、解決策を考えていくために必読の一冊。 痴漢事件はどれくらい起こっているのか/夏は痴漢が増える、という思い込み/痴漢被害者に求められる「羞恥心」とは?/「痴漢は犯罪です」――は本当か?/女性専用車両は誰のために生まれたか/痴漢が娯楽になっていく過程/痴漢ブームは終わらない/たかが痴漢、されど痴漢冤罪の矛盾/痴漢=性依存というアプローチが注目される理由…etc.
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新刊『ジェンダー史10講』姫岡とし子 著
¥1,056
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女性史・ジェンダー史は歴史の見方をいかに刷新してきたか――史学史と家族・労働・戦争などのテーマから総合的に論じる入門書。 暗黙のうちに男性主体で語られてきた歴史は、女性史研究の長年の歩みと「ジェンダー」概念がもたらした認識転換によって、根本的に見直されている。史学史を振り返りつつ、家族・身体・政治・福祉・労働・戦争・植民地といったフィールドで女性史とジェンダー史が歴史の見方をいかに刷新してきたかを論じる、総合的入門書。