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新刊『楽園の夕べ ルシア・ベルリン作品集』ルシア・ベルリン著、岸本佐知子訳
¥2,860
人生を物語に刻んで。 ロングセラー『掃除婦のための手引き書』(2020年本屋大賞翻訳小説部門第2位)、『すべての月、すべての年』に続く待望の短編集。 「彼女の書く文章はほかの誰とも似ていない。読むものの心を鷲づかみにして、五感を強く揺さぶる。読んだときは文字であったはずのものが、本を閉じて思い返すと、色彩や声や匂いをともなった「体験」に変わっている。(中略)まるで自分もそこにいて、それらを見、聞き、感じたような錯覚にとらわれる。それほどに、彼女の言葉の刻印力は強い。」(「訳者あとがき」より)
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新刊『恋愛しない私でも『源氏物語』は楽しめますか』西原志保著
¥2,200
SOLD OUT
華々しい恋愛物語だけが『源氏物語』じゃない!!! 光源氏の妻でありながら、恋愛に消極的なことから「幼い」「空虚」な人物とされてきた女三の宮。しかし、アセクシュアル・アロマンティックなど様々な性のあり方があることからも分かるように、恋愛しないことが未熟や空虚であるということを意味しません。 現在でも、恋愛してないとプライヴェートが充実していないと見なされたり、恋愛から人間の内面を読み解こうとしたり、恋愛中心の人間観がいまだに浸透しています。 ヘテロセクシュアルの男女を前提とする近代の価値観を相対化し、『源氏物語』『紫式部日記』などの古典文学に加え、現代のドラマや漫画を読み直すことで、現代に生きる人々のセクシュアリティやアイデンティティ、仕事とプライヴェートの境界、家族・結婚や親密圏のあり方などの問題を解きほぐしていきます。
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新本『物語とトラウマ-クィア・フェミニズム批評の可能性-』岩川ありさ 著
¥3,960
「文学は、語れないことを語ることを可能にすると同時に、人を物語という枠組みから解放する。他人の物語を読み解いていく時の岩川さん独特の真剣さと優しさと丁寧さは、「おまえは生きていてはいけない」というメッセージを受け取らされてしまった人たちのことを一時も忘れることがないからだろう」 ――多和田葉子 トラウマ的な出来事を経験した人びとにとって、文学や文化は生きのびるための表現となりうるのか—— 多和田葉子、李琴峰、古谷田奈月、森井良、林京子、大江健三郎、岩城けい、小野正嗣といった現代作家の作品を丁寧に読み解き、物語を受けとるという営みとは何か、小説と読者が出会うとはどういうことか、それにクィア・フェミニズム批評はどうかかわるのか、自身の経験とときに重ね合わせながら文学や文化の力を見出していく。気鋭の研究者による、トラウマという語ることがむずかしい経験を語るために物語があるのだということを、そして何より新たな対話の可能性を信じるすべての人におくる、画期的な文学論。
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新本『性暴力についてかんがえるために』齋藤梓 著
¥1,540
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多くの現代人は、「性」にかんする「暴力」を誤解しています。 本書は、永年にわたって、多くの性暴力被害当事者の方々に臨床心理士の立場で接してきた著者が初めて書き下ろした、いま<性暴力とは何か>を知る第一歩となる一冊です。 2023年、性犯罪を定めた刑法は、大きく改まりました。 著者は、この改正実現のために、具体的な提案をつづけてきた法務省法制審議会刑事法部会の委員でもありました。 本書では、法律で何がどう変わったのかについても、やさしく、ていねいに説明しています。 また、女性への加害についてだけでなく、男性への加害、女性・男性という性別を超えた性暴力の真実についても、ふれています。 <性暴力のない社会を目指すために、あるいは、性暴力の被害を受けた人が生活しやすい社会になっていくためには、ひとりでも多くの方が、関心を持ち、理解を深めてくださることが大切だと考えています。>(「はじめに」より)
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新刊『セーファースペース』
¥1,100
書店やアート・音楽空間などを「セーファースペース」にしようとする動きが増え、そうした場が注目されています。 ジェンダー、セクシュアリティ、障害の有無、人種、国籍、階級、年齢、能力などに基づく差別や抑圧、ハラスメントや暴力をできるだけゼロに近づけ、さまざまな属性を持つ人がお互いを尊重し合える空間をつくる試みを紹介。あらゆる空間をより安全にしていくための一冊です。 【目次】 セーファースペースとは 堅田香緒里 集合的なスナップとセイファー・スペース 清水晶子 コラム 1 | セーファースペースステッカーアクション セーファースペースをつくる 本屋lighthouse 本屋メガホン ケルベロス・セオリー 本と喫茶 サッフォー 集まるクィアの会 Chosen Family Shobara NAMNAMスペース コラム 2 | 「読む」から始めるセーファースペース コラム 3 | セーファースペースでのパレスチナ連帯イベント イベントレポート |クラブカルチャーとセーファースペース WAIFU@SUPER DOMMUNE
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新本『なぜ学校で性教育ができなくなったのか 七生養護学校事件と今』包括的性教育促進法の制定をめざすネットワーク 編 浅井春夫、日暮かをる 監修
¥1,760
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性の多様性、包括的性教育、子どもの権利など 今の課題の原点にある七生事件を振り返る 目次 はじめに 第1部 七生養護学校事件の裁判勝訴10年を振り返る 第1章 七生養護学校事件が今も問うていること(日暮かをる、井上千代子、上原ひとみ、宝方㐂代美)/第2章 保護者も納得できなかった「七生養護学校事件」(洪美珍)/第3章 こころとからだの学習裁判―三つの判決の成果と課題(中川重徳) 第2部 勝訴10年後の性の多様性と性教育 第4章 子どもの権利から見た「こころとからだの学習」の現代的意義(小泉広子)/第5章 統一協会と右派勢力―性教育バッシングの背景(金子由美子)/第6章 教育現場は今どうなっているのか(現役教諭の座談会)/第7章 性の多様性をめぐる問題状況―トランスジェンダー差別を中心に(遠藤まめた) 第3部 性の多様性が尊重される教育・社会に向けて 第8章 包括的性教育―その概要、めざすべき人間像、法律私案の提起(浅井春夫)/第9章 「多様な性」尊重か制限か―LGBT理解増進法をめぐる議論から考える(松岡宗嗣)/第10章 民間教育運動が進めてきた「性の多様性」教育実践を定着させるために(堀川修平) 推薦 荻上チキ(評論家) 性教育の失われた時代ーー。それは、放置して遅れたわけではなく、意図的に奪われてしまったものだった。その背景を浮き彫りにし、未来について考えるための、総まとめ。前に進むためにこそ、「読む・わかる・動かす」に参加してください。 山口智美(モンタナ州立大学・文化人類学者) 障害を持つ子どもたちと向き合う七生養護学校での「こころとからだの学習」は、右派勢力に攻撃され、捻じ曲げられ、多くのものが奪われた。学校現場は萎縮し、性教育が広がらない状況は今も続く。貴重な教育実践や裁判の記録、現場の声から歴史を知り、包括的性教育の実現に向け現状を変えていくための書。
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新刊『バトラー入門』(藤高和輝著)
¥1,034
『ジェンダー・トラブル』がはじめてわかる! 現代のジェンダーとセクシュアリティ研究の方向性を決定づけたとされるジュディス・バトラーの主著『ジェンダー・トラブル』は、その難解さでも名高い。 実は、バトラーの理論を理解する鍵は、当時のフェミニストやセクシュアル・マイノリティが置かれていた現場――社会と歴史と思想の文脈にある。 クィア理論って何? ブッチ/フェムやドラァグ論はどこから来たの? パフォーマティブってつまりどういうこと? バトラーの主著『ジェンダー・トラブル』を時代ごと理解する。
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新本『セックスする権利』(アミア・スリニヴァサン著、山田文訳)
¥2,970
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個人的で親密で政治的な、私たちのセックスについてフェミニズムは何を語ってきただろう? 各誌絶賛、気鋭の哲学者による初エッセイ集。 インセル、#MeToo、オンライン・ポルノ、セックスワーク、監獄主義――誰を求め誰に求められることを欲するか、欲望には個人の好みを通じてあらゆる抑圧が根を張っている。性の政治をめぐる複雑な問題にとどまり、フェミニストがセックスについて考え語ってきたことを緒に、21世紀フェミニズムをリメイクする。特別解説=清水晶子
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新本『主婦である私がマルクスの資本論を読んだら』(チョン・アウン著、生田美保訳)
¥2,420
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日本よりも家父長制が根強く、日本と同様に共働き世帯が急増する韓国で、 社会から卑下されマイノリティになりつつあるひとりの主婦が、 日本でも翻訳されている話題の書を含む15冊を読み解き、 こんな言葉を生む社会の仕組みの始まりをたどる旅へ── 「夫が妻を扶養しているのではなく、妻が、 夫を働きに出られるように扶養しているのだ。」 女性、男性、非婚女性、すべての人類のこれからを考えるための教養エッセイ!
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新刊『政治分野におけるジェンダー平等の推進』冨士谷あつ子/新川達郎 編著
¥3,850
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女性の政治参加から、ジェンダー不平等の克服を! 当たり前のこととして男女共同参画を実践するジェンダー研究者が日仏の女性議員との交流を重ねて提言する、政治分野におけるジェンダー平等の推進。 pagetop 目次 はじめに[冨士谷あつ子] 序論 ジェンダー不平等 日本事情の克服[冨士谷あつ子] 第Ⅰ部:日本の女性国会議員の実情と意識 第1章 日本の全女性国会議員の属性[新川達郎] 第2章 日本の女性国会議員の実情と意識[新川達郎/塚本利幸] 第Ⅱ部:日本の政党別女性議員とジェンダー政策 第1章 自由民主党[新川達郎] 第2章 公明党[香川孝三] 第3章 立憲民主党[新川達郎] 第4章 国民民主党[大束貢生] 第5章 日本維新の会[小縣早知子] 第6章 日本共産党[冨士谷あつ子/西野悠紀子] 第7章 社会民主党[進藤久美子] 第Ⅲ部:フランスの女性国会議員の実情と意識 第1章 フランスの全女性国会議員――その全体像[新川達郎] 第2章 フランスの女性国会議員の実情と意識――インタビュー内容とインタビュアーによる分析[シモン・サルブラン] 第3章 フランスの政治分野における女性の進出――パリテ法の成果と課題[小縣早知子] 第Ⅳ部:世界のなかの日本のジェンダー政策の今後 第1章 EUにおけるジェンダー政策の推進[伊藤公雄] 第2章 スウェーデンのジェンダー平等/SOGI平等政策[大山治彦] 第3章 日本における女性の政治進出と停滞――アメリカの事例から学ぶ[進藤久美子] 第4章 政治分野での日本女性のアジアの中での位置づけ[香川孝三] 第5章 女性進出阻害要因の克服――供託金の負担とジェンダー問題[香川孝三] 第6章 女性の政治分野進出を促す生涯教育[上杉孝實] 第7章 日本文化のジェンダー観再考――「家」から考える[西野悠紀子] コラム:女性の政治参画――2024年10月国連女性差別撤廃委員会日本報告審議と選択議定書批准への動き[リボアル・堀井・なみの] おわりに[新川達郎] 資料 1 日本の女性国会議員プロフィール(2023年1月1日現在) 2 日本の女性国会議員インタビュー調査項目 3 フランス国民議会女性議員プロフィール(2022年改選) 4 フランス元老院(上院)女性議員プロフィール(2023年改選) 5 国会議員、直近の国政/統一地方選挙の候補者・当選者に占める女性割合 6 政治分野の女性の参画に関するアンケート
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新刊『なぜガザなのか』(サラ・ロイ著、岡真理・小田切拓・早尾貴紀編訳)
¥3,080
そこで何が行われてきたのか、私たちは知らなければならない。 50年以上にわたる占領。隔離と封鎖のなかで、暴力は常態化し、排除が恒常化し、パレスチナの人たちは生活のすべてを奪われてきた。なぜ、どのようにして、それは行われたのか。歴史的文脈を理解し、いま起こっていること、そしてこれから行われることを知るための最良の書。
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新刊『危険なトランスガールのおしゃべりメモワール』カイ・チェン・トム 著 野中モモ 訳
¥2,530
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蟷螂拳(とうろうけん)を繰り出すトランスガール! こんな小説をずっと待っていました!――三木那由他 カンフーの達人で、病的な嘘つきのあたしは、生まれ育った町と家族から逃げ出した。 誰かが描いた物語に、閉じ込められないために。 行き着いた「奇跡通り」では、面倒を見てくれるディーヴァ、不思議な力を持つ魔女、鼻もちならない「お姫様」ら、様々なトランスたちに会う。やがて、殺されたトランスジェンダー女性たちの仇を討つことを使命とするガールギャングに入り、ストリートで暴れまわる。 待ち受ける数々の困難を前に、彼女は新しい家族を守り、痛みを癒し、自分の中にある真実を見つけることができるのだろうか? 創刊たちまち大好評の海外文学シリーズ「I am I am I am」、第二弾! ―――――――――――――――――――――― <「I am I am I am」シリーズ> 物語を読むことで、今まで見過ごされていた声に触れる海外文学選書シリーズ。「手に取りにくい・堅い・難しそう」じゃない、初めて海外文学を手に取る方にもおすすめできるシリーズです。
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新刊『わたしはわたし。あなたじゃない。 10代の心を守る境界線「バウンダリー」の引き方』鴻巣麻里香 著
¥1,980
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友だち、親、先生、SNSが…毎日しんどい。 本当は嫌なのにNOと言えない。そんな人間関係に悩むあなたへ。 モヤモヤの正体は、「バウンダリー」にある!? 本書は、中高生の困りごとに向き合うスクールソーシャルワーカーの鴻巣麻里香さんが、10代が抱えている人間関係の悩みやしんどさについて、「バウンダリー」を糸口に対処法を見つけ出し、助けになる知識と作戦を伝える本です。 バウンダリーとは、「わたしはわたし、あなたはあなた」という、自分と相手の間に引く境界線のこと。 たとえ家族でも、友達でも、教師でも、恋人でも、バウンダリーを踏みこえるのはNGです。 お互いの心地よい距離感を見つけて、ちょうどよく線を引けたらラクになるはず。
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新刊『女の子たち風船爆弾をつくる』小林エリカ 著
¥2,750
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少女たちの知られざる戦争体験 日露戦争30周年に日本が沸いた春、その女の子たちは小学校に上がった。できたばかりの東京宝塚劇場の、華やかな少女歌劇団の公演に、彼女たちは夢中になった。彼女たちはウールのフリル付きの大きすぎるワンピースを着る、市電の走る大通りをスキップでわたる、家族でクリスマスのお祝いをする。しかし、少しずつ、でも確実に聞こえ始めたのは戦争の足音。冬のある日、軍服に軍刀と銃を持った兵隊が学校にやってきて、反乱軍が街を占拠したことを告げる。やがて、戦争が始まり、彼女たちの生活は少しずつ変わっていく。来るはずのオリンピックは来ず、憧れていた制服は国民服に取ってかわられ、夏休みには勤労奉仕をすることになった。それでも毎年、春は来て、彼女たちはひとつ大人になる。 ある時、彼女たちは東京宝塚劇場に集められる。いや、ここはもはや劇場ではない、中外火工品株式会社日比谷第一工場だ。彼女たちは今日からここで、「ふ」、すなわち風船爆弾の製造に従事する……。 膨大な記録や取材から掬い上げた無数の「彼女たちの声」を、ポエティックな長篇に織り上げた意欲作。
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新刊『私の身体を生きる』
¥1,650
SOLD OUT
17人の書き手が自らの「身体」と向き合って記す、生きるためのリレーエッセイ 17人の書き手が自らの「身体」と向き合って記す、生きるためのリレーエッセイ 私の身体はほんとうに私のもの? 私の身体はどんな視線にさらされ、どのように規定され、内面化されているのか。17人の人気小説家・美術作家・コラムニスト・漫画家・発明家が自らの「身体」と向き合い、ときにユーモラスに、ときに激しく、そしてかつてない真摯さで文章をつむぐ。「文學界」人気連載がついに単行本化。 著者は島本理生、村田沙耶香、藤野可織、西加奈子、鈴木涼美、金原ひとみ、千早茜、朝吹真理子、エリイ、能町みね子、李琴峰、山下紘加、鳥飼茜、柴崎友香、宇佐見りん、藤原麻里菜、児玉雨子の17人。 自分と自分の身体の関係を見つめる言葉が、これまで読んだことのない衝撃と共感をもたらす。
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新本『闘いの庭 咲く女 彼女がそこにいる理由』ジェーン・スー 著
¥1,650
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自分の居場所を自分で作って花を咲かせた女たちの物語 私はずっと、私のためだけに存在する 私の椅子が欲しかった―― 一条ゆかり(漫画家) めげず腐らず、花を咲かせた 13人の女たちに聞いた「私」の見つけかた。 ーーーーーーーーーーーーーー よく知られている13人の女性たちが歩んだ道について聞いた、初のインタビューエッセイ。 つまずきにもめげず腐らず、自分らしい花を咲かせた女性たちに、初めから特別な人はいませんでした。 *毎日働いて、明日にバトンをつなぐだけで精一杯 *「自分なんて」とつい諦めてしまう *人生が上手くいく人は自分とは違う人 *自分を信じることができない人… そんな女性にもぜひ読んでほしい1冊です。 ■お話を聞かせていただいた13人 齋藤薫/柴田理恵/君島十和子/大草直子/吉田羊/野木亜紀子/浜内千波/辻希美/田中みな実/山瀬まみ/神崎恵/北斗晶/一条ゆかり 「週刊文春WOMAN」連載を加筆・編集したインタビューエッセイ!
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新本『他者の靴を履く アナーキック・エンパシーのすすめ』ブレイディみかこ 著
¥1,595
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〈多様性の時代〉のカオスを生き抜くための本 他者を学ぶこと、考えること、想うこと。 すべてはきみの自由のため。 ブレイディさんの熱い直球を受けとめろ! ――福岡伸一 差異を超克するすべを人類は持ち得たのか、 読み手の知性が試される一冊。 ――中野信子 他者はあまりに遠い。“共感”だけではたどり着けない。 ジャンプするために、全力で「考える」知的興奮の書! ――東畑開人 「文學界」連載時から反響続々! 『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』に次ぐ「大人の続編」本。 「わたしがわたし自身を生きる」ために―― エンパシー(=意見の異なる相手を理解する知的能力) ×アナキズムが融合した新しい思想的地平がここに。 ・「敵vs友」の構図から自由に外れた“エンパシーの達人”金子文子 ・「エンパシー・エコノミー」とコロナ禍が炙り出した「ケア階級」 ・「鉄の女」サッチャーの“しばきボリティクス”を支えたものとは? ・「わたし」の帰属性を解放するアナーキーな「言葉の力」 ・「赤ん坊からエンパシーを教わる」ユニークな教育プログラム…etc. “負債道徳”、ジェンダーロール、自助の精神……現代社会の様々な思い込みを解き放つ! 〈多様性の時代〉のカオスを生き抜くための本。
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新刊『「ビックリハウス」と政治関心の戦後史ーーサブカルチャー雑誌がつくった若者共同体』富永京子 著
¥2,750
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ほんとうに若者たちは政治に無関心なのか? 伝説的サブカル雑誌から 「若者の政治離れ」の源流に迫る。 「政治に関心がない」とされがちな若者の第一世代である「しらけ世代」。彼らはほんとうに政治や社会運動に関心がなかったのか? そして、なぜ現在に至るまで非政治的だとみなされているのか? 糸井重里、橋本治が編集に参加し、YMOやタモリもたびたび登場した伝説的サブカルチャー雑誌『ビックリハウス』 (1974―85)から、「若者」たちの心のうちと彼らの“運動”の実態、その意図せざる帰結を実証的に明らかにする。 各メディアで活躍する社会学の新鋭が「若者の政治離れ」の源流に迫る渾身の一冊。
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新刊『世界』2024年9月号
¥1,045
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【特集1】教育とジェンダー 次世代の人びとを育んでいく営みである教育。その影響は優れた面・悪しき面の両方で子どもたちに伝わり、社会に広がっていく。 日本で教育分野は他の領域よりもジェンダー平等が達成されている、としばしば言われる。だが、本当にそうなのか。不平等を生む構造が教育の場に潜んでいたならば、次世代にもその悪影響を長期的に再生産することになってしまう。 入試制度、進学の男女比、学校内に存在する性別役割など、教育分野におけるジェンダーの問題に迫るとともに、不平等を乗り越える取り組みにも光を当てる。 【特集2】癒えない傷、終わらない戦争 戦闘が止む――まずはそこに漕ぎつけるまでの困難がある。だが、戦争はそこで終わらない。 80年前、精神を病んだ元日本兵たちの苦しみは、自身や妻、子らに向けられ、世代をこえ伝播した。戦争が人間の何をどのように破壊したのか。家族たちの気づきと証言により、いまようやく像を結びつつある。 国家間のみならず「テロとの戦争」が広がるなか、巻き込まれるのは兵士だけではない。社会の荒廃と人間の破壊が、まさにいまも進む。 この事態を食い止める叡智を求め、戦争がもたらす長期的な影響を直視する。
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新本 100分de名著『枕草子』 (山口仲美著)
¥1,100
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どうして、春は「あけぼの」? 平安中期、清少納言が中宮定子のもとに出仕した7年間の宮中経験や、その間に感じた物事を綴った日本最古のエッセイ集『枕草子』。当時、初めて散文に取り入れられた風景描写、男女間のエチケットなど、作者独自の観察力・批判力に注目する。紫式部と和泉式部も登場する特別章「女の才能、花開く」収載。
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新本 100分de名著『源氏物語』(三田村 雅子著)
¥1,100
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想いは、伝わるか 世界最古の長編小説で、その後の日本文学の流れを決定づけた『源氏物語』。表層と深層の両面から精緻に描かれた、愛と権力をめぐる人の欲望や因果は、優雅でありながら深く暗い影を落とす。いつの世も変わらぬ生の悲哀と葛藤を、尽きせぬ豊穣な物語世界から味わう。特別章「和歌でたどる源氏物語」収載。
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新本『キレイならいいのか――ビューティ・バイアス』デボラ・L・ロード 著/栗原 泉訳
¥2,530
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スタンフォード大学法科大学院の研究者デボラ・L・ロードが、「女性のジェンダー研究所」所長に就任するやいなや広報担当者から言われたのは「あなたの見栄えが問題になっている」。世間にはびこるルッキズムの問題とは? また今後どうあるべきなのか? を説いた本。 店主S、49歳。化粧をし、いちおう見苦しくない服装をしようとがんばっています。今まで「私がやりたいからやっている」と思っていたのですが、でもそれって、ルッキズムに汚染されてるだけじゃない…? と考えさせられた本。 亜紀書房 288ページ
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新刊『月曜か火曜』(ヴァージニア・ウルフ 著 片山亜紀 訳)
¥2,200
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永遠のフェミニスト作家、ヴァージニア・ウルフが 自分で編んだ唯一の短編小説集。 彼女の真摯な「叫び声」を、100年後の今そのまま読む。 ウルフの最初の短編集を、1921年刊行当時のまま、姉ヴァネッサ・ベルの版画5点とともに完全収録。最良のガイドとなる、翻訳者の片山亜紀による詳細な注・訳者解説付。 【収録作】 ゴースト・ストーリー「幽霊たちの家」 フェミニズム冒険活劇「ある協会」 都市のある一日を描く「月曜か火曜」 その後の長編に連なるメタフィクション「書かれなかった小説」 音楽のスケッチ「弦楽四重奏」と色彩のステッチ「青と緑」 草花と人々とカタツムリのコラージュ「キュー植物園」 フェミニズム小説であり評論でもある傑作「壁のしみ」 ――ウルフの原点であり、その後の長編にも連なる真摯で切実な全8編。 学識豊かな男たちなんて、魔女や隠遁者、すなわち洞窟や森でうずくまって薬草を煎じ、トガリネズミを尋問し、星々の言葉を書きつけていた者たちの末裔でしかないのでは?(「壁のしみ」より)
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新刊『ジェンダー・クィア 私として生きてきた日々』(マイア・コベイブ著 小林美香 訳)
¥3,520
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クィア、ノンバイナリーのコミック作家マイア・コベイブの自叙伝。 自身の生い立ち。幼少期から思春期で過ごした環境、そして、青年期にかけてクィアをテーマにした音楽や漫画、ファンタジー作品と出会い、自身の性のあり方に向き合い出すことで、生まれた、気づき、葛藤、戸惑いを丁寧に描く。 ひとりの人間の、ありのままの記録。 成長の過程で経験する身体の変化や、家族や身近な人たちとの関わり合いや、多様なジェンダーのあり方の実践する人たちとの対話を重ねていく中で、自らのジェンダーやセクシュアリティのあり方をどのように表現したら良いのかを模索し、「彼」および「彼女」の二元論に巻き込まれてしまう人称代名詞に対して違和感を抱き、「ノンバイナリー ・ジェンダー」というジェンダー自認を持つにいたっています。 マイアにとって初の長編作品となる本作は、ノンバイナリー ・ジェンダーとして生きる人の等身大の姿と経験を映し出しており、性別二元論の枠組みを窮屈に感じる人、社会の中で強制されるジェンダー規範に対して違和感を抱く人、自分自身のあり方を偽らずに生きたいと願う人の心に共鳴する要素に充ちています。 2020年 アメリカ図書館協会 アレックス賞受賞 2020年 ストーンウォール図書賞名誉賞(フィクション部門)受賞