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  • 新刊『きれいはいまもゆれている』(谷本奈穂・飯塚理恵 編著)

    ¥3,190

    SOLD OUT

    誰のため何のために美しくなるのか 整形し、メイクし、脱毛し、アンチエイジング治療を受ける。 ヴァーチャル空間やSNSで自分の理想形に加工した自分像を作り出す。 なぜこれほどに「美しくなること」を追求するのか。 現代社会における美容実践を通して、その奥にある社会力学を捉える。 Chapter 1 美容実践を考えるためのフェミニズム・ジェンダー論      ―美容実践はどのように論じられてきたか―  はじめに  1 フェミニズムの視点―抑圧・規律実践・主体性―  2 新自由主義と美容実践  3 インターセクショナリティ  4 感情と美容実践  おわりに Chapter 2 ルッキズムが持つ多様性      ―私たちはルッキズムという言葉で何を問題にしているのか―  はじめに  1 ルッキズムという語とその議論  2 ルッキズムの定義に関する四つの説  3 四つの説の関係性  おわりに―あいまいな「ルッキズム」― Chaper 3 アンチエイジングという美容実践      ―治療をめぐる論争―  はじめに  1 アンチエイジングという美容実践  2 エンハンスメントとしての美容実践  3 美容実践の医療化と実践的治療概念  4 トランスヒューマニズム  おわりに Column 1 リアルとバーチャルの境界線―外見と対人関係の未来― Column 2 美容整形に関するYouTubeの分析 Chapter 4 美容職女性は自らの「美」の実践/提供をいかに捉えるのか       ―新自由主義における「美」の規範を補助線として―  はじめに  1 美容職従事者はいかに論じられてきたか  2 新自由主義における美の規範  3 調査対象者と調査概要  4 自らの美容実践に関する語り  5 美容実践の提供に対する解釈  6 美容職従事者の解釈から見えてくるもの Chapter 5 男性の美容整形  はじめに―身体と社会とジェンダー―  1 美容整形と男性  2 男性の美容整形を探る―分析と考察―  おわりに―美容整形をする男性の動機― Chapter 6 美しい軍人のつくられ方       ―義務兵役と韓国男性の美容実践―  はじめに―韓国男性の美容実践とその影響力―  1 男性美容の現在  2 美しい軍人  3 軍人向け化粧品広告の分析  4 化粧品広告の語られ方  おわりに―美しい軍人のつくられ方― Column 3 メンズメイクはジェンダーレスなのか―男性化粧の広がりと新しい男らしさ― Column 4 体毛と脱毛の社会的意味を捉える

  • ZINE『「ふつう」じゃない話をしよう 社会を編み直す読書会』Hate Isn't Cool 著

    ¥800

    SOLD OUT

    数々の反対の声を受けながらも、差別の禁止に触れぬまま制定されてしまった京都府の人権条例。 悔しさを胸に、だからこそ、少しでも人権について考える場を作りたいと思い、個人的に読書会を開催するようになった著者。 その読書会を下敷きに、「ふつう」とされる社会の価値観を問い直し、市民一人ひとりが考えるきっかけになることを目指したZINEです。

  • 新刊『トランスジェンダーの生活史』(宮田りりぃ著)

    ¥2,750

    性別移行し生きる道を模索し続ける人々の生活史 女(らしさ)/男(らしさ)という二元的かつ固定的な性のあり様にもとづく社会の様相に変革をもたらす当事者たちの可能性とは 日本における性同一性障害にもとづく社会問題化の様相およびその背景について明らかにし、また、ジェンダー形成の観点から、当事者たちが直面している困難が生じるプロセスや、その背後にある社会構造の問題を明らかにする。

  • 新刊『多様な視点からジェンダーを見る 東大オムニバス講義13講』林香里 監修 東京大学多様性包摂共創センター 編

    ¥2,970

    SOLD OUT

    文化、経済、教育、宗教、言語、科学、健康、セクシュアリティ、メディアといった多様な視点からジェンダーの概念を読み解き、現在の社会の問題点を考え、意識と行動を変えていくことをめざす。東京大学の教養学部でおこなわれた分野横断的講義を書籍化。

  • 新刊『ポストフェミニズムの夢から醒めて』 菊地夏野 著

    ¥2,640

    フェミニズムは終わらない、いや終わりようがない フェミニズムの終焉をかたる「ポストフェミニズム」の時代を経て、私たちは再びその盛り上がりに立ち会っているといわれる。だがそこで喧伝される「新しいフェミニズム」の実像と、その向かう先は果たしてどこまで理解されているだろうか。ネオリベラリズムと結託した「リーン・イン」や「女性活躍」の欺瞞を問い、セックスワーカーやトランスジェンダーへの差別、「慰安婦」問題などそこからこぼれ落ちるものにまなざしを向けることで、見えてくるものとは。フェミニズムをあきらめないための、たしかなる提言。 line2.gif [目次] まえがき   Ⅰ ポストフェミニズムの時代に可視化されるもの 第1章 憧れと絶望に世界を引き裂くポストフェミニズム――「リーン・イン」、女性活躍、『さよならミニスカート』 第2章 ポストフェミニズムとネオリベラリズム――フェミニズムは終わったのか 第3章 ネオリベラルな家父長制と女性に対する暴力   第4章 可視化するフェミニズムと見えない絶望――ポストフェミニズムにおける(再)節合に向けて 第5章 ポストフェミニズムから99%のためのフェミニズムへ   第6章 『逃げ恥』に観るポストフェミニズム――結婚/コンフルエント・ラブ/パートナーシップという幻想 Ⅱ 不可視化されるものとフェミニズムの未来 「雑多なフェミニズム」をめざして―第二部へのはしがきに代えて 第7章 「慰安婦」を忘却させる植民地主義とポストフェミニズム――『帝国の慰安婦』、スピヴァク、ポストコロニアル 第8章 フェミニズムは右傾化したのか?――ネオリベラル・フェミニズムの世界 第9章 AV新法をめぐるフェミニズムの混乱   第10章 安倍/統一教会問題に見るネオリベラル家父長制――反ジェンダー運動とネオリベラリズムの二重奏 第11章 99%のためのフェミニズムと私たち 第12章 リーン・イン・フェミニズム批判と田中美津の〈どこにもいない女〉 終章 「#MeToo」と「Ni Una Menos」から   あとがき  文献

  • 新刊『声を出して、呼びかけて、話せばいいの』イ・ラン 著 斎藤真理子・浜辺ふう 訳

    ¥1,980

    SOLD OUT

    血縁という地獄をサバイブしてきた。母は狂女になるしかなかったから、私もまた狂女に育った――。日本と韓国を行き来し、自由を追求する唯一無二のアーティストによる、渾身のエッセイ集。 死にたい時許せない時救われたい時、 愛する人に会えなくなった時、 私は死ぬまで何度もこの本を開くだろう。 ――金原ひとみ お母さんは狂ってて、お父さんはサイテーで、 おばあちゃんは二人とも精神を病み、親戚はみんな詐欺師。 そんな家族のもと、幼い頃から泣くことも笑うこともできず、 いつも世界でひとりぼっちだった私が始めたのは、 感情に名前をつけること――。 1986年生まれ、日本と韓国を股にかけて活躍するミュージシャン・作家・エッセイスト・イラストレーター・映像作家のイ・ランによる、「これまでの家族」と「これからの家族」。 日韓同時発売。 ◎目次 体が記憶している場面たち 母と娘たちの狂女の歴史 本でぶたれて育ち、本を書く お姉ちゃんを探して――イ・スル(1983.11.03 〜2021.12.10) 三つの死と三つの愛 ダイヤモンドになってしまったお姉ちゃん お姉ちゃんの長女病 ランは早死にしそう 私の愛と死の日記 すべての人生がドラァグだ お姉ちゃんの車です 死を愛するのをやめようか 今は今の愚かさで あなたと私の一日 この体で生きていることがすべて 1から不思議を生きてみる イ・ランからジュンイチへ ジュンイチからイ・ランへ 確かな愛をありがとう

  • Koyomi 2026 (Mitsuki 作)

    ¥1,320

    この暦について この暦は、太陽を基準にした、二十四節気と、それをさらに分けた、七十二候の一年を円に配置 して、それと月の満ち欠け、土用の期間などを組み合わせたものです。西暦の日付が、どこに位置 するか見てみると、季節の巡りのどこにいるのか、月はどんな形で、これから欠けていくのか満ちていくのか、などが、ぱっと掴めるはずです。  二十四節気の冬至は、日が一番短いときです。この日から日が伸びていくため、ここが一年の始まりと考える民族もたくさんおりました。そのため前年の冬至の日付からこの暦は始まっています。見えない力がみちるその時の願い事はよく叶うそうです。  新月から満月、そして次の新月へ、それが、かつての一ヶ月でした。その月の動きに合わせて、新月にタネを蒔く、新しいことを始めるということも多かったようです。 また、各季節の終わりの約十八日間の土用があります。この時期は、前の季節の疲れをとる、と いうイメージで、ゆったり過ごすことをおすすめします。旅行や、土いじりを避けましょうという、先人の知恵もあります。どうしてもというときは間日に行うといいと言います。  この暦とともに、太陽の周りを一回りして、その宇宙の巡りと、季節の巡り、自分の立っている土からのメッセージを楽しんでいただけたら、なによりです。

  • 新刊『大切なことはDIVAが教えてくれた』富岡すばる 著

    ¥2,200

    SOLD OUT

    もともとオペラ歌手を指し、「わがままな女性」への揶揄としても使われてきた「DIVA」は、近年では女性歌手に敬意をもって使われる言葉へと変化している。本書では、ヒット曲を次々に発表しながら、女性差別や人種差別、LGBTQ差別に抗い、音楽を通して主張しつづけている10人のDIVAを取り上げる。 「大切なことはDIVAが教えてくれた」。「FRaU」や「CINRA」に寄稿する人気ライターが、これまで聴いてきたDIVAの楽曲を紹介しながら、エンパワーメントされた経験をつづり、彼女たちの曲やスピーチを通して気づいたミソジニーやルッキズム、家族の存在について思いを書く。 自己表現を恐れないでと鼓舞するマドンナ、孤独について歌い続ける浜崎あゆみ、「いい子であれ」という抑圧と闘うテイラー・スウィフトほか10人の魅力に迫り、DIVAを追い続けたこれまでを振り返る。音楽とDIVAスピリットに彩られた書き下ろしエッセー集。 目次 まえがき 第1章 ゲイというプライド――マドンナ 自分自身へのカミングアウト 「自分自身を表現して」という言葉 フェミニズムとの出合いと男らしさの呪い LGBTQアクティビズムとの共闘 プライド月間に寄せて 第2章 終わりのない孤独――浜崎あゆみ 孤独を歌うあゆ 「居場所を探して街をさまよう少女たち」のロールモデル 全曲本人作詞によるライフソング セクシュアルマイノリティーへのエンパワーメント 消えない孤独とともに生きること 第3章 血も戸籍もつながっていない家族――ピンク SMバーでみた男女のポジション 身内という存在について考えさせられたコロナ禍 ピンクが見せる2つの「家族」 僕にとっての「家族」というもの 第4章 愛せない容姿を抱えて――ビヨンセ 3回やっても満足できなかった整形 「手術が必要なのは魂のほう」と歌う「Pretty Hurts」 ルッキズムが引き起こす痛み ゲイ男性であることとルッキズム 差別される側から差別する側へ 自分自身に幸せを感じているか 第5章 自分のなかのミソジニ――テイラー・スウィフト 女性のほうが楽に稼げる? 「いい子(Nice girl)」でいること カントリー音楽界の保守性 「ビッチ」という烙印 無意識のミソジニー、捨てられなかったホモフォビア 僕はゲイ差別をするゲイだった 第6章 アイドルへの崇拝と絶望――ブリトニー・スピアーズ 自分を忘れるための「アイドル」 初めて好きになったアイドル、ブリちゃん 同世代のロールモデルとしてのアイドル すべてがエンタメとして「消費」される恐ろしさ アイドルとの同化をやめる 第7章 神様はかつて男性だった――アリアナ・グランデ 「神は女性」というカルチャーショック 「天のお父様」へのお祈り 固定観念へのアンチテーゼ キリスト教とセクシュアルマイノリティーへの抑圧 僕にとっての神様とは 第8章 愛しているけど嫌いという自己矛盾――ホイットニー・ヒューストン 「矛盾している」ことへの恐れ 歌手ホイットニー・ヒューストンが内包する矛盾 彼女は嘘をついていなかった I'm Every Woman――私はあらゆる女性 第9章 愛国心なき者――レディー・ガガ ここに残るための、たった一つの理由 この国に生きるゲイとしての無力感 「日本がいやなら海外に行けばいい」 自分たちにとっての「国歌」 ルールを破ることではなく、自分なりのルールを作ること 第10章 「母」が受けるバッシング――松田聖子 痛みを伴う、自由の体現 アイドルから「スキャンダルの女王」へ キャリアも夢も追いかける母親像 松田聖子と母というDIVAの原風景 プレイリスト あとがき

  • 新刊『涙の箱』(ハン・ガン 作 / きむふな 訳)

    ¥1,650

    SOLD OUT

    ノーベル文学賞作家ハン・ガンがえがく、大人のための童話 この世で最も美しく、すべての人のこころを濡らすという「純粋な涙」を探して  昔、それほど昔ではない昔、ある村にひとりの子どもが住んでいた。その子には、ほかの子どもとは違う、特別なところがあった。みんながまるで予測も理解もできないところで、子どもは涙を流すのだ。子どもの瞳は吸い込まれるように真っ黒で、いつも水に濡れた丸い石のようにしっとりと濡れていた。雨が降りだす前、やわらかい水気を含んだ風がおでこをなでたり、近所のおばあさんがしわくちゃの手で頬をなでるだけでも、ぽろぽろと澄んだ涙がこぼれ落ちた。  ある日、真っ黒い服を着た男が子どもを訪ねてくる。「私は涙を集める人なんだ」という男は、大きな黒い箱を取り出し、銀の糸で刺繍されたリボンを解くと、大小、かたちも色もさまざまな、宝石のような涙を子どもに見せた。そして、このどれでもない、この世で最も美しい「純粋な涙」を探していると話す。男は子どもがそれを持っているのではないかと言うのだが――。 「過去のトラウマに向き合い、人間の命のもろさを浮き彫りにする強烈な詩的散文」が評価され、2024年にノーベル文学賞を受賞したハン・ガン。本書は童話と銘打ちながらも、深い絶望や痛みを描き、そこを通過して見える光を描くハン・ガンの作品世界を色濃く感じられる作品です。  幸せな出会いが実現し、日本語版の絵はハン・ガン自身、長年ファンだったというjunaidaさんが担当。ハン・ガンが、「読者それぞれのなかにある希望の存在」としてえがいた主人公や、どこともいつとも特定しない本作の世界を美しく描き、物語とわたしたちをつないでくれます。  2008年、韓国で発売され、本国では子どもから大人まで幅広い年齢層に愛されている本作。ハン・ガン作品との出会いにもおすすめの一冊です。

  • 新刊『アナキズムQ&A ——やっちゃう、やっちゃえ、やっちゃった』 栗原康 著

    ¥1,980

    SOLD OUT

    アナキズムとは何にも支配されないこと。QさんAさんの軽快なトークで、人を縛る社会の仕組みから自由になる! ブレイディみかこ氏、角幡唯介氏推薦。 ビギナーからマニアまで。 QさんAさんの軽快なトークで、自分の中の固定観念から解放され、 人を縛る社会の仕組みから逃れ、統治から自由に生きる! === ブレイディみかこ氏、角幡唯介氏、絶賛! 「QさんAさんのウィットと叡智に満ちたアナキズム漫談。違うから、深まるんだ。 友/敵の垣根を超える方法は、アナキストが知っている」ブレイディみかこ(ライター) 「あらゆる軛(くびき)からのがれ内なる生の躍動に身をまかせるのがアナキズムなら、私もアナキストである」角幡唯介(探検家) === ・税金、政府、議会制民主主義、警察、監獄、統治。どうして全部いらないか?(第1章) ・アナキストは「労働からの自由」を求め、資本主義に浸かった「魂」を自分たちの手に取り戻す。(第2章) ・直接行動とは? 権力を取らずに世界を変えるには?(第3章) ・別の世界は存在しない、別の生き方があるだけ。「他律」も「自律」もなく生きる(第4章)

  • 新刊『SISTER“FOOT”EMPATHY』(ブレイディ みかこ著)

    ¥1,760

    SOLD OUT

    シスターフッドがポリティカルになりすぎると、それはシスターたちのあいだに分断や対立をもたらすことにもなりかねない。その一方で、シスターフッドが政治に無関心になりすぎると、互いの涙を拭い合うばかりで、「元気を出して明日からまた同じ日常を頑張ろう」という激励会になり、つらい日常を変えていこうという動きに発展しない。 ーー本書「はじめに」より 2022年から雑誌『SPUR』に連載されているコラムを新たに加筆修正。コロナ禍以降の社会の動きを鋭く見つめ、これからの世界とわたしたちを考えるための、エンパワメント・エッセイ集。 ◎アイスランド発「ウィメンズ・ストライキ」の“共謀”に学ぼう ◎シスターフッドのドレスコードはむしろ「差異万歳!」 ◎完璧じゃないわたしたちでいい ◎焼き芋とドーナツ。食べ物から考える女性の労働環境 ◎古い定説を覆すママアスリートの存在 ……etc. 無駄に分断されず、共に地べたに足をつけてつながる。前に進むための力が湧く39編を収録!

  • 新本『増補新版 韓国文学の中心にあるもの』斎藤真理子 著

    ¥1,980

    大きな話題を呼んだ原著に、この2年、激動する韓国文学の重要作の解説を加筆、40頁増の新版登場! 韓国文学は、なぜこんなにも面白く、パワフルで魅力的なのか。その謎を解くキーは「戦争」にある。 ・著者メッセージ 本書の初版は二〇二二年七月に刊行された。その後二年と少しの間に、新たに多くの韓国文学が翻訳出版された。増補新版ではその中から注目すべきものを追加すると同時に、初版時に紙幅の関係などで見送った作品にも触れることにした。特に「第7章 朝鮮戦争は韓国文学の背骨である」の章に多くを追補している。 その作業を進めていた二〇二四年十月に、ハン・ガンがアジア人女性として初のノーベル文学賞を受賞した。本書を読めば、ハン・ガンが決して孤立した天才ではなく、韓国文学の豊かな鉱床から生まれた結晶の一つであることがわかっていただけると思う。 海外文学には、それが書かれた地域の人々の思いの蓄積が表れている。隣国でもあり、かつて日本が植民地にした土地でもある韓国の文学は、日本に生きる私たちを最も近くから励まし、また省みさせてくれる存在だ。それを受け止めるための読書案内として、本書を使っていただけたらと思う。(「まえがき」より)

  • ZINE『うまれる通信』

    ¥1,650

    「母親になる自信がなかった」元文化系少女による育児エッセイ&イラスト集 妊娠・出産・育児を通して、ままならない日々を送りながらも、過去から現在、そして未来に思いを馳せるエッセイを、ガーリッシュながらも芯があり、見る側に想像する余地を残すイラストとともに本にしました。妊娠中の女性、子どもを産むことに漠然とした不安のある女の子、育児を終えた女性たちにはもちろん、フェミニズムや政治に興味のある人にも手に取っていただきたい1冊。全編英訳つきで、日本の育児や母親の直面する感情に関心のある海外の方にもおすすめ。 巻末にディスクガイド「母がひとりの女性に戻るときの音楽」つき。

  • 新刊『京都の人ってなんであんな感じなんですか?』横道誠 著

    ¥924

    SOLD OUT

    住んで25年でも「よそさん」感が拭えない著者が、街を歩きながら歴史・文化・人間関係を笑いと共に考察。核心に迫る異色の京都本。

  • 新刊『世界自炊紀行』山口祐加 著

    ¥2,750

    SOLD OUT

    自炊料理家の著者の元に寄せられる「献立作りが苦痛」「いつも同じ料理ばかりでマンネリに」「スーパーで途方にくれる」という自炊に悩める人々の声。これって日本だけ?「世界の自炊」はどうなっているんだろう? と思った著者は飛行機に飛び乗っていた――。 2024年の間に全世界12か国、38家庭を取材。それぞれ各国から2家庭を厳選し、合計24組の自炊事情を12種の自炊レシピと共に紹介する。同時代を生きる人々、それぞれの「自炊する意味」とは。

  • 新刊『シン・アナキズム 世直し思想家列伝』(重田 園江著)

    ¥2,420

    未来を拓く暮らしと思想 ウェブマガジン「本がひらく」で好評連載した新鮮なアナキズム論を単行本化! 歯切れよく小気味よい文体で多くのファンを持つ著者が「アナキズム」のイメージを大転換! ジェイン・ジェイコブズ、ヴァンダナ・シヴァからポランニー、おなじみグレーバー、そして「ねこ&森政稔」まで、独自の視点で選ばれた思想家たちを驚くほどわかりやすく解説。親しみやすい語り口で、読めば読むほど「今、何がおかしいのか」「どう立ち向かうべきか」が分かって力が湧いてくる、痛快きわまりない思想史。

  • 新刊『ガザ・キッチン パレスチナ料理をめぐる旅』

    ¥4,950

    SOLD OUT

    ガザの家庭料理に秘められたいくつもの物語 「人間にとって食とは、故郷であり、歴史であり、抵抗である」(現代アラブ文学/パレスチナ問題研究者・岡 真理) ガザの料理人、農家、商人たちの仕事ぶりを切り取った美しい写真と、ガザの人々の料理とレシピ、伝統、家族についてがわかる本体338ページ。

  • 新刊『私のからだは私のもの』(平井美津子著)

    ¥2,200

    SOLD OUT

    私たちは性暴力被害者の声を聴いてきたのだろうか? 被害者へのバッシング、性売買の歴史、そして現代の性暴力の実態をえぐる。

  • 新刊『ドキュメンタリーで知るせかい』(宇多丸・伴野智著)

    ¥3,080

    SOLD OUT

    世界の時事に強くなれる ドキュメンタリー作品31本を語り尽くす! ガザの虐殺、クルド人弾圧、SDGsの現実、中国の急成長と葛藤、難民増加…… 目にし、耳にしながらも、「情報」として聞き流してしまいがちな日々のニュース。 優れたドキュメンタリーには、それらのニュースを立体的な「生身の声」として実感させる力がある。 他人事だと思っていた社会問題が、身近な、血の通った「自分事」に思えてくる。 「知る義務」がある。すでに我々は「当事者」だ。

  • 新刊『アナーキーのこと』(フランシス・デュピュイ=デリ トマ・デリ著、片岡大右訳)

    ¥2,970

    SOLD OUT

    「民主主義」と同義語だった? 「アナキズム」とは別物? デヴィッド・グレーバーも論拠とする政治学者が父親と語り明かす、アナーキーの全容。いま、アナーキーについて考えるための最良の基本書。

  • 新刊『新版 血、パン、詩。』(アドリエンヌ・リッチ 著、大島かおり 訳)

    ¥3,080

    創立65周年記念 アドリエンヌ・リッチ三部作、 待望の復刊! 1989~1990年にかけて小社より刊行されたアドリエンヌ・リッチ著『女から生まれる』『噓、秘密、沈黙。』『血、パン、詩。』 復刊を望む声が多く寄せられていた三部作をこの度、新たに解説を加え、新装版で復刊いたします。 今なお古びることがないリッチの力強い論考をこの機会に。 女性を無力化する 一つの政治的制度としての異性愛―― 女たちは何を強いられ、何を求めてきたのか。 「すべての女」の連帯は、どのように可能か。 女は、女であることによってのみ抑圧されるのではない。 おどろくべき高まりとひろがりをみせた70年代アメリカのフェミニズム。しかしそのなかでなお、黒人および少数民族の女性とレズビアンたちは、人種主義と異性愛制度のもとで沈黙を強いられてきた。アイデンティティをつきつめ、「私」と「あなた」をへだてているものと両者が共有しているものをひとつひとつ吟味しながら、新たなフェミニズムへの道を探る。シャープでしなやかな思考に貫かれた79-85年論集。社会によって事実上強制されている異性愛に対して抵抗することの意味を論じた「強制的異性愛とレズビアン存在」を所載。 解説:イリナ・グリゴレ 「あなた、ユダヤ人でしょう?」 十八年間の同化訓練がたちどころに反射作用をひきおこして、私は首をふり、彼女を拒み、「いいえ」と言っていた。ほんとうは何に対して「いいえ」と言っていたのだろう?(本文より)

  • 新刊『学校の「男性性」を問う』

    ¥1,980

    学校は男女平等に見えて、実際には男性を標準とし、「良いこと、目指すべきこと」とされる基準の多くが「男性性」と結びついている。しかし教師はそれを意識することなく、当たり前に受け入れていないだろうか。学校で日々行っていることの多くが日本のジェンダー不平等の大きな原因なのかもしれない。学校の日常をジェンダーの視点から問い直す。

  • 新刊『私たちに名刺がないだけで仕事してこなかったわけじゃない ~韓国、女性たちの労働生活史』(京郷新聞ジェンダー企画班著、すんみ ・尹怡景訳)

    ¥2,420

    SOLD OUT

    韓国大手新聞社「京郷新聞社」で特別に編成されたジェンダー企画班による、偉大すぎる女性たちの記録 激動の時代、国を影で支えてきたのは「正社員」には数えられない無数の女性たちだった――。 韓国社会を支えてきた50~70代の女性たちへのインタビュー集。 Contents Prologue ありふれた声を求めて WAY TO WORK 出勤一日目 ほら見ろ、これが女性たちの人生だぞ。 悪いことが波のように押し寄せてきたけれど、私は逃げなかった Insight 1954年、32万人の娘たちが生まれた WAY TO WORK 出勤二日目  私たちが働いていないだと?  ヒジャさんを表現するにはあまりにも小さい「家の人」という呼び名 字を書く人、イン・ファジョン Insight ある日突然彼女たちの労働が消えたとしたら? WAY TO WORK 出勤三日目  男尊女卑からフェミニズムまで 娘たちに伝えるスンジャさんの本音 Insight 変わったものと変わらないもの Insight 娘たちは母親の労働から女性の労働を読み取った WAY TO WORK 出勤四日目 ここは都会と違うんです グァンウォルさんが10年間婦人会長を務めてきた理由 この身で生まれてこの鉱山の鉱員となり Insight 農村の時間は、30年遅れて流れる WAY TO WORK 出勤五日目 今日も出勤する女性たち Insight 女性たちの将来の夢 アンナさんの労働は、愛になった テスンさんは新しい70代を準備している 私は自分自身が名刺です。 ラップと月曜日が好きなウンスクさん Epilogue 彼女たち一人一人が、一冊の本だった

  • 新刊『斜め論 ——空間の病理学』(松本卓也 著)

    ¥2,420

    ケアは、どうひらかれたのか? ケアは、どうひらかれたのか? 「生き延びと当事者の時代」へと至る「心」の議論の変遷を跡付ける。垂直から水平、そして斜めへ。著者の新たな代表作。

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カウンセリング〔北白川相談室〕
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京都から卯年の店主二人でお送りする、すこし偏った書店です。Kaninとはデンマーク語で“うさぎ”。

こちらのBASEショップは、卯年、卯月、卯の日の2023年4月15日にオープンしました。

2023年8月5日、京都市左京区の北白川で本とお酒を楽しめる女子のためのブックカフェを始めました!

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