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『元始、女性は太陽であった 平塚らいてう自伝』3冊セット
¥2,000
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雑誌『青鞜』を創刊し、「元始、女性は太陽であった」というあまりにも有名な発刊の辞を書いた平塚らいてうが自らの人生を語る。 経年による日焼け、軽度なスレあり。 戦後編が欠けています。
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『生きることのはじまり』(金滿里著)
¥1,500
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絶望を生きるわたしたちへ。 障碍者だけのパフォーマンス集団「態変(たいへん)」の主宰者が、想像を絶する極限状況を生き延び、人間の本質を問い続けた「生きること」の物語。 朝鮮古典芸能の伝承者で、在日1世の母から生まれた著者。継承を期待されるが3歳でポリオ(小児マヒ)を発病し、首から下が全身麻痺の重度障碍者となる。苦悶に満ちた4年間の入院治療の末に退院、肢体不自由児施設での集団生活を10年間過ごす。そこでは、設備不備による劣悪環境下で友人の死を目の当たりにする。その後、障碍者自立解放運動に参画、同時に、当時はまだ珍しかった、24時間介護の自立障碍者となる。運動組織の分裂・解体をきっかけに「態変」を旗揚げし1児の母へ。その壮絶な半生の軌跡を、切実な筆致で描く。
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新刊『影犬は時間の約束を破らない』パク・ソルメ 著 斎藤真理子 訳
¥2,640
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ソウル、釜山、沖縄、旭川。治療としての〈冬眠〉が普及した世界の、眠る者と見守る者。やがて犬たちが、人々を外へと導いてーー。世界とはぐれた心を結び直す冬眠小説集。 すべての疲れた人たちへーー。 未踏の文学を切り拓く作家による、 韓国と日本を舞台にした冬眠小説集の誕生! ・冬眠は、健康診断とカウンセリングを経て開始する。 ・万一に備えて冬眠者を見守るガイドが必要になる。 ・ガイドは、信頼できる人にしか任せられない。 ・冬眠者の多くが、はっきり記憶に残る夢を見る。
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新刊『弾劾可決の日を歩く “私たちはいつもここにいた”』岡本有佳 編著
¥1,100
2024年12月3日、尹錫悦大統領による突然の「非常戒厳」宣布から始まった韓国の混乱。大統領弾劾を求め200万人規模のデモが行われ、大勢の若い女性たちが参加した。多くの市民が立ち上がり声を上げる根底にあったのは、尹政権の言論弾圧や不正、アンチフェミニズム政策への怒り。現地を取材し、抵抗する人々の声を聞いた記者による、韓国の現実。 より尖がった、踏み込んだコンテンツを発信するレーベル「gasi editorial」第7弾! 【目次】 はじめに ソウル・弾劾可決の日を歩く 家の中で大切な、一番明るい光を持って集まった女たち イ・ラン インタビュー「私たちはいつもここにいた。見てなかっただけ」 言論弾圧に抗う① 独立メディア ニュース打破 言論弾圧に抗う② メディアを監視する 民主言論市民連合 韓国の若い女性たちはなぜデモに行くのか−−怒りとフェミニズム 趙慶喜
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新刊『ケアの倫理と平和の構想──戦争に抗する 増補版』(岡野八代著)
¥1,650
「戦後」も続く暴力の連鎖のなかで、フェミニズムは人間の「傷つけられやすさ」を見据え、ケアの視点から平和を希求してきた。「慰安婦」問題、9.11、ガザ……。「正戦」「自衛」の名の下で人間の身体を破壊する戦争の本質を明らかにし、平和の構想を紡ぎだす。対談「戦争に抗する思想」(岡野八代×三牧聖子)を収録。
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新刊『[増補]お砂糖とスパイスと爆発的な何か ――不真面目な批評家によるフェミニスト批評入門』(北村紗衣著)
¥990
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いつのまにか、「男子」の眼で観てない? 名探偵ミス・マープルが見抜いた“二人の関係”。女性にとっては住みやすい? 名作ディストピア小説の舞台。フェミニストの視点をもてば、作品はもっと面白くなる! ミス・マープルの本当のすごさや、文学史に輝く “キモくて金のないおっさん”を描いた名作、そして新時代のディズニーアニメの悪戦苦闘。あの名作が100倍面白くなり、見たい映画とドラマと本と舞台がどんどん増える、フェミニスト批評集がついに文庫化! 書き下ろし「どうもありがとう、パメラ・アンダーソン」を含む、型にはめない、はまらないものの見方を教えてくれる批評6本を増補してお届けします。
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ZINE『アストリッドとピッピがおしえてくれたこと』(さわひろあや文、つきぞえなお絵)
¥1,980
1945年の発表以来、世界中で愛されている「長くつ下のピッピ」シリーズ。作者、アストリッド・リンドグレーンの生涯にスポットを当て、ピッピの魅力についても余すところなく解説。 はじめに アストリッド・リンドグレーンの名前をよく聞くようになったのは、デンマークの公共図書館で働き始めた頃のことです。デンマークで暮らすことを決めたわたしは、図書館司書の資格を取得するために学びながら、縁あって児童図書館で働くようになりました。その間、『はるかな国の兄弟』や『山賊のむすめローニャ』を探しているというお父さん、お母さんたちに、何度これらの本を手渡したでしょう。子どもの頃に読んだリンドグレーンの本を、大人になって自分の子どもと一緒に読むというのは、デンマークではよく見かける光景です。始めはピッピやエーミールなどの楽しい物語を、そして少し子どもが大きくなったらこの2冊を一緒に読みたいという大人がたくさんいることを、わたしは仕事を通して知りました。
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新刊『イスラエルについて知っておきたい30のこと』(早尾貴紀著)
¥2,090
SOLD OUT
【概要】 2023年10月7日に起きたハマースの蜂起から約15カ月半後の2025年1月19日、イスラエルとハマースの間で6週間の「停戦」合意がなされた。 イスラエルの一方的な爆撃によりガザ地区の公共施設や主要インフラは壊滅的な状況に陥り4万人超が死亡、その大半は子どもや女性だったとされる。 だが、イスラエルによる暴力はいまに始まったことではない。 1948年のイスラエル建国前からシオニストたちはパレスチナの地の略奪を目標に、欧米や周辺諸国を巻き込み、暴力を繰り返してきた。 キリスト教福音派のシオニズムへの接近、ホロコーストの政治利用、ユダヤ教とシオニズムの対立、PLOの挫折、オスロ合意の欺瞞、〈10・7〉蜂起、そしてイスラエルが描く「ガザ2035」の未来図とは? いま私たちがパレスチナ問題を考えるための基本書。 「停戦」は、一般的な国家戦争の停戦とは全く異なり、イスラエルによる一方的なガザ地区でのジェノサイドの「一時停止」にすぎません。 ガザ地区の占領も封鎖も変わらず、またやはり占領下のヨルダン川西岸地区で続いているイスラエル軍の侵攻と入植者による襲撃・収奪も止まることがないのです。――「あとがき」より
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新刊『性的同意は世界を救う: 子どもの育ちに関わる人が考えたい6つのこと』(斉藤章佳・櫻井裕子著)
¥1,870
性犯罪再犯防止プログラムにおける 包括的性教育の取り組み「性的同意は世界を救う」プロジェクト ■男子の子育てをしている保護者に役立つ知見を抽出 追って詳しく見ていくが、性加害者たちの実態は、多くの一般の方たちが想像しているであろう、「性欲が異常に強く、抑制が効かない人間」というわけでは決してない。加害者臨床の視点からは、むしろ、何らかの要因で生きづらさやコンプレックス、困難さを抱え、「自己治療」の手段として、加害するといったケースのほうが目立つ。 つまり、誤った「自己治療」やストレス・コーピングの手段を選択しているというのが、多くの性加害者の姿であるというのが私の実感である。 そうであれば、治療環境の調整や再犯防止スキルを身に付けることはいうまでもなく、生きづらさを少しでも軽減し、さらに、性暴力を自己治療の手段としてはいけないことであるという再学習が達成できれば、性加害から距離を置くことは可能となるはずというのが、私たちの結論である。そして、この本は、得られた膨大な結論の中から、男子を育てている保護者などに役立つ知見にフォーカスして、6つのテーマでお届けするものである。
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新刊『「働けない」をとことん考えてみた。』(栗田隆子著)
¥2,090
働かない、働けない、働きたくない……。 「普通の働き方」ってなんだろう? ロスジェネ世代、非正規雇用、職場のハラスメント、 うつと休職、生活保護、障害年金── 『ぼそぼそ声のフェミニズム』著者がつづる 〈働けない〉側から考える、あたらしい労働論。 「ウェブ平凡」で話題を呼んだ好評連載に、書き下ろしを加え書籍化! 〈目次〉 はじめに 一章 働かない、働けない、働きたくない ……時代が私に追いついてきてしまったのか? 「正規雇用」の「正」ってナニ? ──正規雇用と非正規雇用の分断の正体 働けない人間の身に起きたこと──年金制度に潜む差別 独身女性のイメージの変遷を追ってみる──ゼロ年代から二〇年代まで インボイス制度──国家や企業の本音が透け透け 「女性活躍」とは何なのか? ──「女性の人権」とは似て非なるもの 世界は無償労働で回っている──有償労働と無償労働の違いって? 二章 「普通になりたい」という願望 “怠ける”というタブー ──うつ病の人が闘う相手とは 「お天気屋さん」として生きている いつまでも楽にならない労働の話 頑張りゃいいってものじゃない 「おおきなかぶ」と「新時代の『日本的経営』」 三章 不安定な私の労働と、働かなくてもよい人たち 「怠け者」列伝 働いているけど、働いてない 不労所得──あるいは「稼ぎ」が目的ではない仕事 ポイ活──消費の導火線、あるいは労働の残滓 おわりに
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新刊『ジェンダーの考え方 権力とポジショナリティから考える入門書』池田緑 著
¥2,640
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ジェンダー平等の実現を目指すべきといわれる一方で、ジェンダーやフェミニズムは社会の頑迷な抵抗に遭いもする。その背景にどのような規範があり、権力作用がはたらいているのか。ジェンダーに関する差別や抑圧は、日常にどのように埋め込まれているのか。 本書では、規範や権力作用という視点を軸にして、ジェンダー/セックスや構築主義/本質主義などの基礎概念から、ジェンダー論の核心、ポジショナリティといった新たな概念、それらを個別の問題に当てはめて考えるのに必要な視点までを、豊富な具体例を用いて平易に説く。 また、「差別ではなく区別だ」「女性もほかの女性を差別することがある」「男も「男らしさの鎧」の重圧に耐えていて大変なのだ」などの、男性側が批判を封殺するのに用いるレトリックの欺瞞性や問題点も明らかにする。 女性に無力感を植え付ける男性の執拗な妨害などを「ジェンダーの権力作用」として捉えることで、ジェンダーの考え方に対する理解を促し、ジェンダー論を学ぶ「はじめの一歩」にとどまらず、二歩目、三歩目を力強く後押しする画期的な入門書。 目次 はじめに――ジェンダー論に向き合うこと 第1章 ジェンダーを考えること:1――ジェンダー論の前提 1 ジェンダー論と生活経験 2 ジェンダー論の前提になる諸概念 3 「女性問題」という問題 解説1 構築主義とネイション 解説2 ミソジニー 第1章をより理解するためのブックガイド 第2章 ジェンダーを考えること:2――ジェンダーのポリティクス 1 ジェンダーをめぐる駆け引き 2 脱‐自然化 3 ジェンダーカテゴリーと規範権力 4 性差別をめぐる事実判断と価値判断 第2章をより理解するためのブックガイド 第3章 制度か心か――フェミニズムが問題にしてきたもの 1 フェミニズムとジェンダー論 2 リベラルな視点による制度への問題提起 3 第2波フェミニズム:1――私的領域への注目 4 第2波フェミニズム:2――性支配 5 第2波フェミニズム:3――労働への注目 解説3 リベラリズム 解説4 良妻賢母 解説5 戦争、そしてボーヴォワールとフーコーの影響 第3章をより理解するためのブックガイド 第4章 差別/区別と自然化 1 差別の順序 2 徹底した差別、すなわち区別 3 区別論の効果 4 自然化と自然の構築 解説6 先史時代の性別役割分業 解説7 ジェンダーと“最新の科学” 第4章をより理解するためのブックガイド 第5章 男もつらいよ?――男たちの欺瞞のポリティクス 1 責任転嫁と「加害者の被害者化」 2 ポジショナリティと男性の利益 3 男もつらいよ? 4 男性内の配分の問題(複数性の問題) 解説8 相殺法 第5章をより理解するためのブックガイド 第6章 ジェンダーと社会的結合 1 男性たちの社会的結合 2 異性愛での社会的結合 3 近代家族の社会的機能 4 制度ということの意味 解説9 母性 解説10 晩婚化・非婚化・少子化は女性の責任? 解説11 イエとカイシャ 第6章をより理解するためのブックガイド 第7章 ジェンダーと権力作用 1 交換という社会的結合 2 代理行為と模倣 3 強制された共犯性 4 ポストコロニアルなジェンダー権力 解説12 学習性無力感(learned helplessness) 第7章をより理解するためのブックガイド 文献表 おわりに――みる前に跳べ
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新刊『ユリイカ 2025年1月号 特集 ハン・ガン』
¥1,760
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2024年ノーベル文学賞受賞記念 傷をつくるのも癒すのも同じ人間であるということを、 ハン・ガンは果てしないスペクトラムとして物語の中に描き出す。『菜食主義者』『少年が来る』『すべての、白いものたちの』『別れを告げない』……数々の名作によって導き出されてきた他者への愛が、惨たらしい暴力の中にある人間の生の儚さを照らす灯として、いま世界中で必要とされている。ハン・ガンの苛烈なまでに静謐な作品風景に迫り、さまざまな痛みと回復の過程を見つめる。 line2.gif 特集*ハン・ガン――傷を照らし、回復を導く灯…ノーベル文学賞受賞記念 ❖インタビュー 心臓の実、小さな炎が生み出す言葉 / ハン・ガン 訳=柳美佐 ❖回復への導き もう「白いもの」ではないあなたに、「しなないで」と祈ること――ハン・ガン『すべての、白いものたちの』 / 菊間晴子 傷と回復について――ハン・ガン「回復する人間」 / 岩川ありさ 不可視の光、雪の声――ギリシャ語の時間について / 髙山花子 ❖わたしとハン・ガン 理想は、ハン・ガンのように / 温又柔 アンソロジーのなかのハン・ガン / 頭木弘樹 ❖対談 傷の痛さ、雪の白さ / 斎藤真理子×宮地尚子 ❖韓国文学の扉 ハン・ガンワールドを日本語圏でも存分に味わってもらうために / 金承福 ハン・ガンと今日の韓国文学――苦痛と悲しみに対する思索 / きむふな ❖残響を痛む 腐肉の愛しさ――『少年が来る』『別れを告げない』 / 佐藤泉 ハン・ガン、歴史の証言と沈黙を描く作家 / 江南亜美子 宴の終わりに抗う――『少年が来る』と『別れを告げない』光州民主化運動と四・三をめぐる歴史の逆説 / 真鍋祐子 物語の鳥――歴史の身体を超えて / 須藤輝彦 ❖死者とともに生きる 暗がりに差し込む一筋の光 / 井手俊作 島々の祈り / 石井美保 ❖詩 白いごはん / 小野絵里華 ❖かすかに聴こえる そっと静かに、けれど強く思い続ける人 / 古川綾子 人は歌うときこどもになる / 寺尾紗穂 ❖身体のあわい 潰えた希望から芽吹くもの / 山家悠平 夢から醒めるとき――『菜食主義者』 / 今村純子 舌が溶け、唇をほどく――詩集『引き出しに夕方をしまっておいた』より / 森山恵 ❖「受賞」に際して ハン・ガンのノーベル文学賞受賞を考える二つの視点 / 崔誠姫 辺境に詩する声――キム・ヘスンとハン・ガン / 吉川凪 傷みの記憶を共にする――ロシア語圏のハン・ガン / 奈倉有里 ❖現代韓国の地平から 黄晳暎からハン・ガンまで――文学作品の当事者性と私たちの〈いま・ここ〉 / 渡辺直紀 「歴史的トラウマ」と文学――韓国でハン・ガンはどう読まれてきたか / 金ヨンロン ❖資料 ハン・ガン全著作解題 / udtt book club ❖忘れられぬ人々*39 故旧哀傷・川喜多長政・かしこ夫妻 / 中村稔 ❖詩 花々・四月中旬 他二篇 / 中村稔 ❖ユリイカの新人 Lost / 湖中千絵 ❖われ発見せり 跡形もなく残るもの / 中田崚太郎
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『女性が政治を変えるとき』(五十嵐暁郎、ミランダ・A.シュラーズ著)
¥1,000
障壁を乗り越え、議員、首長を務めてきた女性政治家たちへのインタビューから、変革の鍵を探る.
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新刊『だったら、あなたもフェミニストじゃない?』アルテイシア 著
¥1,980
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フェミニスト=性差別に反対する人。 その反対語はセクシスト(性差別主義者)。 あなたはどっち!? 武田砂鉄、楠本まき、津田大介、瀧波ユカリ、竹田ダニエル、藤井サチ、渡辺満里奈 … 7人と語り合うフェミニズムとの出会いとこれからをまとめた対談集!
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新刊『ドラァグ 「自分を信じる」という生き方』サイモン・ドゥーナン 著 frida people 訳
¥3,190
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異性装が活気に満ちていた古代から、ジェンダーが流動的かつ複雑な現代に至るまで、ドラァグの歴史とそれぞれの時代を築いてきたドラァグクイーン&キングのストーリーをたどり、ドラァグの真髄と多様化する世界に迫ります。
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新刊『歴史をひらいた女たち 人物で読むジェンダー史』江刺昭子 著
¥2,420
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女性史研究、女性評伝作家・江刺昭子の集大成。第1巻は「弾圧されても信じる道を行く」「原爆被害を告発し、記録する」「60年安保と樺美智子」「重信房子と遠山美枝子」の各章にたたかい続ける女たちの肖像を描く。 歴史をひらいた女たち 人物で読むジェンダー史 目次 まえがき 7 Ⅰ 弾圧されても、信じる道を行く 9 「表現の不自由」と闘った女たち 10 生誕130周年の山川菊栄(1)『おんな二代の記』に学ぶ 15 生誕130周年の山川菊栄(2)魂を形成する権利を男に委ねるな 21 生誕130年の山川菊栄(3)「赤瀾会」メンバーの軌跡 27 右翼と官憲に踏みにじられた初の女性デー 33 初の国際女性デーは100年前◉佐々木晴子が偽名で演説 沖縄は解放されたか 39 本土に先駆けた沖縄の女性参政権行使 43 思想弾圧の先駆け(1)「浪曼事件」が奪ったもの 148 思想弾圧の先駆け(2)詩人篠原あやは、なぜ逮捕されたのか 53 港の別れ 横浜時代の福田英子 59 石川雪女覚書 73 Ⅱ 原爆被害を告発し、記録する 79 栗原貞子の予言のような言葉 80 被爆の実相を描いた林京子『祭りの場』 84 「この世界の片隅に」の街を歩く 88 ケロイドのような碑石 92 ヒロシマの語り部、関千枝子と古家美智子 97 破滅の危機から光へ向かって歩め 102 国策に翻弄された広島市女原爆慰霊碑 108 被爆の実相を綴った大田洋子『屍の街』(1) 123 被爆の実相を綴った大田洋子『屍の街』(2)評価されながら掲載されず 129 被爆の実相を綴った大田洋子『屍の街』(3)検閲と自主規制 137 被爆の実相を綴った大田洋子『屍の街』(4)「山上」に書き残した検閲体験 145 Ⅲ 60年安保と樺美智子 155 日米安保60年 樺美智子はなぜ死んだのか 156 日米安保60年(2)樺美智子とは何者だったのか 160 日米安保60年(3)逃げずに闘い続けた樺美智子 166 日米安保60年(4)樺美智子「運命の日」 170 日米安保60年(5)樺美智子、死因の謎 174 日米安保60年(6)樺美智子が投げかけた問い 179 闇の中で聞いた樺美智子の悲鳴 184 樺美智子 「想い人」Sとは誰か 188 Ⅳ 重信房子と遠山美枝子 193 2人の運命を分けたものは何か 194 「2人で社会科の先生になろう」 199 「ふう、あなたが先に死ぬんだね」 アラブにたつ日の涙 205 「兵士として徹底的に自己改造する」と山へ 211 「私たちが新しい世の中を作る」と最後の言葉 216 重信房子 『はたちの時代』 わたしが出会ったひと ―あとがきに代えて 227
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『「家族計画」への道』(荻野美穂著)
¥1,500
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子どもを作るかどうかは計画的に決めるもの、という考え方が「常識」になっていく道筋を、明治期から現代までの言説をたどりつつ考察する。避妊と中絶という生殖技術をめぐって国家や個人の価値観・思惑はどのように交錯したのか。同時期の海外での言説にも目配りし、多くの資料を渉猟して描き出す労作。
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新刊『女性とマンガ 日本・アジア・欧米の自由と規制を切り開く』 大城 房美 編著 長池 一美 編著
¥2,860
2000年代以降、日本のマンガ作品は海外でMANGAという言葉を生み出すほど大きな影響力をもち、各国・各地域で受容されて、独自の文化として読者に親しまれている。 一方で、日本の特に少女マンガは女性をエンパワーメントしながら性や暴力への問題提起を表現に織り込んできたため、規制の不十分さが批判されもしてきた。マンガは、自由に主体性を表現するグローバルな文化として、このまま定着し発展していけるのだろうか。 本書では、萩尾望都への25,000字超のインタビューを筆頭に、自由と規制という切り口を軸にして、SNSのエッセイマンガ、有害図書論争、成人向けマンガなどを検証する。また、香港・マレーシア・シンガポール・フィリピンなどのマンガ家との対話を積み重ね、BLマンガや規制の実態も浮き彫りにする。さらに、アメリカの図書館員やアーティストの貴重な聞き書きも収める。 グローバルな展開をみせるマンガと女性をめぐる主体的な表現の可能性や葛藤を、表現者へのインタビューと研究者の論考から立体的に描き出す。
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新刊『家父長制の起源 男たちはいかにして支配者になったのか』アンジェラ・サイニー 著 道本美穂 訳
¥2,530
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《各界から絶賛の声、多数!》 家父長制は普遍でも不変でもない。 歴史のなかに起源のあるものには、必ず終わりがある。 先史時代から現代まで、最新の知見にもとづいた挑戦の書。 ――上野千鶴子氏 (社会学者) 男と女の「当たり前」を疑うことから始まった太古への旅。 あなたの思い込みは根底からくつがえる。 ――斎藤美奈子氏 (文芸評論家) 家父長制といえば、 “行き詰まり”か“解放”かという大きな物語で語られがちだ。 しかし、本書は極論に流されることなく、多様な“抵抗”のありかたを 丹念に見ていく誠実な態度で貫かれている。 ――小川公代氏 (英文学者) 人類史を支配ありきで語るのはもうやめよう。 歴史的想像力としての女性解放。 ――栗原康氏 (政治学者) 《内容紹介》 男はどうして偉そうなのか。 なぜ男性ばかりが社会的地位を独占しているのか。 男が女性を支配する「家父長制」は、人類の始まりから続く不可避なものなのか。 これらの問いに答えるべく、著者は歴史をひもとき、世界各地を訪ねながら、さまざまな家父長制なき社会を掘り下げていく。 丹念な取材によって見えてきたものとは……。 抑圧の真の根源を探りながら、未来の変革と希望へと読者を誘う話題作。
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新本『クィア・アクティビズム はじめて学ぶ〈クィア・スタディーズ〉のために』新ヶ江章友 著
¥1,980
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「LGBT」「多様性」理解のその先へ―― これからの時代のジェンダー/セクシュアリティを 考えるための新教養、超入門編 女性や性的マイノリティは歴史の中でいかに闘い、どのような困難に直面したのか。想定されていなかった様々な“差異”に出会った時、そこに新たな連帯の可能性の領野が広がる―― あらゆる境界線を疑い、多様な性/生の在り方を問い直す
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新刊『灯台へ』ヴァージニア・ウルフ 著 鴻巣友季子 訳
¥935
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映画化絶対不可能。文学史を永遠に塗り替えた斬新さで、類まれなる愛を描き出した物語。 「いいですとも。あした、晴れるようならね」スコットランドの小島の別荘で、哲学者ラムジー氏の妻は末息子に約束した。少年はあの夢の塔に行けると胸を躍らせる。そして十年の時が過ぎ、第一次大戦を経て一家は母と子二人を失い、再び別荘に集うのだった――。二日間のできごとを綴ることによって愛の力を描き出し、文学史を永遠に塗り替え、女性作家の地歩をも確立したイギリス文学の傑作。
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新刊『差別と資本主義――レイシズム・キャンセルカルチャー・ジェンダー不平等』(トマ・ピケティ、ロール・ミュラ、セシル・アルデュイ、リュディヴィーヌ・バンティニ著)
¥2,970
SOLD OUT
人種やジェンダーをめぐる差別・不平等は、グローバル資本主義の構造と深くかかわって、全世界的な社会分断を生んでいる。差別問題に正面から切り込んだトマ・ピケティの論考をはじめ、国際的な識者たちが問題の深淵と解決への道筋を語る、最先端の論集。
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新本『50歳からの性教育』(村瀬幸浩・髙橋怜奈・宋 美玄・太田 啓子・松岡宗嗣・斉藤章佳・田嶋陽子著)
¥935
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人生の折り返し地点でもう一度「性」を学び直す! 暮らしと人間関係をよりよくしたい50代のための「性教育」とは? 第一線で活躍する専門家たちによる性の特別授業、始まります! かつて、学校教育において性教育は忌避され続けてきた。 性教育を受けないまま大人になった50代前後の世代の人たちは、 多様化する現代社会のなかで岐路に立たされている。 古い価値観を引きずったままでは生き残れない時代だ。 加齢や病気などで健康状態の変化が気になる世代こそ、 もう一度性について学び、人生の歓びを味わうことが大切だ。 100歳人生を充実させたい大人のための性教育。
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新刊『わたしたちの世界を変える方法: アクティビズム入門』(中村眞大著)
¥1,793
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身近で体験した疑問や不条理は、どのようにして政治的な問いに変え、どのようにして具体的なアクションができるのだろう? 先輩たちの活動から学ぶ新しい政治活動の手引書。 「それ、おかしくない?」と思ったら……。 社会を変えるため、声をあげることをもっと当たり前にしたい! 平均年齢19歳(執筆時)の著者たちが伝えたいことを知る。 「環境・平和・民主主義・ジェンダー・グローバル化・人権・校則・若者の貧困と孤独」 さまざまな社会課題に取り組む若手アクティビスト22人による、 同世代や次世代のための、今までにまったくなかった新しい本。 声を上げるのに年齢も性別も国籍も関係ない! まずは小さな一歩から、社会運動を始めよう!