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新刊『男尊女卑依存症社会』斉藤章佳著
¥1,760
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アルコール、薬物、痴漢、万引き、DV……。 さまざまな依存症に共通する原因は社会構造にあった! ジェンダー・ギャップ指数を見るまでもなく、日本は男性優位の国である。 夫婦別姓も叶わず、男女の賃金格差も世界ワースト2。 わたしたちは性別役割分業──つまりは「男尊女卑」の考え方にどっぷりと浸かっている。 その社会を勝ち抜こうと男たちはワーカホリックになるまで働いて、ストレスからアルコールや薬物で気分をあげ、満員電車では痴漢や盗撮にはまる。 日本を蝕む依存症の問題は、男尊女卑による社会の歪みを正さなければ解決しない。
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新本『妾と愛人のフェミニズム 近・現代の一夫一婦の裏面史』石島 亜由美著
¥3,080
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一夫一婦制度が確立した明治期から2010年代までの新聞・雑誌や文学を精読し、ときに「純粋な恋愛の遂行者」として知識人に称賛され、ときに「眉をひそめられる不道徳な存在」として排除された女性たちの存在に光を当てるフェミニズム研究の裏面史。
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新刊『精神の生活』クリスティン・スモールウッド著、佐藤直子訳
¥2,310
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このままならない身体とのつきあい方を、誰も教えてくれない。トイレの個室で不安をひとり抱きしめているひとがいる。そこで何が起こっているか、あなたは本当に知っているだろうか。 ────────永井玲衣(哲学研究者/『水中の哲学者たち』) この痛みを何と呼んだらいいのか? 「流産」というテーマを克明かつ赤裸々に描いた傑作小説。 不安定な地位にある大学非常勤講師のドロシーは、図書館のトイレで予期せぬ出血を経験する。流産したことを親友にも母親にも打ち明けることはできない。大学で講義し、セラピーに通い、産婦人科を訪れるが、どこにいても何をしていても世界から認めてもらえない気がしてしまう。3月の終わりからの1ヶ月半、予測不能なキャリアのなかで、自分の身体に起きた「流産」という不可解な出来事と知性によってなんとか折り合いをつけていく。 「Time」年間トップテン・フィクション(2021年)選出!
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新本『アダム・スミスの夕食を作ったのは誰か? ; これからの経済と女性の話』カトリーン・キラス゠マルサル著、高橋璃子翻訳
¥2,310
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アダム・スミスが研究に勤しむ間、身の周りの世話をしたのは誰! ? 女性不在で欠陥だらけの経済神話を終わらせ、新たな社会を志向する、スウェーデン発、21世紀の経済本。 格差、環境問題、少子化―現代社会の諸問題を解決する糸口は、経済学そのものを問い直すことにあった。20カ国語で翻訳、アトウッド、クリアド=ペレス称賛。ガーディアン、ニューヨーク・タイムズ等各紙誌絶賛。 人々の欲望をあおり、富める者はより富み、貧者はより貧しく……を現実のものにした新自由主義と経済学。そこに欠けているのは、アダム・スミスの夕食を作ったのは誰か、という視点だということがよくわかる本。トリクルダウンなど起こらない。このままいけば貧富の差は広がるばかり。我々はではどうしたいのか、どうすべきなのかを考える時に来ていると思います。ちなみにこの本に書かれている「フロイトが考えた、女性が掃除が得意な理由」をぜひ知っていただきたい。驚愕です!!!(店主S)
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新刊『伊藤野枝セレクション』伊藤野枝著、栗原康編
¥1,870
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女性活動家・アナキストの伊藤野枝の傑作集。封建的な社会への怒り、夫・大杉栄との愛が伝わる評論など、野枝の魅力が詰まった1冊! 女性活動家・アナキストの伊藤野枝の傑作集。封建的な社会への怒りとやるせなさ、そして夫・大杉栄への愛情が伝わってくる評論などを収録。2023年は没後100年。
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新刊『これまでの経済で無視されてきた数々のアイデアの話』カトリーン・キラス=マルサル著、山本真麻 翻訳
¥2,310
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単行本 コレマデノケイザイデムシサレテキタカズカズノアイデアノハナシ これまでの経済で無視されてきた数々のアイデアの話 イノベーションとジェンダー カトリーン・キラス=マルサル 著 山本 真麻 翻訳 単行本 46 ● 304ページ ISBN:978-4-309-23137-2 ● Cコード:0036 発売日:2023.08.29 定価2,310円(本体2,100円) ○在庫あり オンライン書店で購入 amazonアマゾンで購入 楽天ブックスで購入 紀伊國屋書店KinokuniyaBookWebで購入 hontoで購入 セブンネットショッピングで購入 HonyaClubで購入 e-honで購入 HMV&BOOKSで購入 大垣書店 店頭の在庫を確認する 旭屋書店 三省堂書店・岩波ブックセンター 紀伊國屋書店 東京都書店案内 有隣堂 この本の内容 目次・収録作品 「男性は重い鞄を手で持つべき」「女性の長距離移動は制限されるべき」というジェンダー観が、車輪付きスーツケースという単純な技術革新を阻害した-新たな視点の画期的イノベーション史! ★話題作『アダム・スミスの夕食を作ったのは誰か』著者、最新刊! ★『存在しない女たち』のキャロライン・クリアド・ペレス絶賛!
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新本『「女の痛み」はなぜ無視されるのか?』アヌシェイ・フセイン 著 堀越英美 訳
¥2,200
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著者がアメリカで出産したとき、彼女は死にかけた。痛み止めが効いていないと訴えても無視された。痛みを証明するために手術台まで歩くように言われた。彼女はこの医療トラウマ体験をきっかけに、女性の痛み、特に有色人種の訴えがまともに受け止められない事実を、あらゆるデータ・記事・証言をもとに執筆した。さらにコロナ禍で女性、マイノリティの人々が受けた甚大な影響も考察する。 初期設定が男性になっている現状は、医療ケアにおいても例外ではない。「女の痛み」が軽視されている事実と、医療ケアにおける性差別・人種差別に切り込むノンフィクション。
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新本『何卒よろしくお願いいたします』 イ・ラン/いがらしみきお著 甘栗舎訳
¥1,980
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“「その話をやめなさい」という言葉は本当に嫌で恐い言葉ですね。” COVID19のさなかに、2人の作家の間で交わされた往復書簡。震災、セウォル号事故、ネット空間での誹謗中傷、身近な人の死…痛みを伴いながらも、思索をやめない2人の話は続く。 対話を続けることの尊さをあらためて考えました。「ぼのぼの」の作者いがらしみきおさんの思慮深い言葉には心うたれますし、いつも気になる存在のアーティスト、イ・ランさんの世界の見方が本当に好きです。(店主©︎) (以下タバブックス 内容紹介より) 尊重しあう2人の作家が交わした文章に、魂が宿り、ひとつの世界が形作られる キム・ボラ『はちどり』監督 イ・ラン『私が30代になった』に、元々ファンだったいがらし氏に帯コメントを依頼して以降意気投合した2人。コロナ禍の1年にわたって交わした手紙は、神、経済、AI、哲学、社会、映画、音楽、家族、生きること、等々尽きることなく対話が広がる。本書は韓国・日本でそれぞれ出版することになり、韓国では昨年12月にメディアチャンビより刊行。日本版には、その後に2人が書いた手紙を収録。数々の苦難のなか交わされたことばは、深い思索と愛に満ち溢れ、読み手の胸に迫る。 私と、私が愛する友達にとって最も重要なことは「安全」です。それは、暴力の被害経験がある私には特に重要なイシューです。どんな人であれ、恐れることなく外に出かけられる世の中こそが、私の望む世の中です。 ーイ・ラン 苦難の中で生きている人は尊い人だと思います。誰にとって尊いのかというと、私にとってであるし、私以外の誰かにとってであるし、世界中の苦難の中で生きている人にとってです。 ーいがらしみきお 刊行日 2022年7月28日 全248ページ
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新刊『ガールズ・アーバン・スタディーズ 「女子」たちの遊ぶ・つながる・生き抜く』
¥3,630
現代の都市は、「女性をする楽しさ」や「女性をさせられる苦しさ」に焦点を合わせればいかなる視点が得られるか。本書では、都市を生きる女性たちが「都市にいること/女性であること」を自覚的に捉えることで、従来とは異なる都市のリアリティを解明する。 大貫恵佳・ 木村絵里子・ 田中大介・ 塚田修一・ 中西泰子編著 法律文化社 (店主S)(ほとんどは)大学の先生が執筆した論文をまとめたもの、というと硬くて読みにくい、と思うかもしれませんが、そんなことはまったくありません。漫画や小説、実際にあったできごと、そして豊富なデータを基に「都市と女子」の考察がわかりやすく書かれています。 店主Sにとって圧倒的に面白かったのは、第二部の「女子」たちの食、そして家父長制と地方出身女性の選択肢、第三部の東京の一人暮らし女性の住まい。地方出身で東京に25年暮らしていたこともあり、「これ私のことやん! なんで知ってるの⁉」と思うことしきりでした。 A5判 292頁
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『何かはあるけど、何も起きない。』針山著
¥800
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女7人が一軒家に暮らす日々。配偶者の他界、パートナーのくも膜下出血、子連れの離婚。大事件があらかた終わった我々のところに次にやってきたのはCOVID-19だった。2020年4月1日から、2021年3月31日までの日記。 おそらく東京西部に暮らすわたし(針山さん)と、一緒に暮らす女性7人の生活を淡々と描写した日記。店主Sも同じくシングルマザーなので、ピアノや公文、歯医者さんに通う子どもたちの様子がありありと目に浮かび楽しく読みました。6年前の『暮らしの手帖』に載っていたカレーのレシピ、知りたいです! 大変なこともあるし、時には落ち込むこともあるけれど、日々はすぎゆく。なぜか読了後、『赤毛のアン』に出てきたブラウニングの「なべて世は事も無し」という一節を思い出しました。普通の生活にこそ、幸せがある気がします。 A5サイズ、176ページ
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『女の子がいる場所は』やまじえびね
¥400
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モロッコ、インド、アフガニスタン、そして日本……国も宗教も文化も違う10歳の少女たちの物語。第27回手塚治虫文化賞【短編賞】受賞作。 サウジアラビア、モロッコ、インド、アフガニスタン、そして日本と、文化も風習も違う国に住む女の子の生活を描いた漫画作品。どの作品も面白いのですが、店主Sはやはり日本版を読んで身につまされるものがありました。 絵もクリーンで美しく、好きです。
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『男も女もみんなフェミニストでなきゃ』チママンダ・ンゴズィ・アディーチェ著、くぼたのぞみ訳
¥1,000
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わたしはハッピー・フェミニスト! ビヨンセを始め全米が称賛したTEDスピーチ、待望の邦訳! あたらしいジェンダーについて最適の1冊。 小説の名手、チママンダ・ンゴズィ・アディーチェが、自らの体験をもとに考察をめぐらせ、「フェミニズムはみんなのもの」と説いています。TEDのスピーチが基なので話し言葉で分かりやすく、読みやすい。フェミニズム入門書としてぴったりだと思います。 余談ですがチママンダ・ンゴズィ・アディーチェの小説は本当に名作ぞろい。『半分のぼった黄色い太陽』は号泣必須、『アメリカーナ』ではすれ違う男女の思いと人生が切なく、とにかくどの本もすべて面白いのでぜひ読んでいただきたいです。(店主S)
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『岩波少年文庫 若草物語』(上下セット)ルイザ・メイ・オルコット 著、海都洋子訳
¥1,000
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南北戦争に父を送ったマーチ家.四人の姉妹が,愛情深い母親に導かれ,つつましくとも心清らかに成長する日々を描く。新訳。さし絵はバーバラ・クーニー。 少女小説の中でも、間違いなくマイベスト5に入る『若草物語』(好きなキャラはもちろんジョー)。くらもちふさこ先生の漫画『東京のカサノバ』の劇中劇としても魅力的に描かれていました。 そんな若草物語が、岩波文庫から新訳で登場。ふりがなもふってあり、文字も大きめで読みやすいので、本好きのお子さんにもぜひ。 2冊セットでのお値段です。
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『総特集 大和和紀 デビュー55周年記念』KAWADEムック 文藝別冊
¥1,000
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デビュー55周年を迎えた少女マンガ界の巨星・大和和紀を大特集。最新インタビュー、青池保子・山岸凉子との豪華鼎談、萩尾望都、木原敏江、安野モヨコ、河原和音らの寄稿のほか、美麗なカラーイラスト32ページ、貴重な資料&データも満載。 小学校5年生の時、『あさきゆめみし』をきっかけに源氏沼にはまった店主ふたり。こんなムックが出るとなれば、即購入です。長らく店主Sの自宅にありましたが、大和和紀先生の魅力をみなさんにもお伝えしたいのでKanin本棚へ。 ちなみに店主S、好きなキャラはぶっちぎりで『ヨコハマ物語』の万里子です!
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『彼女は頭が悪いから』姫野 カオルコ 著
¥500
刊行時から話題沸騰、東大で一番読まれた本。 (あらすじ)横浜市青葉区で三人きょうだいの長女として育ち、県立高校を経て中堅の女子大学に入った美咲と、渋谷区広尾の国家公務員宿舎で育ち東大に入ったつばさ。別の女の子へと気持ちが移ってしまったつばさは、大学の友人らが立ち上げたサークルの飲み会に美咲を呼ぶ。そして酒を飲ませ、仲間と一緒に辱めるのだ…。 店主S、姫野カオルコさんのファンです。 『何が「いただく」ぢゃ! 』、『忍びの滋賀: いつも京都の日陰で』はケタケタと声を上げて笑い、『謎の毒親』では登場する大人に憤慨し、『青春とは、』ではなつかしの青春時代を思い出してちょっと恥ずかしくなりました。 この小説も「姫野カオルコだし絶対面白いはず」と思って刊行まもない時期に読んだのですが、とにかくつらかった。読み進めるのを躊躇してしまうほどでした。当時はもちろん美咲に心を寄せて読んでいたからです。 が、5年経って読み返してみて、ふと思うのです。自分にもつばさとその仲間たちのような、他人を見下す特権意識のようなものは、認めたくないけど絶対ある。そのいやらしさを暴かれるから、読み進めるのがつらかったのかも、と……。そしていやらしい特権意識、他者を見下す自分の感情をきちんと自覚し、消していかねばならんと思うのです(めっちゃくちゃ難しいですが)。 読み進めるのがつらくはあるのですが、リーダビリティの高さはさすが姫野カオルコさん。辛いと思いつつ一気読みしてしまうこと請け合いです。
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『増補新版 没後10年 高峰秀子』
¥1,000
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女優・妻・エッセイストを生きた高峰秀子の2016年文藝別冊総特集を、増補新装版で単行本化。高峰関連エッセイや対談などを新増補。
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『きみは赤ちゃん』川上 未映子著
¥600
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35歳で初めての出産。それは試練の連続だった! つわり、マタニティーブルー、分娩の壮絶な苦しみ、産後クライシス、仕事と育児の両立…出産という大事業で誰もが直面することを、芥川賞作家の観察眼で克明に描き、多くの共感と感動を呼んだ異色エッセイが待望の文庫化。号泣して、爆笑して、命の愛おしさを感じる一冊。 店主S、40歳でまったくの予想外に妊娠・出産。今写真を見返すとそれなりに笑っており、きっと楽しい日々もあったと思うのです。が、やはり乳幼児育児は怒涛の日々。正直子どもがしゃべり始めた2歳になるまでは記憶がないほど大変で、特に生後3か月がすぎるまでは「こんな小さくてやわらかくて繊細なもの、育てられるわけがない!」と毎日泣き暮らしていました。そしてその3秒後に「この子は仏様がおつかわしになったんや……私がちゃんとお育てせなあかん……」と、どこのアミニズムかぶれだよ、という感じのことを考えて再び大泣き……。両親が本気で「3歳くらいになるまで、私らが引き取って育てよか」と申し出たほど精神状態がやばかったです。 でも、この本を子育て中に読んで、すごくほっとしました。寝不足で、授乳でへとへとになり、時に配偶者に怒り、保育所探しに奔走し、なんでもお金に換算するのは私だけではなかった! と。本を読みながら笑いころげ、涙をぽろっと流し、はー明日からまた子育てがんばろ、と思えました。 そしていまだに(子は小2になろうというのに)、最後の一節〈オニがこっちをみている。小さな手をふっている。なにーと言いながらオニのそばにいく……〉を読むと泣いてしまうのです(子ゆえの闇、よな……)。 すべての赤ちゃん育てしんどい期の人に贈りたい1冊です。
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『手癖で愛すなよ』犬飼愛生著
¥1,870
詩集『stork mark(ストークマーク)』(モノクロームプロジェクト出版 2018年)で、第21回小野十三郎賞(詩集部門)を受賞した詩人/エッセイストの犬飼愛生さんによる新詩集。 店主S、詩には畏怖の念を抱いています。高校時代に銀色夏生ブームがあり、ほんのちょっぴり乗っかってみたものの、詩を理解するには至らず……。 が、愛してやまない作家たちは、ほぼ全員が「詩」をいつくしみ詩作もしているのです。金井美恵子さんは小説と並行して現代詩の創作をされていましたし、町田 康さんも詩集を出版している。デンマークの作家、トーヴェ・ディトレウセンは詩人としてデビューしました。 そういえばデンマークの語学学校では、先生が「ジャーナリスト? あの人たちって締切に追われて書き飛ばすから、時々めちゃくちゃな文章あるよね。本当に言葉を考えて選んでいるのは詩人だよ」と言っていました。 新たな目で犬飼さんの詩集を読んでみると、内容はもちろん、言葉の響きの美しさ、楽しさ、面白さにも目を見張ります。ねこを飼いたいがテーマの詩、かわいくて楽しくて大好きです。 発売日 2023/08/25 出版社 七月堂 収録 21遍 表紙・題字 寺田マユミ
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『FROM THE HELL MAGAZINE volume.2』
¥1,200
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性別二元論、家父長制、異性愛規範に支配された社会で、シスでもヘテロでもないフェミニストの作者、文乃さんがこの「地獄」に抵抗し、「ここにいる」と差別に掻き消されないよう声を発信する。というコンセプトで作られた、エッセイや生存の記録としての自撮りを主な内容としたZINEのvol.2。 テーマは「絶対に生き延びてやる」。 vol.1と合わせてどうぞ!
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『FROM THE HELL MAGAZINE volume.1』
¥800
SOLD OUT
性別二元論、家父長制、異性愛規範に支配された社会で、シスでもヘテロでもないフェミニストの作者 ayanoさんがこの「地獄」に抵抗し、「ここにいる」と差別に掻き消されないよう声を発信する。というコンセプトで作られた、エッセイや生存の記録としての自撮りを主な内容としたZINEです。
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新刊『女ことばってなんなのかしら?』平野卿子著
¥946
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日本語の「女ことば」。それは日本人に根付く「性別の美学」の申し子である。翻訳家としてドイツ語・英語に長年接してきた著者が、女ことばの歴史や役割を考察し、性差の呪縛を解き放つ。
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新刊『たまたま生まれてフィメール』 小川 たまか著
¥1,980
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なんの絆か。 なんの呪縛か。 ときどきすごく滑稽に感じる。 結婚と夫婦別姓、政治とジェンダー、透明化される性犯罪被害者の声――。 性暴力を取材しつづけるライターの著者が、この国で生きる女性やマイノリティが直面する困難を問い直す、フェミニズム・エッセイ。
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新刊『女人短歌』濱田美枝著
¥2,420
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女性のために女性自身の手によって編まれた歌誌『女人短歌』。第二次大戦の敗戦直後に創刊され、48年にわたって刊行された。男性中心の歌壇のなかで結社を超えて女性たちが結束し、相互研鑽に努めた。女性歌人が活躍できる地平を切り拓いた功績は大きい。 五島美代子、長沢美津、生方たつゑ、阿部静枝、山田あき、葛原妙子、中城ふみ子、森岡貞香ら、『女人短歌』に集った歌人たちの熱き魂のリレーを追う。歌誌『女人短歌』について初めての総合的研究書。 (書肆侃侃房のHPより)
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新刊『結婚/毒 コペンハーゲン三部作』トーヴェ・ディトレウセン著、枇谷玲子訳
¥4,620
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生前も死後も、デンマークの庶民から「トーヴェは私だ」と共感をもって読まれ、愛されつづける詩人・小説家トーヴェ・ディトレウセン(1917-1976)。コペンハーゲンの貧しい労働者地域に生まれた子ども時代、高校進学を諦め、メイドやタイピストの仕事を転々とする青春時代。そして詩集出版の夢が叶い、作家としての道が開かれてゆくが、有名になるにつれ、私的な生活は混乱をましてゆく。四度の結婚と薬物依存。記念碑的三部作を一巻にして贈る。 店主Sがトーヴェ・ディトレウセンに出会ったのは、20年前のデンマーク。語学学校の教材として『Barndommens gade』を読んだのがきっかけです。よちよち歩きのデンマーク語力しかないのに、辞書を引いてでも「読みたい」と思わせる内容と筆力に衝撃を受けました。 その後、『Gift』(この作品にも収録されている『結婚/毒』)を元義母から「絶対に好きだと思う」とプレゼントされ、夢中で読みふけりました。当時、結婚生活に四苦八苦していた自分の人生と重ね合わせたり、不幸になった宇野千代だな、と勝手に思ったり。読む人それぞれに読み方があり、しかも胸に迫ってくる大傑作だと思います。 お値段は正直高い。でも、「人生の1冊」になる方も多いはず。ぜひ読んでみてください。